投資が恐ろしいときこそ投資する逆張り投資の5つの注意点とは?間違った銘柄選びで大損害に!

   

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世界一の投資家であるウォーレン・バフェットは「他人が貪欲であるときに恐れ、他人が恐れるときにのみ貪欲であること」と語っており、バリュー投資家なら絶対に知っておかなくてはいけないことです。

株式投資の基本である安いときに買って高いときに売るためには、割安株を買うことは必要不可欠であり、株価が大きく下落しているタイミングは逆張り投資の大チャンスとなります。

しかし投資が恐ろしいときこそ投資する逆張り投資であっても、とにかく安くなっている株を買えばいいというわけではありません。

今回は、投資が恐ろしいときこそ投資する逆張り投資の5つの注意点をご紹介します。間違った銘柄選びで大損害を被ることを知っておきましょう。




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1.個別銘柄ではなく株式市場全体が下がったときに投資する

逆張り投資では株価の大幅な下落で株を買うことが重要になりますが、安心して買える場面は個別銘柄の株価が下落したときではなく株式相場全体が下がったときです。

個別銘柄が下落している場合には、回復不可能な大きな問題を抱えている場合も少なくありません。貪欲に株を買うときには、相場全体を見渡すようにしましょう。

問題がなくても引っ張られて株価が下落する

株式相場全体が下落する場面で安心して株を買える理由は、問題を抱えている株はもちろん問題を抱えていない株も株価が下落するからです。

下げ相場になると個別の企業の業績に関係なく株価が下落することになり、業績の悪い企業だけでなく業績の良い企業まで株価が大幅に下がってしまいます。

株価は景気に大きな影響を与えるため、株価が下がれば景気が悪化する可能性もあります。業績の良い企業も景気後退局面に突入すれば業績が悪化してしまう可能性はあります。

しかしそんなときこそチャンスです。

業績が良くビジネスには全く問題がないのに株価だけが著しく下がっているなら割安で株が売られているということになります。

企業自体に問題がなくても周囲に引っ張られて株価が下落する場合があり、そんなときこそ株を購入する大きなチャンスになります。

個別銘柄の株価が下がる場合には理由がある

相場全体が下がる場合ではなく個別の企業の銘柄が下がる場合には、企業自体が問題を抱えている場合が少なくありません。

業績が低迷していたり、不祥事が発生したり、合併や多角化によって組織が再編されたりする場合、今後の不透明感が強まり株価が大きく下がる場合があります。

もし株価が下落する原因となった問題を解決できるなら割安な株ということになりますが、解決できないような大きな問題が発生しているなら業績の回復や株価の上昇を見込むことができません。

個別銘柄の株価が大きく下落している場合には、株価が大きく下がる理由があります。もし企業分析によって株価が下がっている原因を特定し、さらに企業が問題を乗り越えることができると判断できた場合には、ほかの投資家が躊躇している間に株を買っておきましょう。

相場が下がり個別銘柄が問題を抱えれば株価は大きく下がる

相場全体が下がっている場面で、個別銘柄自体も問題を抱えている場合、株価は極端に下がります。

複数の問題が重なって発生すると業績が大きく低迷してしまい倒産する可能性も高まります。そのため株価は大きく下がります。

そんな株価が極端に大きく下がっているときは大チャンスにもなります。下げ相場に加えて複数の問題によって株価が大きく下落していれば、より一層割安感が高まります。

多くの投資家が売っている株を買うのは恐ろしいものですが、そんなときこそ逆張り投資の大チャンスとなります。

もし企業分析の結果、危機を乗り越えて業績を回復させることができる可能性が高いと判断できるなら、思い切って投資をするべきです。

2.下がった株価が必ず上がるとは限らない

株価が大きく下落した場合、株価の下落は一時的なもので時間が経てば株価が回復すると考えてしまいます。しかし下がった株価が必ず上がり元通りになるとは限らないことも覚悟しなくてはいけません。

業績が回復しないと株価も回復しない

基本的に大きく下がった株価は企業の業績が回復しなければ上がりません。

ほかの株が値上がりすれば、つられて株価が上昇することもありますが、基本的にはその企業の業績と株価は収斂してきます。

その理由は、株が企業の細部であるためです。企業を分割したものが株であるため、株価が上昇するためには企業価値の上昇が必要不可欠になります。企業価値の上昇は、企業がどれだけ効率的に儲けられるかで決まります。

企業の業績が回復しなければ株価も回復しないため、逆張り投資をする場合には業績が回復することを確信できる銘柄に投資しなくてはいけません。

配当金や企業の資産に目を向ける

企業の業績回復だけに頼って投資をするのが難しい場合には、配当金や企業の資産にも目を向けてみましょう。

たとえば株価が上昇しなくても配当金が維持されれば、配当金によるリターンで利益が担保されます。配当利回り10%なら、株価がどれだけ下がろうが10年後には購入した株の代金を配当金で回収することができます。

