魅力的な投資先に乗り換える投資戦略の5つの有効性とは?売り時と買い時を自動で最適化!

   

道でヒッチハイクをする男性

株式投資を実際に行ってみると、株の売り時と買い時を見極める必要があるという非常に難しい問題に直面します。銘柄の選定も重要で難しいですが、それと同じくらい重要で難しいのが売買のタイミングです。

株の売買のタイミングを見極める方法はたくさんありますが、その中でもシンプルで効率的に資産を運用できる方法が魅力的な投資先に乗り換えるという投資戦略です。魅力的な投資先に乗り換えるだけで、最適な投資タイミングで自動的に投資できるようになります。

今回は、基本戦略に据えたい魅力的な投資先に乗り換える投資戦略の5つの有効性を解説していきます。売り時と買い時を自動で最適化していきましょう。




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1.割安な株を買うことができる

魅力的な投資先に乗り換える投資戦略とは、ファンダメンタルズ分析からポートフォリオ内の割高な株を見つけ出して売り、新たに市場から見つけてきた割安な株を買うという戦略です。この方法を用いれば、ポートフォリオのリバランスをしながら資産を増やすことができます。

魅力的な投資先に乗り換える投資戦略を行う有効性のひとつが割安な株を買うことができることにあります。

割安な株を見つけやすい

割安な株とは、企業の本質的な価値よりも低い株価となっている株のことであり、平均回帰性によって価値と価格が収斂すること前提にすれば株価の上昇を見込むことができる株ということになります。

そのため割安な株を手に入れれば、企業に大きな問題が発生して価値が毀損しない限りは時間が経てば株価は上昇すると想定できます。

ところが企業の価値を正確に見極めることは難しく、何かを基準にしなければおおよその価値さえ判断することは困難です。

魅力的な投資先に乗り換えるという戦略を実践する場合、投資家の中で魅力的な投資先という判断基準が存在することになり、逆説的に魅力的ではない投資先も判断することができるということになります。

つまり魅力的な投資先を見つけ出した時点で割安な株を見つけ出すための判断の基準を持つことができるということです。

魅力的な投資先というファクターを通すことで、分かりやすく割安な株を見つけ出せるようになります。

相対的な比較から判断できる

魅力的な投資先が割安な株につながる大きな理由が相対的な比較による判断があるからです。

基準となる数字があれば分かりやすく明瞭な判断が下しやすくなります。

たとえばリンゴだけが100円で売られていても、それが高いのか安いのか判断することはできません。しかしミカンが1000円で売られていれば相対的に安いと判断することができ、メロンが10円で売られていれば相対的に高いと判断することができます。

ポイントになるのが尺度の違い。本来であればリンゴとミカンとメロンは異なる果物であるため値段が違うのも当たり前にも思えますが、お金を通じて価値を比較することで正確には分からなくても大まかには比較的安いか高いかの判断を下しやすくなります。

手持ちの株が割高であってもそれだけでは割高とは判断することが難しく、市場で見つけた株が割安であってもそれだけでは割安とはなかなか判断できません。しかし手持ちの割高の株と市場の割安の株を比較すれば、手持ちの割高の株と市場の割安の株を入れ替えることでポートフォリオの価格は同じであっても価値は向上するかどうか直観的に判断しやすくなります。

世の中には無数の株があり、その株価は日々変動しているため、割安の株を見つけ出すことは簡単ではありません。しかし手持ちの株と市場の株の比較をすれば、自分の資産を価値あるものにできる株を見つけやすくなります。

割安な株を見つけられなければ乗り換えない

魅力的な投資先に乗り換える投資戦略では、株を売買するタイミングだけでなく株を売買しないタイミングも見計らうことができます。

もし割安の株を見つけることができず、持っている株の株価が上昇しているとなると、それは持っている株の株価だけでなく価値も上昇しているということになります。

価値が上昇している株は株価が上がっている理由だけで手放すのは馬鹿げており、相対的に割安な株を見つけられないことでポートフォリオのリバランスが不要であると判断できます。

割安な株を見つけられないということは割安な株はなく割安な株を買えないということであり、不用意に株価が高く価値のある株を売って株価が安いだけの価値のない株を買ってしまう愚行を防ぐことにつながります。

2.割高な株を売ることができる

魅力的な投資先に乗り換えて銘柄を入れ替えることで、割安な株を買うだけでなく割高な株を売ることもできます。

株を売るタイミングを見計らないのは非常に難しいですが、相対的に比較して株を売ることで株価がピークに近い水準で株をスムーズに売ることができます。

良い株でも割高なら売る

もし企業の価値が十分に高く永久保有しておくだけの株があっても、極端に割高になっているなら売ってしまったほうが大きなリターンを得ることができるのは当たり前のことです。

