成り行き注文ではなく指値注文で株式投資すべき5つの理由とは?価格決定権を持ち能動的に株を買え!

   

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株を買うときの注文方法には、市場の株価で株を買う成り行き注文と自分が指定した株価で注文して指定の株価に到達したタイミングで決算される指値注文の2通りがあります。

投資家の中には、指値注文が分かりにくく面倒なため成り行き注文で株を買っている人もいますが、本当に株式投資で成功したいなら絶対に成り行き注文ではなく指値注文を選ばなくてはいけません。

今回は、株式投資をするなら絶対に知っておくべき成り行き注文ではなく指値注文で株式投資すべき5つの理由をご紹介します。価格決定権を持ち能動的に株を買うことが非常に大切です。




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1.思わぬ高値掴みを防ぐことができる

成り行き注文をすると、現在の株価で売買が行われることになります。つまり株価が上がっているタイミングなら、高値で株を買っていくことになります。

その結果、思わぬ高値掴みをしてしまうことになります。

成り行き注文は優先的に株を買える

成り行き注文をすれば、優先的に株を買えるためできるだけ早く株を買うときには有効な注文方法です。値段に関係なく現在の市場の株価で株を買えるからです。

優先的に株を買える一方で、買値を決めることはできません。

市場でどのような値付けをされていても、注文した株数に到達するまで買い続けることになります。

成り行きで株を買う場合には、自分が決めた値段ではなく市場が決めた値段に従って株を買うことになります。

冷静さを失っている

あえて成り行き注文を選んで株を買っている場合、冷静さを失っている可能性があります。

成り行き注文でできるだけ早く株を買おうとしているということは、株価が上昇しているため早く買うことで割安に買えると思っているということです。

つまり株を買うことを焦らされているということです。

株を買うことを焦っていれば冷静さを失っている可能性が非常に高く、正常な判断を下せていない可能性があります。

そのため焦りによって割高の株を割安だと思って急いで買ってしまう可能性が高く、結果的に失敗する可能性も高くなります。

成り行き注文を選ぶ時点で、絶対に株を買うことを見送れないと思って株を買うことを決めてしまっているため、冷静さを失って適切な株価を見誤っている可能性があります。

売り注文が少なければ高値になる

株は売りと買いが均衡する点で売買が成立します。そのため買い注文に対して売り注文が少なければ、少し株を買っただけで大きく株価が上昇してしまうことがあります。

成り行き注文をすれば、売り注文の中から安値の順番に連続して株を買っていくことになります。そのため成り行き注文でたくさんの株を一度に買うと、安値の売り注文がすぐに尽きて高値の売り注文に対して売買が成立していくことになります。

取引量が多ければ買おうと思っていた株価から大きく乖離した値段になることはあまりありませんが、取引量が少なければ思わぬ高値で株を買わされることになります。

取引量が少ない小型株を買う場合には、成り行き注文が致命的な損失を引き起こす可能性も否定できません。

2.証券会社に都合よく利用される

成り行き注文は、買値を決定せずに購入することを了承することを意味します。証券会社はこの隙に付け込んで、思い通りに注文を通すことで利益を得ようとします。

つまり証券会社に都合よく利用されることで、投資家は損をすることになります。

売り注文に合わせられる

成り行き注文をすれば、売り注文と突き合わされて売買価格が決定されます。つまり売り注文に合わせて売買が成立するということになります。

取引量が多く狙い通りに近い株価で取引できた場合にはそれほど気にならないかもしれませんが、本質的には相手の言い値で株を買っているのと同じということになります。

たとえばリンゴを買うときを想像すれば、値段の上限を決めて買うというのが当然のことです。100円なら買いたいものの150円以上は出せないというふうに思案するものです。

そのためリンゴを買うときには、値段を見て100円で買えるなら買うというふうに判断するはずです。まさに値段を決めて買う指値注文と同じです。

ところが成り行き注文でリンゴを買うとなると、いくらでもいいからリンゴを1個売って欲しいと相手にお願いするようなものです。相手は1000円と言おうが2000円と言おうが、相手の言い値で買わなくてはいけません。