また企業が潤沢な資産を持っていれば、最低でも企業の資産と同等のレベルまで株価は上昇するはずです。企業が倒産しても残された資産が莫大なら、清算後に購入した株以上の価値を受け取ることができるはずです。

株価が企業の資産を下回ったタイミングで購入する投資手法はネットネット投資と呼ばれており、企業が持つ資産を担保にすることで損失の発生を防ぐことができる投資となります。

もちろん配当金を目当てにしていても配当金が減配される可能性はあり、ネットネット投資においても計上されている資産が実際には簿価より少ない場合もあるため必ず安心とはいえませんが、逆張り投資をする場合には配当金や資産に目を向けることで最悪の事態を避けることはできます。

最後には倒産する可能性もある

どれだけ割安でたくさんの株を買っても、倒産してしまえば意味がありません。

どれだけ大きな数字であっても0をかけると0になります。

株価が大きく値下がりしているからといって株を買ってしまうと、株価が上昇せず利益が発生しないどころか投資した資金を回収できなくなってしまう可能性もあります。

多くの投資家は、企業の倒産を恐れて割安な株にも手を出しません。逆張り投資をする場合には、そんな多くの投資家が逃げ出す場面で突っ込み、恐怖に打ち勝つ必要があります。

逆張り投資をする場合には最後には倒産する可能性もあることを肝に銘じなければいけません。

3.安心できる優良銘柄を選ぶ

逆張り投資を実践するときには、優良銘柄を優先的に選びましょう。

そもそも逆張り投資をする時点でリスクを冒している可能性があるため、安心できる優良銘柄でなければ長期的に保有するのが難しくなってしまいます。

業績が回復する可能性が高い

優良銘柄の多くは確かな実績を持った企業です。強みを持ったビジネスを展開していて優れた利益率を実現しています。

強固なブランドや地域独占によって価格決定権を持っていることが多く、一時的に業績が低迷しても回復するスピードも速く傾向にあります。

人間で考えれば分かりやすいかもしれません。健康な人間と不健康な人間が病気になった場合、病気から回復しやすいのは健康な人間です。

同じように企業も最初からしっかりしている企業と不安定な企業なら、業績回復のスピードも大きく違ってきます。

当然ながら業績回復スピードが速ければ株価の上昇スピードも速くなります。株価が短期間で回復すれば利回りが高まるため、総合的なリターンも大きくなります。

株価の回復スピードを考慮すれば、利回りを高めるためにも優良銘柄に優先的に投資するべきです。

体力がある

優良企業は財務基盤が盤石であり、ちょっとしたことでは倒産することがありません。

信用もあるため融資を受けることも可能であり、ピンチに陥っても助けてもらえる可能性があります。

極端な逆張り投資をする場合に恐ろしいのが企業の倒産ですが、優良銘柄なら倒産リスクを抑えることができるため最悪の事態を避けることができます。

業績が悪化していても資産と信用を持っている企業なら難局を乗り越えられる可能性が高まります。

安心して保有できる

優良銘柄を選ぶ最大の理由は安心感です。優良銘柄なら安心して保有できます。

株式投資は、経済的な側面だけでなく心理的な側面も重要になります。どれだけ論理的に問題がなくても精神的に耐えられないことは続けることはできません。

たとえば自動車よりも飛行機の方が事故を起こす可能性が低いため安全性は高いですが、飛行機が怖くて乗れない人はたくさんいます。

バンジージャンプは安全性が確保されていますが、単純に恐怖が勝るため挑戦できない人はたくさんいます。

つまりどれだけ安全であっても恐怖心を抱いてしまうと続けることができないのが人間です。不安が大きくなり恐怖に襲われると株を底値で狼狽売りしてしまうことになります。

安全はもちろん安心であることも逆張り投資では重要になります。優良銘柄以上に安心して保有できる株式がないことを考えれば、優良銘柄を選ぶことには大きな意味が生まれます。

4.本質的な環境の変化に目を向ける

過去を参考にすることは大切ですが、過去がそのまま未来になるわけではありません。本質的に環境が変化して過去の常識が通用しないこともあります。

株価の暴落の原因が本質的な環境の変化である場合、企業自体に問題がなくても復活が難しい可能性が出てきます。

ライフスタイルが変化する

ある日突然、ライフスタイルが一変してしまうということはあり得ない話ではありません。それまで常識だったことが次の日から非常識になることもあります。

これまでは外出することもお店でご飯を食べることもライブイベントで盛り上がることも飛行機に乗って旅行することも当たり前でしたが、ウイルスのパンデミックによって家から出ることが難しくなってしまうこともあります。会社に通勤して会社のデスクで仕事をすることも仕事終わりに飲みにケーションすることも非常識なこととして認識されることもあります。

