株価大暴落の流れを理解できる5つのポイントとは?暴落の歴史から今後に備えよう!

   

ドル紙幣の前で電話をしながら頭を抱えている暴落を悩む男性

株式投資では、できるだけたくさんの情報を集めることが重要であり、事実から普遍的な法則を見つけることで勝率を上げることができます。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉からも分かる通り、歴史から学ぶべきことはたくさんあります。

株価の大暴落についても歴史から学べるものはたくさんあります。株価の推移を予測することはほとんど不可能ですが、過去の株価の大暴落を知ればどのような流れで大暴落が起こるのかが分かり、現在の状況と過去の状況を比較することで今後の株価の変動について心構えをもつことができます。

今回は、株価大暴落の流れを理解できる5つのポイントをご紹介します。暴落の歴史から今後に備えることで、何が起こっても右往左往せずに冷静沈着な判断を下すことができます。




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1.行き過ぎた株価の上昇が崩れてバブルが崩壊する

大暴落は株価が極端に上昇している状態で起こります。そのため大暴落が起こる前には長期間のバブル期が存在していたことになります。

行き過ぎた株価の上昇によって楽観的だった見通しが崩れて急激に株価が下落しバブルが崩壊します。

株の本質的価値と株価の乖離

バブル期には株価が右肩上がりで上昇を続けます。すると多くの投資家が楽観的になるため、大した価値のない株を高い値段で買うようになります。

株価が上昇しているときには、株の価値と値段が乖離していても株を買えば儲かるため気にせず買う投資家が増えます。

そのため株の本質的価値と株価の乖離が大きくなっていき、いつの間にか株の価値から明らかにかけ離れた株価が設定されてしまうことになります。

株価が大きく上昇した状態が続いているなら、その時点でバブルは最高潮に達しており、大暴落がいつ起きてもおかしくない状態となっています。コップの水が表面張力によってかろうじて溢れていないような状態です。

大きな出来事が引き金となってバブルが崩壊する

バブルが崩壊して大暴落が起こるときには、大きな出来事が引き金となることも少なくありません。

絶対に潰れないと思われていた大きな企業が倒産したり、金融システムに重大な問題が起こったりと象徴的な出来事が起こります。

大きな出来事が引き金となって大暴落が起こった場合には、象徴的な出来事から「○○ショック」と命名されることも少なくありません。

ただし大きな出来事は大暴落の引き金となるだけで、短期間で暴落が終わるわけではありません。さまざまなところに問題が波及するため暴落は長期にわたります。

なんとなく株価が下がり始める

大きな出来事が引き金となって発生する暴落が多いですが、中にはなんとなく株価が下がり始めることもあります。

象徴的な出来事もなく、投資家たちが正気に戻って株を売りだすことで株価の下落が起こります。株価の下落が始まると、株価が下がる前に売り抜こうと考える投資家が増えていき、株価の下落に歯止めがかからなくなってしまいます。

大きな出来事が暴落の引き金になることもあれば、なんとなく株価が下がり始めて止まらなくなってしまうこともあります。

2.株価は一度に下がらず乱高下を繰り返して下がる

大暴落というと急激に一方的にひたすら株価が下がり続けるようなイメージがありますが、実際には乱高下気を繰り返しながら株価は下がっていきます。

一番底だけでなく二番底や三番底が存在することを頭に入れておきましょう。

大きく下がると大きく上がる

株価というものは大きく下がると大きく上がるものです。急激に株価が下落すると反発して株価が上昇します。

株価が下がると反発を予想して株を買う投資家が出現し、買いが優勢になったところで株価が上昇します。

株価が大きく下がったところで安いと考える投資家は必ず現れます。どこまでも株かが下がり続けるということはなく、反発を狙って株を買う投資家の出現によって株価は乱高下します。

また大暴落が起こると状況が不安定になるためボラティリティが大きくなります。ボラティリティの増大によって、株価が上がるか下がるか分からないどちらに転んでもおかしくない状態となります。