もちろん株式市場にはたくさんの売り注文があるためここまで極端に買いたい株価と実際の取得価格が乖離することはありませんが、本質的には相手の言い値で買うことが成り行き注文であるということを分かっておきましょう。

不利な取引を強いられる

もし指値注文と成り行き注文の2つがあれば、指値注文が優先されるのは当たり前です。

成り行き注文を処理してから指値注文に合わせて売り注文を処理すれば、指値注文がすべて処理できなくなる可能性がありますが、指値注文に合わせて売り注文を処理し、残りの売り注文に対して成り行き注文を処理すればすべて処理できる可能性が高まるためです。

つまり成り行き注文は、株を買うことを最優先にするために余計な費用を支払っているということになります。

成り行き注文は証券会社に搾取を合法的に認めさせる許可証のようなもので、成り行き注文があるからこそ証券会社は大口顧客に有利な取引を行ったり、ほかの証券会社と注文を分け合わずに自社の顧客間で取引を行わせて買い手と売り手の両方から手数料を得られます。

成り行き注文を出した時点で、どのように処理されるかはすべて証券会社に委ねられたことになります。そして証券会社は成り行き注文を出した投資家の利益ではなく証券会社自身の利益を最優先に取引を行うのは自然な流れです。

流動性の低い場合には大きな損失になる

成り行き注文が出される理由は、不利な取引であっても概ねの取得価格が想定の範囲内に収まるからです。そのため投資家は確実に株を買うことを優先して成り行き注文を利用します。

ところが流動性が低く取引量が少ない株の場合、思わぬ高値で株を買うことになるかもしれません。

流動性が低いため売買される株の数が少なく、取引が成立しにくい状況なら指値取引が優先されることで取得価格が高くなってしまう可能性が高まります。

取得価格が高くなってしまえば損失が発生することにもなります。

流動性の低い株を買いたい場合には、指値注文が通りにくいため成り行き注文で確実に株を買いたいと思うかもしれませんが、気付かないうちに思わぬ損失を被ってしまう可能性があることを考慮しておきましょう。

3.自分で取得株価を決められる

指値注文をすれば能動的に株の取得価格を決めることができます。自分で株の取得株価を決定できるだけでなく能動的に株を買うことで、株の買値に責任を持つことができます。

自分で取得株価を決めることには大きな意味があります。

取得株価の理由が必要になる

指値で株を買うとなると、なぜその値段で株を買うのかという明確な理由が必要になります。

成り行き注文で株を買えば雰囲気で株を買うこともできますが、指値注文なら買値を決めるための理由を考えることになります。

買値を決めるためには状況を冷静に分析してファンダメンタルズ分析で株の価値を見つけることになり、勢いで株を買ってしまうのを防ぐことができます。

取得株価の理由が必要になれば、一度、頭を冷却して株価と向き合い無謀な投資を避けることにもつながります。

能動的に株を買って責任を明確にする

株を買うときの理由を明確にして、自分の意思で株を買うことで株価に責任を持つことができます。株価が上昇しても下降しても学ぶことができます。

株価が上がれば株を買った理由と株が上昇した理由を合わせて考えることで、自分の判断の正しさを見極めることができます。株価が下降したときにも、自分の判断力を見つめ直すことができます。

能動的に自分で株価を決めて株を買うという決断を下すことで、株に対して能動的に振舞うことができます。受動的になってしまうと市場に振り回される株式投資では、とにかく能動的に振舞うことは非常に重要です。

