広い家にはどんなメリットとデメリットがある?間取りや掃除や後悔について解説!
2020/02/28
大きくて広い家は、それ自体が夢であり羨望の対象になります。将来の夢が「大きくて広い家で暮らす」という人も少なくありません。
もちろん広い家で暮らすといいことがたくさんありますが、逆に家が広いからこそ発生する問題もあります。
今回は、広い家に暮らすことのメリットやデメリットをご紹介します。広い家に住むとどんないいことがあるのでしょうか。
広い家のメリット
たくさんのメリットがありそうな広い家ですが、具体的には広い家に暮らすことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
自由に使えるスペースが多い
広い家に暮らす最大のメリットは、1人が自由に使えるスペースを広げられることです。
狭い家だと、物理的にスペースの余裕がないためどう頑張っても自由に使えるスペースを確保することができません。
ところが家が広ければ自由に使えるスペースも広がり、1人あたりのスペースも広く確保することができます。
スペースに余裕があれば、行動の自由度が高まるだけでなく、精神的にも開放感を得ることができます。
広いスペースがあるということだけで、あらゆる効果を得ることができます。
個室でプライベートが確保できる
家が広ければ、家族が多くてもそれぞれに個室を確保することができます。
部屋に応じた役割を与えることで、生活をスムーズに送ることができます。
例えば、家が狭ければ家族の食事から仕事、さらには子どもの勉強までリビングルームの一部屋でこなさなくてはいけない場合もあります。専用のスペースがなければ集中をそがれることになり、能率を上げることは不可能です。
しかし、リビングルームのほかに書斎や子ども部屋があれば、各自が作業に集中することができるようになります。
また個室があることでプライベートが確保され、精神的にも安定して生活を送ることができます。
生活するうえでプライベートは非常に重要なもので、家族であっても個々人のプライベートを確保することで快適な生活を送ることができるようになります。
好みの家具を配置できる
部屋が広ければスペースを気にすることなく家具を配置することができます。つまり部屋の広さを理由に、家具を選ぶ必要がなくなります。
十分にスペースがあれば、配置したい家具を配置したい場所に自由に配置することができます。
インテリアのセンスがある人なら、狭い家でもオシャレに使い勝手良く家具を配置することもできますが、普通の人には難しいことです。
しかし家が広ければ、選べる家具や配置方法も自由になり、インテリアのセンスがなくてもオシャレに部屋を飾ることができます。
インテリア的にも家は狭いよりも広い方が断然有利です。
社会的ステータスになり知り合いに自慢できる
家の広さを一種のステータスだと考える風潮はまだまだ根強く残っており、家が広いだけで一種のステータスとして機能します。
また家が広いということは経済的に豊かである裏付けにもなります。
広い家を持っているだけで羨ましがられるのが現実であり、広い家を持てば知り合いに自慢することもできます。
あなたが広い家を自慢するかどうかは別にして、家が広いだけで社会的な信用を得られることは紛れもない現実です。
客を自宅に招待できる
広い家には客間や応接室が用意されているのは当たり前。気軽にお客さんを自宅に招待することができます。
家が狭ければ、私的な生活を自宅の中で区切ることは不可能となり、気軽に自宅にお客さんを招待することができなくなります。
しかし家が広ければ、お客さんを招待するために私的な部分を切り離した部屋を用意することもできます。
お客さんを頻繁に家に招きたい人は、断然、狭い家よりも広い家の方が有利です。
広い家のデメリット
広い家にたくさんメリットがある一方で、昨今の家族構成に合わなくなっていることからデメリットも増えています。
不要なスペースが多い
家族が多くスペースを有効に活用できているなら全く問題はありませんが、子どもが独立するなど家族構成が変化しても大きな家に住んでいるなら不要なスペースが発生している可能性が高くなります。
住む人数に合わせて最適な間取りの家に暮らしていなければ、無駄なスペースが発生するのは当たり前です。
必要ない部屋がたくさんあれば、それだけさまざまな住宅トラブルのリスクを抱えることになります。
将来的に家族構成が変化するなら、今は使っていなくても問題ありませんが、家族が増える見通しがないなら余裕のあるスペースではなく無駄なスペースとなり続ける可能性が非常に高くなります。
必要以上に広い家に暮らすことは、それだけで住宅トラブルの原因となります。
維持管理費が莫大になる
維持管理費は家の広さに応じて必要となるのです。家が狭ければ維持管理費は少なくなり、逆に家が広ければ維持管理費は莫大になります。
家は想像以上にお金を必要とするもので、雨漏れなどで補修が必要になれば修繕費が必要になります。
また快適に生活するためには冷暖房も必要。家が広ければ冷暖房費もバカになりません。
