通話定額プラン(かけ放題オプション)に強い格安スマホ・格安SIMのオススメ人気比較ランキング 2022-2023
2019/10/17
格安スマホ・格安SIMを選ぶときに重要なポイントになるのが通話定額プラン(かけ放題オプション)。通話料を抑えたいときに使える通話定額プラン(かけ放題オプション)ですが、一方でそのほかの料金プランとの兼ね合いもあり一概にどの通話定額プラン(かけ放題オプション)が優れているのか判断するのが非常に難しくなっています。
そこで今回は、主要な格安スマホ・格安SIMの中から厳選した通話定額プラン(かけ放題オプション)に強い格安スマホ・格安SIMのオススメ人気比較ランキングをご紹介します。
各社の格安スマホ・格安SIMサービスの概要の一覧表は、以下の記事を参照してください。
各社の格安スマホ・格安SIMのかけ放題オプション概要の一覧表は、以下の記事を参照してください。
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通話定額プラン(かけ放題オプション)に強い格安スマホ・格安SIMの選び方のポイント
通話定額プラン(かけ放題オプション)に強い格安スマホ・格安SIMを探すときには、どのようなポイントに注意しなくてはいけないのでしょうか。
これまでの通話料と通話時間の確認
最初に確認しなければいけないのが、これまでに使っていた通信費の中の通話料と通話時間の確認です。
かけ放題オプションは定額制となっているため、一定以上の通話をしていない人にとってはかけ放題オプションに入ることで損になる場合があります。
一般的に国内通話料は20円/30秒となっています。
オプションによって料金は多少異なりますが、10分のかけ放題オプションの料金は850円前後が平均的な水準となっています。
そのため1カ月の通話料が850円、もしくは通話時間が21分以上ならかけ放題オプションに入ることで通話料を減らすことができる可能性が高くなります。
ただし多くの格安SIMで専用アプリを使うことで通話料を半額にできるサービスが展開されているため、通話料を半額にできるアプリが使用できる環境なら、通話時間は42分以上の場合に通話料を減らすことができる可能性が高くなります。
1カ月あたりにどれくらいの通話時間があり、どれくらいの通話料を支払っているのかしっかりと確認しましょう。
通話時間は平均3分以下
調査によって、スマホの電話ユーザーの通話時間の平均時間は3分以下であることが判明しています。
多くの場合は、ちょっとした連絡や用件を伝えるために通話を利用しており、長電話をする人はそれほど多くないことが分かっています。
一般的には通話時間の平均時間が3分以下ということを知っておけば、無駄に制限時間の長いかけ放題オプションを選ぶ失敗を防ぐことができます。
料金プランとサービス
どれだけ優れたかけ放題オプションを提供していても、そのほかの部分に問題があるなら意味がありません。
かけ放題オプションだけでなく、料金プランや通信速度など総合的にMVNO(格安スマホ・格安SIMを提供している会社のこと)のサービスを評価するようにしましょう。
ただし良質なかけ放題オプションを提供しているMVNOは、その料金プランやサービスも優れている傾向にあることは留意しておきましょう。
通話アプリとの兼ね合い
通話利用を中心にガラケーを使っていた人が、ガラケーからスマホに乗り換えるときにかけ放題オプションを選ぶ場合も少なくありません。
そんなガラケーからスマホへの乗り換え組が忘れがちなのが通話アプリの存在です。
スマホなら、ガラケーで使うのが難しかったLINEなどの通話アプリを利用することができます。使い勝手の良さから電話の代わりにLINEを使うことも少なくありません。
通話アプリで通話を行った場合、基本的にはインターネットを介してデータ通信を行うため通話料はかからずデータ通信容量が消費されます。
そのため通話アプリを中心に使うことで通話時間を減らして通話料を削減することも可能です。
もし通話アプリを最大限に利用するなら、かけ放題オプションに入る必要がないかもしれません。通話アプリの存在をしっかりと理解しておきましょう。
かけ放題オプションの制限時間
NTTドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアが提供しているかけ放題オプションは、時間無制限の本当のかけ放題となっています。そのため時間を気にせず電話することができます。
ところがMVNOのかけ放題オプションは、多くの場合は時間の制限があり、制限時間を超えた場合には超過分の通話料が別途請求させる仕組みとなっています。
制限時間はオプションによって異なり、3分間、5分間、10分間、無制限と大きく4つに分けることができます。また制限時間が長くなるほどオプション料金が高くなる傾向にあります。
かけ放題オプションを選ぶときには、最適な制限時間を見つけることが大切です。
