洗濯機の洗濯槽を重曹とクエン酸でカビ取り掃除する方法とは?

      2017/04/24

2017y04m23d_172911303

洗濯機の洗濯槽に溜まった汚れやカビを落とす方法といえば、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使うものが知られています。しかし酸素系漂白剤以外にも、洗濯槽を掃除する方法はあります。

今回は、口に入れても安全な重曹とクエン酸でカビ取り掃除する方法をご紹介します。




Amazonが送料無料になる秘密の裏技とは?

洗濯槽のカビとは?

洗濯機には洗濯槽という部分があり、構造的にカビが発生しやすい状態になっています。

カビは、洗剤、石鹸カス、垢、泥など、洗濯物を洗った際に出る汚れと高い湿度によって発生し、一度、洗濯槽に発生したカビは手が届きにくい場所であるため物理的に取り除くには洗濯機を分解しなくてはいけません。

洗濯槽に発生するカビは黒カビが一般的で、洗濯槽から剥がれた黒カビはまるでワカメのように浮かび上がり洗濯物にくっついてしまいます。

黒カビは汚れだけでなく臭いを発生させアレルギー、アトピー、喘息を引き起こす原因となるため、衛生的に快適に洗濯機を使おうとすれば定期的なカビ取り掃除をするしかありません。

洗濯槽のカビ取りには重曹とクエン酸が有効

洗濯槽のカビ取りには酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)が有効ですが、そのほかにも重曹(炭酸水素ナトリウム)とクエン酸も有効。重曹とクエン酸は食べることができるため、カビを除去できるだけでなく人間にも環境にも優しく安心して使うことができます。

使い方は酸素系漂白剤とそれほど変わらないため、使いやすさもポイントとなります。

重曹は、弱アルカリ性の物質で油汚れに高い効果を発揮します。洗濯槽の汚れの中には、皮脂汚れなどを取り除くことができます。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

新天然重曹(5Kg)
価格:1290円(税込、送料別) (2017/4/23時点)

一方のクエン酸は、アルカリ性の石鹸カスの汚れを落とすのに役立ちます。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

クエン酸 1kg【メール便送料無料!(代金引換・日時指定不可)】
価格:680円(税込、送料別) (2017/4/23時点)

使う道具

・重曹
・クエン酸
・ネット
・歯ブラシ
・雑巾

掃除手順

1:洗濯槽の周囲の汚れをあらかじめ歯ブラシ、雑巾を使って落としておきます。ここで汚れを落としておくことで、清掃後の雑菌・カビの発生を防ぐことができます。

2:40℃~50℃くらいのお湯を洗濯槽の高水位まで入れます。お風呂の残り湯を利用しても構いません。

3:重曹300g、クエン酸300gを洗濯槽へ投入します。シュワシュワと発泡しますが、これは重曹とクエン酸が反応して二酸化炭素が発生することで起こる現象です。

4:洗濯機を2~3分回して、重曹とクエン酸が洗濯槽全体にいきわたるように撹拌します。

5:浮かび上がってきた黒カビはネットですくって取り除きます。

6:8時間程そのままの状態で置いて黒カビが取れるのを待ちます。8時間後に再び撹拌をしてカビを浮き上がらせたら取り除きます。

7:時間を置きながら撹拌とカビの除去を繰り返し、カビが出なくなるまで続けます。

8:ある程度のカビが取り除けたら汚水を排水して、すすぎと脱水を水が綺麗になるまで繰り返します。洗濯槽の汚れ具合にもよりますが、目安は10回程度です。

ここでは重曹とクエン酸を同時に入れる方法をご紹介しましたが、別々に入れても高い効果を発揮します。

3の重曹とクエン酸を入れるタイミングで、クエン酸は入れずに重曹だけで洗います。その後、8の段階で汚水を捨てた後に水を溜めてクエン酸を投入。3分ほど撹拌してから8時間置きます

8時間後にクエン酸が全体にいきわたったら、最後にすすぎと脱水を数回繰り返せば終了です。

またクエン酸の代用品として酸性の酢を使うことも可能。ただし酢はクエン酸よりも酸が弱いため、1回の掃除で500ml使いましょう。

洗濯槽のカビを防ぐ方法は?

洗濯槽のカビ取りの時期、頻度の目安

できるだけこまめにカビ取りを行えば、汚れが溜まることもありません。洗濯機の使用頻度にもよりますが、理想は3か月に1度、少なくても半年に1度はカビ取りをしましょう。

また湿度が上がる梅雨時期にはカビが大量発生するため、カビ取りを行うことが非常に有効。1年に2回の場合、6月の梅雨前と12月の年末大掃除でカビ取りをすると良さそうです。

カビが大量発生する前に、カビを取り除くことでカビの発生を最小限に防ぐことができます。

日ごろから注意すべきポイント

ポイント1

カビは洗剤を糧にして繁殖するため、洗剤を大量に使うことで発生しやすくなります。洗濯時には洗剤の使用量を守ることで溶け残りを防ぎ、カビの発生を抑えることができます。

ポイント2

カビは高い湿度でも繁殖しやすくなるため、洗濯機のフタを開けて洗濯機内の湿度を下げることを心がけましょう。洗濯機が置かれている脱衣所の換気をして風通しをよくすることも効果的です。

ポイント3

洗濯する衣類を直接、洗濯機を入れることも控えましょう。湿った衣類が洗濯機に入っていることで湿度が上がります。汚れた衣類は洗濯カゴへと入れて置き、洗濯機に衣類を入れるのは洗濯するときだけにします。

ポイント4

洗濯後には、できるだけ早く洗濯物を洗濯機から取り出しましょう。脱水後にも洗濯物には大量の水分が含まれているため、洗濯機内の湿度を上げる要因となります。また湿った洗濯物は雑菌が繁殖しやすく、洗濯槽の汚れや臭いの原因となります。

まとめ

普段しない洗濯槽の掃除をするのは面倒ですが、洗濯槽を清潔にすれば普段の洗濯の効果が高ります。また洗濯槽の汚れは臭いや病気の原因にもなるため定期的にすることが大切です。

掃除方法もそれほど難しくなく、慣れれば簡単にできるようになります。梅雨入り前、そして年末にはぜひ洗濯槽のカビ取りをしてみましょう。

 - 家電・アイテム, ライフハック・ノウハウ, 洗濯機 , , , , , , , , , ,