そのほかにも毎年必要となる固定資産税や都市計画税といった各税金も家の価値に応じたものとなっているため、家が広ければ負担する税金も高くなります。
家が大きいというだけで維持管理費が大きくなるため、広い家に住むためには大きな維持管理費を負担する覚悟が必要です。
維持管理の手間がかかる
家が広ければ維持管理に必要な費用だけでなく手間もかかります。
最も問題になりやすいのが日常の掃除。人間1人が毎日掃除できる広さは15坪程度が限界とされており、それ以上、広くなってしまうと掃除する難しくなります。
家をキレイにすることだけに人生を捧げたいなら別ですが、快適に生活するための家の管理に追いかけられて、快適な生活が送れないなら元も子もありません。
一方で狭い家なら掃除するスペース自体が限られているため、掃除の手間がかかりません。ちょっとした掃除で部屋がキレイになるため、気軽にこまめな掃除ができるようになります。
日常的な管理でさえ大変なのに、大きな問題が発生すれば手間はさらにかかります。
雨漏り、設備の故障、照明の電球交換、割れた窓の修理など、家に襲いかかるトラブルは無数にあります。家が広ければ広いほどトラブルに遭遇するリスクは増え、その解決にも手間がかかります。
家が広ければ、家の問題に費やす時間も必然的に増加します。見栄を張って無理に広くて大きな家へと引っ越しした人の多くが、想像以上の維持管理の大変さに後悔することになります。
選べる物件が少ない
広い家に住みたいと思っても、そう簡単に見つけることはできません。
基本的に広い家よりも狭い家の方が数が多く、選べる物件の数は増加します。
また駅の近くなどを立地にこだわりたい場合にも、広い家よりも狭い家の方が有利。広い家は郊外に建設される傾向があるため、立地を選ぶことを難しくなってしまいます。
広い家で住みたい場合、立地に悩まされることが少なくないでしょう。
値段が高い
家が広ければ、土地の面積が広くなり、建物自体も大きくなります。立派な土地と建物には相応の値段が付けられます。
広い家よりも狭い家に暮らす人が多いのは、単純に広い家の値段が高いからです。
また広い家は値段が高いため、購入のときだけでなく売却のときにも問題となります。高額の家は売れにくく、買主を見つけるのが困難になるためです。
値段の高さは広い家の大きなデメリットと断言できます。
耐震性が低い
家が広ければ、当然ながら大きな部屋が増えるものです。また家自体の重さも重くなります。
その結果、耐震性が低下することになります。
建物は、耐震性のことを考慮しながら建設されているものですが、それでも狭いよりも広い家の方が耐震性が低くなってしまいます。
また耐震性を高めるのも難しくなり、高い耐震性のある広い家にするためには費用がかかります。
耐震性を考えれば広い家よりも狭い家の方に軍配が上がります。
家の広さではなく生活の質が大切
広い家で生活することは一種の贅沢とみなされてきましたが、価値観が変化したことで家の広さよりも生活の質が重視されるようになっています。
広い家には思わぬ問題が多い
多くの人が暮らすことを憧れる広い家ですが、実際に広い家で暮らしている人に聞いてみると憧れているような生活を送っているわけではないようで。
家が広いというだけで維持管理が大変になり、また家族構成の変化によって不要なスペースが多い場合も少なくありません。
家族構成と家の広さが釣り合っていなければ、無駄なスペースが生活の足でまといになるだけです。
家の大きさと生活が合っていないなら引越しするのが一番
もし家の広さと生活状況が合っていないなら、生活の状況に合わせた広さの家に引っ越しするのが最適です。
引っ越しする理由の多くが、転勤や離婚といったものではなく生活に合わせた住居を求めた結果となっており、生活に合わせて最適な広さの家に移り住むのは非常に自然なことです。
子どもが生まれたり二世帯住宅にする予定があるなど家族構成の変化が想定されるなら話は別ですが、もし家族構成が変わる見通しがないなら、早めに生活に合わせた広さの家へと引っ越ししましょう。
狭い家から広い家に引っ越しすることには大きなメリットがある
家族構成に合わない広い家に暮らすのは大変ですが、それ以上に大変なのが家族構成に合わない狭い家に暮らすことです。
家の大きさに対して家族が多すぎる場合には、プライベートな空間が確保できなかったり、必要最低限の家財道具を置くことができなかったりと、生活に支障をきたしてしまいます。
そんな場合には、狭い家から広い家に引っ越しすることで、生活の質を向上させることができます。
家族が増えることが想定される場合にも、あらかじめ広めの家に引っ越ししておくことをオススメします。
家が広いなら新居購入も引っ越しも売却資金で賄える
狭い家から広い家に引っ越しするのは大変ですが、広い家から狭い家に引っ越しするのはとても簡単です。
引っ越しする場合には資金が大きな問題になりますが、広い家なら高額で売却できる可能性があります。家を売却してしまえば、その資金で新居の購入から引っ越しまで行うことができます。