企業価値が低くてもそれ以上に値段が安い株ならお買い得であるのと同様に、企業価値が高くてもそれ以上に値段が高いなら売り時であると考えられます。

企業価値以上に株価が上昇していれば、平均回帰性によっていつか株価が下がることになり、もし株価が下がらなくても企業価値が株価に追いつくまで株価が上昇しない可能性もあるからです。

どれほど優れた企業であっても妥当な価格以上になっていれば割高ということになります。割高になっているなら絶好の売りタイミングです。

代替となる投資先を見つけることができる

もし割高な株を売ったとしても、売ってしまった優良銘柄の代替となる株がなければ次の投資先に困ることになります。現金として持っておいても運用益を得ることができず、新たな投資先が優良銘柄ほど魅力的な投資先となるかは分かりません。

しかし投資先を乗り換える場合には、投資先と比較して株を売買するため失敗が少なく、現金として持たないため常に効率的に資金を運用することができます。

株価が十分に高い水準にあるという理由だけで株を売ってしまうと思い付きや焦燥など感情的に振舞ってしまうことにつながりますが、代替となる投資先を見つけてから株を売却すれば計画的に株を売ることができるようになります。

もし手持ちの株の株価が高くても魅力的な株であり代替となるような投資先が見つからないないとすれば、現時点では手持ちの株を投資先のままにして株の保有を続けることが最善となります。投資先を変えるのは、投資先を変えるメリットが投資先を変えないデメリットを上回った場合だけしか許されません。

あらかじめ投資先を見つけてから株を売却すれば、計画的で理性的な株式投資を実践することができます。

現金比率を高めておくこともできる

もし投資先として現金が魅力的だと考えられる場合には、現金に投資して現金比率を高めておくこともできます。

現金は非常に優秀な投資先であり、現金にしておくことで株価の乱高下から資産を一時的に安全なところへと退避させることもできます。

現金を投資先ととらえることができれば、状況に応じて売却した資金の全てを新たな魅力的な投資先に投資せずに、部分的に現金として保有しておくという戦略も実践できます。

特に株価だけが以上に膨らんでいるバブル期には、投資先として現金を選ぶというのは非常に優れた戦略となります。

3.幅広い投資先を探すことができる

銘柄を入れ替えるためには、幅広い投資先から銘柄を探すことになります。偏見や固定観念を持たず、さまざまな投資先に目を向けることによって魅力的な投資先を見つけ出すことができます。

特定の国にこだわらない

情報不足や絶対的地位などを過信して特定の国のみに投資している投資家は少なくありません。

日本の投資家なら日本株が基本であり、そのほか米国株に投資している人も少数ながら存在します。

しかし投資先を中国、東南アジア、インド、ヨーロッパなどにまで広げている人はほとんどいません。

今後の世界的な経済成長を考えると、日本やアメリカだけにこだわって投資することにはデメリットしか存在しません。

実際に投資するかは別として、投資先を世界に広げることによってより多くのチャンスを掴むことができるはずです。

株式投資だけにこだわらない

投資というと株式投資を連想する人が多いですが、株式投資だけにこだわる必要もありません。

株式が投資先として魅力的あることは間違いありませんが、状況によっては不動産や債券といった投資先にも大きな魅力が生まれます。

投資先を広げる意識があれば、株式投資だけにこだわらずにさまざまな投資先に目を向けることができるようになり、大きな利益を得ることができるかもしれません。

現在保有している資産を入れ替えることを前提にして投資先を探すことで、より幅広い投資先に意識を向けることができます。

リスク分散効果を得られる

投資先を分散することには、リスクを抑えるという目には見えない効果もあります。

特定の国だけに投資すれば国単位の問題によって大きな損失が発生し、株だけに投資先を絞れば企業の業績によってダメージを受けることになります。

幅広い地域の幅広い投資先に投資すれば、リスクを限定することができるため致命的な損失を避けることができます。

分散して投資することは投資の王道ですが、関連性の低い投資先に幅広く分散することでリスク分散効果を高めることができます。

4.特定のトレンドから逃れられる

株式市場では、数年から数十年にわたって特定のトレンドが発生することも珍しくありません。株価が下落を続けるトレンドが発生したり、極端に株価が上昇し続けるトレンドが発生すれば、投資妙味が失われてしまうこともあります。

そんなときには、根本的な投資先を変えることでトレンドから逃れることもできます。

バブル相場からの退避

資産を大きく失う原因にもなりかねないバブル相場。株価が急激に上昇すると、売り時を見誤って大損失を被ることもあります。

暴落後にも株を保有し続ければ損失を逃れるかもしれませんが、再び株価が上昇するまでどれほどの時間がかかるかは誰にも分かりません。

そんなときにも魅力的で割安な投資先を見つけることができれば、行き過ぎた株価の上昇に乗って暴落による大損失を被る前に利益を確定してバブル相場から賢く抜け出すことができます。