専用アプリの利用
かけ放題オプションの多くが、MVNOが独自に提供している専用アプリを使って通話をすることでかけ放題オプションが利用できるというサービスを展開しています。
専用アプリを使うことで、制限時間以降の超過分の通話料が通常の半額である10円/30秒となるサービスも多く、お得に通話が利用できるものとなっています。
一方で専用アプリを使うには面倒や手間がかかったり、アプリの不具合などの問題でかけ放題オプションが思うように使えないというケースもあります。
かけ放題オプションで専用アプリの使用を求められる場合には、専用アプリの使いやすさや安定性もしっかりと確認しておきたいところです。
電話回線とIP電話
かけ放題オプションの中には、通常の電話回線を使わずIP電話を使用しているMVNOもあります。
IP電話は、通常の電話回線ではなくインターネットを経由してデータをやり取りする方式で、一般的な電話と通話アプリを合わせたような仕組みとなっています。
IP電話は低価格でサービスを利用できる反面、通話品質が低く通話が途切れたり言葉が明瞭に聞こえなかったりという問題点もあります。
通話の品質にこだわる場合には電話回線、料金の安さを優先するならIP電話。自分の目的に合ったかけ放題オプションを選びましょう。
各社の格安スマホ・格安SIMサービスの概要の一覧表は、以下の記事を参照してください。
各社の格安スマホ・格安SIMのかけ放題オプション概要の一覧表は、以下の記事を参照してください。
通話定額プラン(かけ放題オプション)に強い格安スマホ・格安SIMのオススメ人気比較ランキング
ここからは通話定額プラン(かけ放題オプション)に強い格安スマホ・格安SIMのオススメ人気比較ランキングをご紹介します。
通話定額プラン(かけ放題オプション)の内容だけでなく、料金プラン全体の評価、通話の品質、料金の安さ、使い勝手の良さ、口コミの評判などを総合的に判断してランク付けしています。
5位:LINEモバイル
MVNOとオプション名 | 通話時間 | オプション料金 | 通話方式と品質 | 時間超過分の通話料 |
LINEモバイル
10分かけ放題 |
10分以内 | 880円/月 | アプリ使用
通常の電話回線 |
10円/30秒月
(通常の半額) |
・10分かけ放題(880円/月):月額880円で10分以内の国内通話がかけ放題になる。
LINEモバイルで提供されている通話オプションは、10分かけ放題オプションだけとなっています。
サービス内容は優れているものの、オプション料金自体は平均的な水準から30円ほど高くなっており、LINEモバイルの10分かけ放題オプション自体は優れたサービスとはいえません。
それでもLINEモバイルが選ばれる理由は、基本となる料金プランが優れていることと人気SNSのデータ通信容量がカウントされないカウントフリーにあります。
人気SNSがカウントフリーになっているため、通話アプリであるLINEもデータ通信容量が不要。そのためちょっとした用件を伝えるときの通話はかけ放題オプションで済ませ、雑談などの長電話はLINEで補完するという使い方ができます。
LINEをうまく活用することで10分以上の通話の超過が発生しにくく、なおかつ不便なく有効に10分かけ放題オプションを利用することができます。
口コミの評価
・電話番号での通話は、仕事先、家族が殆どで、友達などはLINE電話ですが、頻度は少ないです。音質などは特に問題は感じません。
・通話はLINE電話のみ使用していますが、通話しやすくなりました。
・いつでも電話を利用すれば、半額で通話ができるし請求が基本料金とまとめてくるので便利。
LINEモバイル(ラインモバイル)の格安SIMの料金プランのメリットとデメリット
4位:イオンモバイル
MVNOとオプション名 | 通話時間 | オプション料金 | 通話方式と品質 | 時間超過分の通話料 |
イオンモバイル
イオン電話10分かけ放題 |
10分以内 | 850円/月 | アプリ使用
通常の電話回線 |
10円/30秒月
(通常の半額) |
イオンモバイル
050かけ放題オプション |
無制限 | 1500円/月 | IP電話 | - |
・イオンでんわ10分かけ放題オプション(850円/月):「イオンでんわ」から発信することで10分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題となる。
・050かけ放題オプション(1500円/月):050IP電話で時間と回数無制限で国内通話ならかけ放題となる。
イオンモバイルには、10分かけ放題オプションとIP電話による時間と回数が無制限のかけ放題オプションが用意されています。
10分かけ放題オプションは、サービス内容も料金設定も平均的水準となっており良くも悪くもありません。
また無制限のかけ放題オプションは、IP電話であるため通信品質が高くはありませんが、料金は低めに設定されており月額1500円で使用できるというメリットがあります。
