他人の株式投資の助言を信じてはいけない5つの理由とは?想像力は決断力を奪う!

   

聞き耳を立てる女性

株式投資をしているとさまざまな情報が耳に入るものです。自分でも情報を集めようとするため、他人の株式投資の助言に耳を傾けてしまうものです。

しかし株価が上昇や下降を予想する株式投資の助言が本当なら、わざわざお金儲けできる情報を他人に無料で与えるでしょうか。間違いない情報なら他人に情報を与えずに自分で儲けるのではないでしょうか。

今回は、他人の株式投資の助言を信じてはいけない5つの理由をご紹介します。想像力は決断力を奪うため、株式投資の初心者は他人の株式投資の助言に振り回されます。




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1.株価の未来を予測することはほとんど不可能

大前提となりますが、株価の未来を予測することはほとんど不可能です。まったく予測できないということはありませんが、ほとんどの場合で予測することができません。

またもし株価の未来を予測できたとしても、助言者が株価の未来を予測できるだけの能力を兼ね備えているかは不明です。

ニュートン力学と量子論のように振舞う株価

株価の変動は物理学のニュートン力学と量子論のように振舞います。

端的に物理学のニュートン力学と量子論を説明すれば、ニュートン力学の理論では大局的な大きな視点から見ると株価の変動は予測できるものの、量子論の理論では局所的に小さな視点で見ると確率論でしか判断できません。

つまり株価も長期的にはある程度の範囲内で株価の変動を予測することは可能ですが、短期的にはほとんど予測することができません。

多くの株価の変動の予測は非常に短期的なものであり、数週間後から数か月後という短期間に株価がどのように変動するのかを予想したものです。基本的には当たらないものであり、当たったとしてもまぐれとしかいえません。

短期的な株価の変動は予測できない

短期的な株価の変動は予測することができず、数週間や数カ月といった範囲では予測を当てることはできません。

株価の変動はあらゆる出来事や投資家の思惑が反映された結果であり、株価の変動を予測すること自体も株価の変動を引き起こす要因となっています。

たとえば多くの投資家が1週間後に株価の上昇を予測できた場合、株価が上昇することを見込んですぐに株を買うことになります。すると1週間後に株価が上昇するはずが、すぐに株価が上昇するため1週間後には割高の水準となり、逆に株価が売られて株価が下がることになります。

つまり予測したり予測が的中したりすれば、その予測自体が予測を覆す原因となるというパラドックスに陥ります。

あらゆる出来事によってそもそも予測できないのに、予測することが予測できないことを裏付けているとなると、もはや予測することは不可能になります。

長期的な株価の変動は予測できる

短期的な株価の変動は予測することができませんが、長期的な株価の変動については予測することができます。

さまざまな要素によって株価は決定されますが、最終的には企業の業績と株価は収斂する傾向にあります。つまり企業の業績を予測できれば株価の推移も予測できます。

もちろん企業の業績を予測することは簡単ではありませんが、数年という長期間では予測することも不可能ではありません。

長期的な見通しから長期投資を行う投資家の多くが成功を収めているのは、長期的な株価の変動を予測できるという経験則に基づいたものです。

2.株式投資の情報の出どころが怪しい

株式投資に関する助言の多くは出どころが怪しいものばかりです。情報の発信者は情報を発信することで利益を得ている場合が多く、情報を出して投資家を振り回すことが仕事になっています。

極端な意見

気を付けなくてはいけないのが、極端な意見を発信している場合です。

極端な意見は単純で分かりやすく誰でも理解できるものです。そしてインパクトがあります。

情報の発信者は情報をバラまくことを目的としているため、極端な意見を発信することで多くの人を巻き込もうとします。

また大きな利益や大きな損失に直結するような情報は気になるもので、意見に正当性がなくても信じやすくなります。

後付けの理由

怪しい情報のほとんどが後付けの理由を用意しているものです。

たとえば悪材料しかないのに株価が上がったときには、悪材料が予想より限定的だったことを株価上昇の理由にしたり、好材料しかないのに株価が下がったときには、好材料が予想より限定的だったことを株価上昇の理由にしたりします。

この論理では、株価が上昇しようが下降しようが理由付け次第で正当化することができてしまいます。

また予測が外れた場合には、予測にはなかった予想外の出来事が発生したと説明します。予想外の出来事を織り込めない予測は予測ではないため論理的に破綻していますが、予測について詳しく事後検証することはありません。

結局のところ、予測をしても結果が出たときには新しい予測を出しているだけであり、とにかく予測で振り回そうとします。

怪しい情報でも信じてしまう

信じるに値しないような情報であっても、ついつい信じてしまうのが人間です。

予測自体が頓珍漢なものであっても、まぐれによって結果的に当たっていることはあります。すると予測自体に妥当性がなくても信じてみたくなってしまうものです。

予測を出し続ければいずれは当たるのが当然です。

怪しい情報でも信じてしまうのが人間の性質であるため、怪しい情報に踊らされないためにもあまり情報を集めすぎないようにしましょう。

3.ひたすら同じことを繰り返して言う

楽観的な意見や悲観的な意見を言い続けていれば、いつか当たるのは当たり前です。ひたすら同じことを繰り返している情報発信者のことは信じないようにしましょう。

株価は上がるか下がるかしかない

究極的には、株価が上がるか下がるしかありません。そのため株式投資を知らない素人であっても1/2の確率で株価が上昇するか下降するか当てることができます。

また株価は上昇と下降を繰り返しているため、株価が上がると言い続けても下がると言い続けても、どこかで必ず当たります。

ひたすら同じことを繰り返して言うという戦略は非常に単純ですが、たまたま続けて当たると真実味が増します。

具体的な数字を言わない

多くの株価変動の予測は、具体的な数字を言いません。どこまで上がるかやどこまで下がるかを言ってしまえば当たらなくなるからです。

株価がどれくらい変動するのかを予測することは、株価が上がるか下がるかを予測するよりもはるかに難しいものです。もし株価の変動のベクトルを当てたとしても、数字まで当たらなければ真実味がなくなってしまうからです。