二番底、三番底がやってくる

株価は乱高下しながら下がっていきます。一直線に底まで落ちて暴落が終わるということはありません。

そのため一番底の次には二番底や三番底がやってきます。一番底よりも二番底や三番底が深い場合もあれば、一番底が最も大きく株価が下がる場合もあります。

もちろん一番底だけで終わるような暴落もありますが、通常は二番底や三番底がやってきます。

そもそも一番底で終わるような暴落は大暴落とは呼ばず、二番底や三番底がやってこなければ大暴落と呼ばれる水準まで株価が下落しません。

大暴落と呼ばれる水準は、株価がピークの30%以上は下がります。

もし二番底や三番底がやってこないとすれば、それは大暴落と呼ばれるような暴落ではありません。

何番底までやってくるか分からない

大暴落では二番底や三番底がやってきて株価は乱高下を繰り返しながら下がっていきます。しかし株価がどこまで下がるのかは誰にも分からず、何番底までやってくるか分からないものです。

株価が十分に下がって上昇を開始したからといって再び下がらないとは限りません。

また過去のチャートを見ると下がる株価が小さくなっているように見えますが、実際には株価全体に対してどれだけ株価が下がっているのか重要となります。株価が下がると少しの株価の下落でも割合としては大きなものになります。

何番底までやってくるか分からないのが大暴落であり、多くの投資家が二の足を踏んで投資できない状況になります。

3.実体経済にダメージを与えながら株価は下がる

大暴落が発生した当初は、ただ単純に株価が下がるだけです。株価が下がるだけでは、多くの人にはそれほど影響を及ぼしません。

ところが時間が経つと株価の下落がさまざまなところに波及していき実体経済を蝕みます。実体経済が落ち込むことで企業の業績が低迷していき、さらに株価が下がり続けることになります。

株価の下落がさまざまな影響を与える

株価が下落すると時間差で実体経済に対してさまざまな影響を与えます。

株価は景気の指標となっているため、株価が下がると景気が悪くなる兆しとなります。すると企業が引き締めを開始するため、世の中のお金が回りにくくなります。

銀行が貸し渋るようになれば資金繰りが悪化して事業の存続が難しくなります。すると従業員が解雇され、さらに状況は悪化していきます。

株価の下落から景気後退局面に突入することがほとんどで、景気が悪くなれば実体経済に大きなダメージを与えることになります。

時間が経ってから状況が判明する

株価が下落し始めてもすぐに景気が悪くなるわけではありません。また景気が悪くなっていても、すぐに数字に表れるわけではありません。

企業は1年間に4回の決算を行い、業績を発表します。この決算の発表によって、企業の業績や状況が明るみに出ます。

決算が悪ければ株価にも影響を与えます。業績の悪い企業の株価が下がるのは当然のことです。

そのため株価の暴落が起こってから時間が経って株価が上昇に転じていても、決算によって業績が発表されることで再び株価が下落するということが起こります。

後追いの情報で二番底や三番底が形成される

株価が乱高下を繰り返しながら落ちていくのは、後追いで情報が開示されるからです。

経営状況が即時に発表されることはなく、現状はあくまで予想しかできません。そのため業績が発表されたときに予想よりも悪い数字が出れば悪材料となります。

また株価が暴落していく過程で景気が悪化していくため、経営を取り巻く状況も悪くなっていきます。想定以上の悪条件が出てきて多くの投資家が混乱することで株を投げ売りするようになり株価は転げ落ちていきます。

後追いの情報が出てくることが二番底や三番底が形成される理由であり、簡単には株価の底値を見極められない理由でもあります。

4.暴落期間は1年から5年

後追いの情報が暴露されることで株価は断続的に乱高下を繰り返しながら下がっていきます。そのため暴落期は簡単には終わりません。

短い場合も株価の下落が始まってから1年ほどは暴落期が続き、長いときにはダラダラと5年ほど株価が下がり続けることもあります。

好材料が悪材料を上回るまで下がり続ける

株価は好材料があれば上がり、悪材料があれば下がります。そのため悪材料がある限りは株価が下がり続けることになります。

暴落期には次々に悪材料が出てくることになります。悪材料が出ることで株価が下落し、株価が下落することで実体経済がダメージを受け、実体経済がダメージを受けることで新たな悪材料が生まれるという悪循環に陥ります。