かけ放題オプションを1つしか提供していないMVNOの場合には、かけ放題オプションが合わないというだけの理由で格安SIM自体を乗り換える必要性に迫られる可能性があります。
しかしイオンモバイルは、10分かけ放題オプションと無制限かけ放題オプションの2つのかけ放題オプションを提供しているため、10分かけ放題オプションへの加入後に通話時間を伸ばしたい場合や無制限かけ放題オプションへの加入後に通じ感を縮めたいときに、格安SIMを乗り換えることなくオプション切り替えで対応できるのが最大の魅力です。
イオンモバイルは、基本的な料金プランの細かさや料金設定が優れているためかけ放題オプション以外の部分でも高く評価することができます。
口コミの評価
・通話に不便はありません。IP電話を活用しながら使用していますが、比較しても音声はクリアです。
・通話はほとんどしませんが通話時はG-CALLのアプリから電話をしています。音質は通常の電話と何ら変わりなく、通話料が半額なので良いです。
・050IP電話をAEONにて契約しました、月額で通話し放題で複数端末登録が可能のため家族4台インストールし、電話をかけるときはこちらのアプリを利用しています。
・通話品質は思ってた以上によく、ブルートゥースで車のナビとも接続し通話することも可能でした。
イオンモバイルの格安SIMの料金プランのメリットとデメリット
3位:IIJmio(みおふぉん)
MVNOとオプション名 | 通話時間 | オプション料金 | 通話方式と品質 | 時間超過分の通話料 |
IIJmio(みおふぉん)
1回の通話が短い人向けオプション |
3分以内 | 600円/月 | アプリ使用
通常の電話回線 |
10円/30秒月
(通常の半額) |
IIJmio(みおふぉん)
1回の通話が長い人向けオプション |
10分以内 | 830円/月 | アプリ使用
通常の電話回線 |
10円/30秒月
(通常の半額) |
・1回の通話が短い人向けオプション(600円/月):月額600円で3分以内の通話が回数無制限でかけ放題になる。
・1回の通話が長い人向けオプション(830円/月):月額830円で10分以内の通話が回数無制限でかけ放題になる。
みおふぉんには時間別で2種類のかけ放題オプションが用意されています。
2つのオプションの違いは通話できる制限時間の長さと料金で、それ以外の部分に関しては基本的に同じです。
1回の通話が短い人向けオプションは、3分と短い時間ながら月額600円と低価格で利用できるのが特長。かけ放題オプションでこれ以上安い料金設定はありません。
また1回の通話が長い人向けオプションに関しても、月額料金は水準より低くなっておりかけ放題オプションの中では安い料金設定となっています。
時間の異なる2種類のかけ放題オプションを選ぶことができ、なおかつ料金設定が安いため優れたサービスといえます。
みおふぉんは、au回線とドコモ回線が選べたり、料金プランが安かったりとかけ放題オプション以外にもすばらしい点がたくさんある格安SIMであるため、かけ放題オプションと総合的に評価すればオススメできる格安SIMとなります。
口コミの評価
・みおふぉんダイアルはまったく問題ないですね。クリアな音声で通話できます。
・通話の品質と電話の繋がりやすさは普通のキャリアの通話品質と変わらず、通話時間さえ気を付けていれば問題ありませんでした。
・私は問題を感じたことはない。
・通話は頻繁ではありませんが、みおふぁんダイアルアプリで通話します。それまでの080通話と全く変わりなく不便はありません。通話料も安く利用しやすいと感じてます。
・つながりやすさに不自由は全くない。
IIJmio(みおふぉん)の格安SIMの料金プランのメリットとデメリット
2位:楽天モバイル
MVNOとオプション名 | 通話時間 | オプション料金 | 通話方式と品質 | 時間超過分の通話料 |
Y!mobile(ワイモバイル)
料金プランに組み込み |
10分以内 | - |
通常の電話回線 |
20円/30秒月
|
Y!mobile(ワイモバイル)
スーパーだれとでも定額 |
無制限 | 1000円/月 |
通常の電話回線 |
- |
・料金プランに組み込み:10分以内の通話なら回数無制限でかけ放題になる。
・スーパーだれとでも定額(1000円/月):月額1000円で回数無制限で国内通話がかけ放題になるオプション。
ワイモバイルは、音声通話SIMの料金プランの中にあらかじめ10分かけ放題オプションに相当するサービスが盛り込まれています。
その内容は、10分以内の通話なら回数無制限でかけ放題になるというもので、アプリ不要で使うことができますが10分を超過した通話料に関しては通常通りの20円/30秒の通話料が発生します。
またスーパーだれとでも定額オプションを利用すれば、月額1000円で回数無制限で国内通話がかけ放題になり、超過分の通話料が高いというデメリットを打ち消すことができます。