また広い敷地があるなら、敷地を分筆して不要な部分を売却し、売却資金で建物を減築するという方法もあります。広い家を小さくしてリフォームすることで、使い勝手をよくすることができます。
広い家から狭い家に引っ越しする方法はさまざまですが、まずは家の資産価値を把握しておくことが非常に重要です。
不動産査定サイトで家の価値を確かめる
もし少しでも広い家をどうにかしたいと考えているなら、まずは家の価値を理解しておかなくてはなりません。家の価値を調べるには不動産査定サイトを利用するのが一番です。
家が広くても価値が低い場合も
家が広ければ価値が高くなるのは当然のことですが、どれほど大きな家であっても資産価値が必ず高いというわけではありません。
不動産の価値は、立地や建物の状態、さらには経済状況によって大きく変化します。大金で購入したからといって高い値段で売却できるとは限りません。
また広い家は買い手がつきにくく、買主が現れなければ必然的に値段が下がっていきます。
そのため、家の価値を見極めるのは素人では不可能。不動産のプロに査定してもらうのが一番です。
不動産売却査定サイトで家の価値を確かめてみよう
不動産売却を考えているなら絶対に利用しておくべきなのが不動産査定サイトです。
不動産査定は、一般的に不動産業者に依頼しますが、不動産業者によって査定の基準が異なるため想定される売却価格も大きく変わります。
また不動産業者によっては物件の売買が得意な場合と仲介が得意な場合があり、そもそも不動産売買が苦手な不動産業者に査定を依頼しても信憑性のある売却価格を知ることはできません。
しかも複数の不動産業者に不動産売却の査定を依頼しようと考えても、わざわざ不動産業者を探してすべてに連絡を取るのは非常に面倒です。
そこで使えるのが不動産査定サイト。複数の不動産業者に一括で不動産査定の依頼をすることが可能となっており、複数の査定内容を比較することによって正確な不動産の売却額を知ることができると同時に、信頼性の高い不動産業者を見つけ出すことができます。
不動産売却査定サイトで家を査定するのは非常に簡単で、必要な情報を入力するだけですぐに査定を開始することができます。
不動産査定サイトのオススメ人気比較ランキングは以下から確認してください。
特にオススメの不動産査定サイトは次の通りです。
RE-Guide(リガイド)不動産一括査定
不動産サイトの老舗であるRE-Guide(リガイド)の不動産一括査定システムです。
大手を含む600社以上の不動産会社から、面倒な手続き不要の約1分間の簡単入力で、複数社へ一括で査定依頼ができます。
使い方が非常に簡単で、指示通りに売却したい不動産の情報を入力していくだけで、すぐに査定をスタートすることができます。
参加会社は独自審査を通過した会社のみで、大手の不動産業者も多いため高い信頼性を確保しています。またサービス自体も10年以上の実績があるため、安心して利用することができます。
サンヨーホームズの査定サービス
物件の購入や売却、さらにはリノベーションまで手掛けるサンヨーホームズの査定サービス。
幅広い問題に対応できるポテンシャルを持っているメーカーであるため、無料査定に関しても意向を汲んだ対応をしてくれます。
ハウスメーカーであるため、家の売却だけでなく購入やリフォームのことまで対応してくれます。
不動産を売却した後のことまで相談できるのも強み。物件の価格査定以上の相談にも対応してくれるため、とりあえず試しに無料査定を頼んでみましょう。
Smoola(スモーラ)不動産売却一括査定
全国のエリア別中古マンション・土地・一戸建ての現在の売出価格を過去数百万事例に基づき独自の計算ロジックで算出しており、透明性の高い不動産価格を知ることができます。
不動産業者の意図が介入しにくい仕組みとなっているため、非常に客観的な売却価格を見積もることができます。
中古マンション、土地、一戸建ての購入や売却を検討しているなら、まずは相場を知るためにも査定を行ってみましょう。
エリアに特化した不動産会社を紹介してもらえるため、不動産業者選びに迷っている人もオススメです。
イエイ不動産売却査定
ネット上の不動産査定では非常に有名なサービスであるイエイ不動産売却査定です。
大手はもちろん中小企業の不動産業者までカバーしており、全国の不動産の売却査定額を無料で比較できます。
無料査定依頼は1分しかからず面倒なことが不要でスピーディーに査定できます。利用者数も300万人以上となっており、気軽に家の査定をしたいならとりあえず使っておいて損はありません。
まとめ
家族構成の変化によって、生活状況と家の広さが合わなくなっている家庭も少なくありません。無駄に広い家に暮らし続けると、時間と手間がかかるだけでなく経済的にも大きな損失を被ることになります。
逆に家族構成に合っている暮らしやすい家に引っ越しすれば、無駄なく快適な生活が送れるかもしれません。
一昔前なら広い家に住んでいることが大きなステータスになっていましたが、現在ではそんな価値観を持っている人は少数派。生活の実態に合わせて最適な広さの家で快適な生活を送りましょう。