株価について敏感になる

株式投資で成功するためには、良い銘柄を選ぶだけでなく安く買うことも非常に重要です。どれだけ優れた銘柄であっても高値で買ってしまえば儲けることはできません。

株式投資において株価は非常に重要な要素ですが、浮かれて投資をしていると株価に無頓着になってしまいます。

しかし指値をして能動的に株を買い、株価にしっかりとした理由を見つけることができれば、株価に敏感に反応して投資できるようになります。

指値注文をすることで、株価を強く意識できるようになります。

4.曖昧な意思決定を防ぐことができる

指値注文をする場合、とにかく企業や株価と向き合うことになります。能動的に振舞うことが求められ、論理的な理由が必要になります。

指値注文で株価と向き合うことになると曖昧な意思決定を下すことができなくなります。

指値注文で急いで株を買うのを防ぐ

株価が急激に上昇しているようなタイミングでは、とにかく少しでも早く株を買いたくなるものです。その結果、株価は気にせず少しでも早く株を買うために成り行き注文で株を買ってしまうことになります。

しかし急いで株を買うと冷静さを失ってしまい損をすることが少なくありません。

指値注文で株を買うためには、企業を分析して妥当な株価を算出し、現在の株価の動きを鑑みて適切と思える株価を設定する必要があります。

指値注文で指値を決めていれば、一息つくことができるため冷静さを取り戻して思いとどまることにもつながります。

急いで株を買うのを防ぐことができるのも指値注文の魅力です。

感情的な投資を抑える

株式投資では感情をコントロールすることが重要です。指値注文によって感情的な投資を抑えることにもつながります。

指値によって冷静さを取り戻すことができれば株を買うときにも株を売るときにも論理的な株価に基づいて取引できるようになります。

株価が極端に下がって絶好の買い時であっても恐怖によってなかなか株を買うという決断を下せない場合も、指値で納得できる株価を導き出すことができれば冷静に買うことができます。

指値によって客観的な判断を組み込むことで、その場その場で大きく揺れ動く感情的な投資を抑えることができます。

曖昧な決断ができない

明確な数字にすれば、曖昧な決断が許されなくなります。

ダイエットで考えれば分かりやすいかもしれません。たとえば痩せたいという抽象的な考えではなく、1年で10kgの減量を目標にして1日に10㎞のランニングを欠かさずやるというような具体的な数字に落とし込めば、しっかりと決断して行動に移すことができます。

株式投資には規律が必要であり、規律には数字が必要です。数字を入れることで曖昧さを取り除き曖昧さに振り回されることもありません。

曖昧な決断でなんとなく株式投資をしているなら、指値注文を積極的に取り入れるべきです。

5.指値注文でも成り行き注文のように株を買える

指値注文を使えば、どうしてもすぐに株を買いたいときに株を買えないと思っている人も少なくありません。

ところが実は、指値注文の使い方を工夫することで成り行き注文のように株を買うことは可能です。

上限を現在の株価より高く設定する

指値注文を行う場合に、上限を現在の株価よりも高く設定すれば現在の株価で株を買っていくことができます。

たとえば株価が100円のとき、105円の指値注文で株を買えば100円の株価で105円を上限に株を買うことができます。

100円で注文数を処理することができれば100円で株を取得することが可能です。

現在の株価よりも高い金額で指値注文をしたからといって、指値の金額まで株価が上がるまで株が買われないというようなことはありません。

上限を決めれば不用意な高値掴みを防げる

指値注文で現在の株価の株を買っていく最大の魅力は、取得価格の上限を決めることができることです。

株価が急激に上昇している場合や注文数が少ない場合には、成り行き注文によって予想以上の高値で株を買わされることもあります。

しかし指値注文であれば、上限が決まっているためそれ以上に株価が上昇したときには注文が通らないため取得価格の上限を設定することができます。

つまり使い方を理解して工夫すれば、指値注文は成り行き注文の上位互換として活用することができます。

まとめ

いざ株を買うときに悩んでしまう成り行き注文と指値注文。株の取引回数が少ない場合には、成り行き注文と指値注文の違いも分からず怖くなってしまうこともあります。

実際に株を買う前には、間違わないように成り行き注文と指値注文の違いを理解しておきましょう。

そしてできるだけ指値注文を使うようにして、能動的な意思決定を下せる投資家となりましょう。

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