悪循環にはまり込むと次々に悪材料が出てくるため株価は下がり続けることになってしまいます。想像以上に暴落期が長い理由にもなります。

株価暴落の引き金があれば暴落期は短い

株価が暴落する原因となる象徴的な出来事が存在する場合、株価は急激に下落するものの暴落期は短くなります。

株価下落の引き金が悪材料であるため、悪材料が明確になっているからです。株価下落の引き金となった問題が解決されれば、悪材料の大きな部分が消え去るため比較的早い段階で株価が上昇します。

ただし悪材料が複雑化すれば株価暴落も当然ながら長引くことになります。

株価暴落の引き金なければ長くダラダラ下がり続ける

株価が暴落するときに引き金らしい引き金がなくダラダラと株価が下がり始めれば、そのまま株価は長期にわたってダラダラと下がり続けることになります。

株価が下落する明確な理由がなく、ただ単純に株価が高すぎたと感じた投資家が多かったことから株価が下がり始めれば、分かりやすい悪材料も好材料もないためひたすら下がり続けることになります。

株価の上昇と下降を繰り返しながら長ければ5年も株価が下がり続けるため、投資家には非常に苦しい状況が続くことになります。

5.悪材料がすべて出し尽くされてから株価の回復が始まる

株価の回復が始まるためには悪材料がすべて出し尽くされなければいけません。

株価暴落の原因となった悪材料はもちろん、暴落によって引き起こされた悪材料も解決されなければ、疑心暗鬼になっている投資家たちはなかなか投資しようとしません。

増え続ける悪材料

バブル期には多くの投資家がリスクを見落とした状態で投資をしています。投資をするときの前提条件の設定はバブル期の状態を想定しており、当然ながら暴落期の状態を想定して投資をしていません。

たとえばバブル期で好景気の状態の企業の売り上げを前提として投資をしていた場合、暴落期で不景気になれば計算が狂うことになります。売り上げが半分になってしまえば、利益どころか赤字を垂れ流すような状態となってしまいます。

するとそれまで悪材料ではなかったものが悪材料となります。好景気のときは企業の成長のエンジンだった大量の店舗が不景気になれば赤字を生み出す足枷となってしまいます。

前提条件の変化によって悪材料は増え続けることになり、見落としていたリスクが次々と顕在化していきます。

悪材料がなくなっても株価は停滞が続く

暴落期にはバブル期に見落としていた悪材料が次々に浮かび上がってきます。悪材料が増え続ける状況となるため、投資家たちも疑心暗鬼になってしまいます。

ようやく悪材料を出し尽くして安定した状態が訪れても、疑心暗鬼になっている投資家たちは簡単には投資しません。まだリスクが隠れていると考えてなかなか投資しようとはしません。

そのため株価が回復する状況が論理的に整えっていても、投資家心理の影響でなかなか株価が上昇しない状況が続きます。

暴落期の株価の停滞が買い時

暴落期は投資家が大儲けできる大きなチャンスですが、判断を間違えてしまえば大損失を被る場面となります。

焦ってしまうと株価が暴落してからすぐに株を買ってしまうことになり、投資家心理に振り回されれば底値を打って上昇を始めても株を買えない状態になります。

ここまで株価の大暴落の流れを見れば、株価が底を打ってから停滞しているときがもっとも安全に株を拾えることが分かるはずです。

暴落期の株価の停滞が買い時であると心得ておきましょう。

まとめ

株価の大暴落は10年に1度の頻度で訪れるため、長く株式投資をしていれば必ず大暴落に遭遇します。大暴落を避けることはできません。

大暴落に遭遇したときに大暴落の流れを理解しているか理解していないかでは判断に大きな差が出てくるはずです。

実際に大暴落で痛い目を見て学ぶのではなく、あらかじめ大暴落の流れを知っておくことでピンチをチャンスに変えることができるはずです。

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