スーパーだれとでも定額は月額1000円と他社のサービスと比較して安く思えますが、基本となる料金プランに10分かけ放題オプションに相当する料金があらかじめ上乗せされているため、実質的には2000円程度の料金となることに注意が必要です。
ワイモバイルの料金設定は、他社とは異なる料金体系であるうえに割引サービスが複雑に入り混じっているため評価するのことが難しいですが、総合的に考えても他社と比べて安くなっています。
また大手キャリアであるソフトバンクがサービスを運営しているため通信網も万全。キャリア並みの通話品質を維持しているのも高評価となるポイントです。
口コミの評価
・通話品質については3Gでの通話ですが音質は普通ですね。10分間の無料通話で今のところ追加料金なしで使用しています。
・通話は繋がりやすく問題なし。
・10分無料なので基本は電話番号利用なのですが、中にはLINEしか知らない人もいるのでたまに利用します。音声が若干遅れるような感じに聞こえることもありますが、無料と割り切るしか無いですね。通話品質はまあまあでしょうか。
・何の問題もなく通話できています。
1位:Y!mobile(ワイモバイル)
MVNOとオプション名 | 通話時間 | オプション料金 | 通話方式と品質 | 時間超過分の通話料 |
楽天モバイル
楽天でんわ5分かけ放題 |
5分以内 | 850円/月 | アプリ使用
通常の電話回線 |
10円/30秒月
(通常の半額) |
楽天モバイル
楽天でんわ かけ放題 |
無制限 | 1000円/月 |
通常の電話回線 |
- |
楽天モバイル
スーパーホーダイ |
5分以内 | 2980円/月
(料金プランとセット) |
アプリ使用
通常の電話回線 |
10円/30秒月
(通常の半額) |
・楽天でんわ5分かけ放題 by 楽天モバイル(850円/月):5分以内の通話ならかけ放題になる。
・楽天でんわ かけ放題 by 楽天モバイル(2380円/月):無制限で通話がかけ放題になる。
・スーパーホーダイ(2980円/月):通信速度最大1Mbpsに加えて5分以内の通話ならかけ放題になる。
通話オプションに非常に強いのが楽天モバイル。通話オプションで格安SIMを選ぶなら、まず楽天モバイルから確認するべきです。
楽天モバイルには、3つの通話オプションが用意されています。
1つ目の楽天でんわ5分かけ放題は、専用アプリを使うことで5分以内の通話ならかけ放題になるというオプション。料金設定は他社とそれほど変わらず、超過分に関しては通常の半額になります。
2つ目の楽天でんわ かけ放題は、無制限のかけ放題オプションで基本となる料金プランと自由に組み合わせることができます。
3つ目のスーパーホーダイは、通信速度最大1Mbpsに加えて5分以内の通話ならかけ放題になるという料金プランで、月額2980円で使用することができます。
選べるかけ放題オプションが豊富なことに加えて、料金プランとの組み合わせ次第で通話とデータ通信容量のバランスを自由に変えることができるため、自分に合った最適な料金プランを見つけることができます。
取り扱っているスマホ端末が豊富なうえに、格安SIMとスマホをセットにした格安スマホを購入することで割引されるためスマホ初心者にピッタリです。
ガラケーからスマホへと乗り換えを検討している人には、とても使いやすいオススメのMVNOです。
口コミの評価
・楽天でんわ5分間かけ放題の加入が必須の端末を割引で購入しました。使いましたが問題なく使えます。
・通話の繋がりやすさは以前に契約していたドコモと変わらない感じ。料金は、5分過ぎると高くなるので、時間が気になるが、値段的には満足。
・楽天でんわアプリを利用して通話していますがまったく問題ありません。以前、同じドコモ系の格安SIMのところで通話が切れて(JRの高架付近や高圧電線の近くなど)非常に不自由しましたが、楽天電話にしてからは場所を選んだりする必要がなくなり大変助かってます。
・通話は問題なく使用できます。音声も今までと同じく使えています。
・通話の品質は全く気にならないレベルです。無料通話を契約していないので、あまり使用しないようにしています。
Y!mobile(ワイモバイル)の格安SIMの料金プランのメリットとデメリット
まとめ
かけ放題オプション選びは、格安スマホや格安SIMを選ぶうえで非常に重要な要素となります。
各社がユニークな料金プランに加えてさまざまなかけ放題オプションを提供しているため、どれを選べばいいのか分かりにくくなっています。そのため、面倒でも主要なMVNOが提供しているかけ放題オプションについては一通り見ておくことオススメします。
料金プランとかけ放題オプションを総合的に判断して、実情に合った最適な格安SIMを見つけましょう。
各社の格安スマホ・格安SIMサービスの概要の一覧表は、以下の記事を参照してください。
各社の格安スマホ・格安SIMのかけ放題オプション概要の一覧表は、以下の記事を参照してください。