それほど極端な話ではなくても、インターネットが普及したことでお店ではなくネット通販で商品を買う人が増加しており、これもライフスタイルの変化です。

経済活動は多岐にわたるため、何が原因で人々のライフスタイルが変化するのかは分かりません。もしライフスタイル自体が変化してしまい、これまでの古い習慣が新しい習慣に取って代わられるのなら、古い習慣に根付いたビジネスを展開している企業は終わりを迎えることになります。

産業構造が変化する

産業構造の変化も本質的価値に大きな影響を及ぼします。

技術の進歩によってインターネットが普及したことでネット通販が隆盛を迎え、実店舗の売り上げが落ちているのも産業構造の変化が影響しています。

また過去には写真フィルムメーカーのコダックが隆盛を極めましたが、デジタルカメラやスマートフォンの普及でカメラやフィルムで写真を撮ることがなくなってコダックも消え去りました。

産業構造の変化によってブームが過ぎ去り斜陽産業になってしまうと株価が復活しない可能性は高まります。

急激に変化する

本質的な環境の変化に時間がかかるなら回避することも可能ですが、大きな問題になるのが急激な変化です。

本質的な環境の変化が急激なものなら回避することは非常に難しくなってしまいます。逃げ遅れる投資家が増えるどころか、株価が急激に下落したことで買い増した逆張り投資家は大ダメージを受けることになります。

もし急激な変化が発生し、状況を分析して理解できない場合には、逆張り投資は慎重に行わなければいけません。

5.少額投資による小さな成功には意味がない

逆張り投資をする場合には、リスクを抑えるために少額投資をする投資家も少なくありません。

少額投資は投資を勉強するためには素晴らしいものですが、儲けるためには愚策です。

小さな成功には意味がなく、少額しか投資できない不安な状態ならそもそも逆張り投資には挑んではいけません。

全財産を突っ込めないなら1円も突っ込めない

投資をするときには、基本的には利益を得られる可能性が高いことを確信していなければいけません。それこそがギャンブルと投資の大きな違いです。

もし逆張り投資をしようとしている銘柄に大きな金額を投資できないなら、その銘柄を買うことに不安な要素があるということです。

そんな不安な状態では、小さな金額を投資しても不安な状態が続いてしまいます。そして投資の結果、儲けることができてもそれはただギャンブルに勝ったというだけです。

金額の大小に関係なく、儲けられる確信がないなら投資してはいけません。極端にいってしまえば、全財産を突っ込めないなら1円も突っ込んではいけないということです。

逆張り投資を実践する場合には、金額に関係なく勝ち目のある状態で投資するべきであり、もし不安な要素があるなら投資に踏み切るべきではありません。

少額では儲けても損失になる

逆張り投資を行う場合、知性と精神力が試されます。本能に逆らった決断が求められます。

多くの投資家が売っている資産を買うということは、多くの投資家とは異なる判断を下すことになります。

自分を納得させて株を買い保有を続けるためには、企業を徹底的に分析して優位な点を見つける必要があります。これらは時間と労力を要する作業です。

そのため逆張り投資では、ただ儲けるだけでなく費やした時間と労力を上回る成果が必要になります。つまり大きな利益を得られなければ時間と労力を費やす価値がないということです。

また失敗したときのことを考えれば、勝つときには大きく勝っておかなくてはいけません。

逆張り投資では、数多くの銘柄に分散して投資するのではなく、自分が完全に理解できる事業を展開している深く分析できる企業に絞って集中的に投資しなくてはいけません。

練習で少額投資するのはアリ

逆張り投資では儲けるために銘柄を厳選して大きく投資する必要がありますが、練習として少額を投資するのは良いことです。

少額投資をするべきではないのは儲けることが前提の場合。逆張り投資の練習として少額を投資すれば、本能と逆らう決断による精神的な揺らぎを経験できるかもしれません。

最初から逆張り投資をすることが難しいなら、まずは少額投資をしてみるのもいいかもしれません。

まとめ

ボラティリティが大きくなれば逆張り投資で大きなリターンを得られるチャンスがやってきます。

長期的な視点で見れば、株価が20%以上下落した場面で株を買っておけばほとんどの場合で割安で株を買うことができるはずです。

ただし逆張り投資で成果を出すためには短期的な株価の変動に耐えるだけでなく、銘柄の選定にも力を入れなくてはいけません。

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