次の投資先が割安なら、バブル相場で大きな利益を得ながら割安で株を仕込むことができます。

衰退する国から発展する国へ

世界中の投資先を見ていれば、急激な成長を続けている国を見つけることもできます。急激な成長をする国に投資できれば、資産を大きく増やすことができます。

しかし国単位で多くの投資家が注目している場合、すでに投資先としての魅力が失われている可能性が高く、資産も割高になっている恐れがあります。

投資先を分析していれば、明らかに割安の水準で放置されている銘柄を見つけることができますが、割安な銘柄が集中している国を見つけることができれば、その国自体が発展しながらも多くの投資家からは過小評価されていると判断できます。

情報が少なかったり政治的な問題を抱えていたりと割安な理由はたくさんありますが、将来的にクリアできそうな問題なら投資先の候補となります。

また割高な株を持っている場合、その国自体が多くの投資家から注目されすぎて資金が流入し、投資妙味が失われていることがあります。そんなときには割高な株を売って割安な株に買い替えることで、衰退する国から発展する国に資本を移すことができます。

トップダウンで判断するだけでなく投資先の株価の水準から魅力的な国を見つけるボトムアップの分析によって、多くの投資家とは違った判断を下すことができます。

不動産や現金にも逃げられる

株式市場は広く経済全体に影響を与えますが、株式市場だけで顕著に発生するトレンドも存在します。そんなトレンドによってダメージを被りそうなときには、投資先を見極めることで不動産や現金などにも逃げることができます。

投資先の種類によっては一方が魅力的ではないときにもう一方が魅力的なこともあります。そんなときには株式以外を投資先に選ぶことでトレンドによるダメージを軽減することができるかもしれません。

投資先の候補を増やせばそれだけ魅力的な投資先を見つけられる可能性は高まり、致命的な損失を免れやすくなります。

株式はほかの資産に大きな影響を与えるものの、資産の価値は同じように変動するとは限らず、金のように株式とは逆相関している資産も存在します。

投資先を探し出すことは、逃げ道を増やすことにもつながります。

5.自動的に最適化された投資判断を下せる

投資判断を下すことは時間と労力を要する作業であり、最適なタイミングで株を売買するためには複雑なルールや先見性も求められます。

しかし魅力的な投資先に乗り換えるというルールを基本にすれば、自動的に最適な売買タイミングで決断を下すことができるようになります。

市場の原理が働く

高いものを売って安いものを買うというのは、まさに市場の原理を体現した判断です。

あれこれ難しいことを考えるよりも、市場の原理に任せてしまった方が優れた判断を下すことができる可能性は高まります。

高いものを売って安いものを買うというシンプルな原則は理に適っており、優れた成果に期待することができます。

世の中で通用している原理を活用することになります。

シンプルで分かりやすい

株式の売買には多くの時間と労力を要します。

株式を実際に売買することには大した時間も労力も必要ありませんが、それらを決定するまでには見えない時間と労力がかかるものです。

企業の本質的価値から株価が高すぎたり安すぎたりしていないかを見極め、さらに周辺の情報を集めて株を売買するのに妥当なタイミングなのかを見極めなくてはいけません。

しかし魅力的な投資先に乗り換えるというシンプルなルールに従えば、タイミングを見計らう時間や労力を軽減することができます。省くことができた時間や労力を別の生産的な方向に活用することができます。

運用する資金が少なければ少ないほど費用対効果が減少するため時間や労力をかける意味が失われますが、魅力的な投資先に乗り換えるというルールを基本にしておくことで少額の資産運用でも時間と労力に見合った成果に期待できます。

投資先を探し続ける必要はある

魅力的な投資先に乗り換えるルールによって時間や労力を省くことができても、乗り換えるために必要となる新たな投資先探しは続ける必要があります。

魅力的な投資先に乗り換えるという戦略では、魅力的な投資先を積極的に探すことが資産を守るために重要な要素となるため、投資先を見つけることができなければ気付かないうちに機会損失を被ることになってしまうからです。

個別の銘柄の状況をひたすら監視して適切な売買タイミングを見計らうという労力を新たな投資先探しに振り分けることで利益の拡大を目指すことはできますが、全体として株式投資に必要となる時間や労力を大幅に省けるわけではないことは分かっておかなくてはいけません。

まとめ

理屈では分かっていても実際にやってみると困ることが多いのが株式投資の売買のタイミングやアセットアロケーションです。徹底的に分散を勧める意見もあれば、分散しすぎずに銘柄を絞ることで各企業の状況を把握して判断することを勧める意見もあり、どのような手法や戦略を採用すればいいのか分からず困っている人もいるはずです。

そんな人は、基本戦略として魅力的な投資先に乗り換えるというシンプルな戦略を採用することで、自分なりの投資ルールを作り上げることができるはずです。

割安株を長期保有することを目指すバリュー投資家にとっては、魅力的な投資先に乗り換えるという投資戦略は投資の大きなヒントになるはずです。

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