そのため具体的な数字を出さずに株価が上昇や下降を予測している場合には、無視した方が賢明です。

期間を決めない

株価の変動を予測する情報の多くは、期間を決めていないものがほとんどです。期間を決めなければ予測が当たる可能性は大きく高まります。

期間を限定すると、その間に予測通りに株価が変動しなくては当たったとは断定できませんが、期間を限定していなければ予測が当たるまで待ち続けることができます。

株価の変動の予測が当たったタイミングで期間を切れば、予測は見事に的中したことになります。

期間を決めない予測には意味がありません。株価は上がれば下がり、下がれば上がるものです。

4.助言が当たったからといって正しいとは限らない

もし株価の変動の助言が当たったとしても、助言が正しいということにはなりません。

再現性がない予測はただの当てずっぽうであり、次の助言が再び当たるとは限らないからです。

予測までのプロセスが重要

予測が当たるかどうかよりも大切なのが予測までのプロセスです。

予測するために集めた情報に妥当性があるなら、その予測は意味のあるものになります。

もし予測が外れても予測をした段階では精度が高く勝ち目のあるものだったなら、同じような判断を繰り返すことで確率論的にリターンを増やすことができる可能性があります。

一方で予測が当たってもプロセスがめちゃくちゃで集めた情報に妥当性がなければ、次の予測が当たる可能性は極めて低くなります。

株式投資では最終的な投資判断しか確認できませんが、本当に重要なのは投資に至るまでのプロセスです。

まぐれで当たることもある

もし株価変動の予測が当たったとしても、それがまぐれである可能性は否定できません。

まぐれで当たることは十分にあることで、予測が多ければ多いほど当たる可能性は高まります。

単純に予測回数が増えれば当たる回数も増えるため、情報の発信量が多ければ当たる回数も増えます。

毎日のように予測を発信している情報発信者もおり、予測はして当たったものばかり喧伝していることもあります。

外れている方が多い場合もある

もし予測がたくさん的中していても、それ以上に外れているなら予測を信じる意味はありません。

株価変動に関する情報を発信している人の多くが予測を外しているものですが、外れた予測については言及せずなかったことにしていることがほとんどです。

外れることの多い予測は予測とは言わず、ただの当てずっぽうです。

どれだけの予測が当たっているかを見るだけではなく、どれだけの予測が当たっていないかもチェックしてみれば、信じるに値する情報発信者がいかに少ないかすぐに分かるはずです。

5.自分で判断せずに他人に判断を任せるようになる

他人の株式投資の助言を信じてはいけない最大の理由は、他人の助言に振り回されていると自分で判断せずに他人に判断を任せるようになってしまいます。

顔も名前も知らない他人に自分の大切な財産を預けるようなことは絶対にしてはいけません。

投資判断ができなくなる

株式投資で避けなくていけないのが群集心理です。多くの投資家の意見に流されて多数派に属するのは心地よいですが、リターンにはつながりません。

もし自分の判断で投資ができなくなってしまえば、最終的には投資判断を他人に任せることになります。そして他人とは多数の投資家であることが多く、多くの投資家と同じような判断を下すことになります。

多くの投資家が同じような判断を下していれば、それは非常に危険なサインですが、投資判断ができなければ多くの投資家と同じような判断を下すこと以外できなくなります。

自分で投資判断ができないというのは、投資家としては致命的な問題です。

他人に頼るようなら投資は控える

もし他人の助言ばかりに従ってしまうような状態なら、投資の適性がありません。投資を控える方が賢明です。

他人に頼るような投資は早かれ遅かれ失敗することになります。

他人に頼るような状態では、精神的な強さが足りないだけでなく株式投資に関する知識も経験も足りていないということになります。投資額も大きすぎて自分では責任を負えない状態になっているかもしれません。

自分で責任を負えない状態なのに、投資を続行するのは非常に危険です。自分のことなのに無責任な態度と言わざるを得ません。

もし他人に頼るような状態になっているなら、大きな損失を発生させる前に投資から離れておくべきです。

失敗を繰り返すことで成功に近づく

自分で判断すれば失敗しても糧になりますが、他人の意見に盲目的に従って投資をしていても学ぶことができません。

株式投資では失敗から学ぶことが非常に重要です。株式投資は理屈だけでなく心理面も非常に重要で、どれだけ論理的に思考ができても精神的に弱ければ失敗してしまいます。

精神的な強さは株式投資を繰り返して慣れることで身に着けることができますが、自分の判断ではなく他人の意見で投資していては精神的な強さが身に着きません。

株式投資では、失敗することでも投資経験という大きな財産が手に入ります。失敗を繰り返しながら成功に近づきましょう。

まとめ

株式投資をしている以上、情報を集め続けるのは必然です。状況の変化にすばやく対応するためには、適切な情報をたくさん集めることが重要になるからです。

一方で集める情報の中には間違っているものも少なくありません。間違った情報が頭の中に入って想像力を奪うと決断力を鈍らせることがあります。

あまりにも株価が安すぎると聞かされているとついつい買いたくなるものであり、あまりにも株価が高すぎると聞かされるとすぐにでも手放したくなるものです。

情報の発信者や助言者の中には、悪意がない人も少なくありません。悪意がなければ信じてしまいがちですが、悪意があってもなくても常に疑って話半分でとどめておきましょう。

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