理解できる企業だけに投資すべき5つの理由とは?分からないことには投資するな!

   

なるほどとアイデアを閃いて納得するスーツ姿のサラリーマンの男性

株を買うときには理解できる業種や理解できる企業だけに投資することが基本となります。

たくさんの投資機会がやってくると知らない分からない企業が魅力的に思えるような場面もあり、よく分からないのについつい株を買ってしまいたくなるものです。

しかしよく分からない理解できない業種や企業の株を買ってしまうと、株を買ってから後悔することになります。

今回は、株式投資の大原則である理解できる企業だけに投資すべき5つの理由をご紹介します。分からないことには大事な資産を投資してはいけません。




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1.リスクを限定できない

よく知らない業種やよく分からない企業に投資すると、どのようなリスクが潜んでいるのか把握できません。現在は好調であっても、どのようなリスクがあって問題が発生したときにはどれくらい損失が発生するのか把握できません。

リスクを限定できなければ、株を買った後の判断ができなくなってしまいます。

際限のないリスクにさらされる

十分に理解した企業に対して投資をしている場合、何か問題が発生してもどのくらいの範囲で収まるのか分かるものです。

もちろん問題の発生がどのくらい深刻な事態を引き起こすかについては見立てによって誤差が生じ、正確に把握できない場合もあります。それでもある程度の範囲内で予測を立てることができます。

ところが知らない企業に対して投資をした場合、発生した問題が軽微なものなのか深刻なものなのか判断することができません。どれほどのリスクが潜んでいて、今後、どこまでリスクが顕在化するのか見通すことさえできません。

知らないものや分からないものに投資をすると、問題が発生したときに再現のないリスクにさらされてしまうことになります。

リターンに対してリスクが見合っているか判断できない

リスクの大きさを見極めることができないなら、リターンの大きさも見極めることができません。

リターンがどれほど大きくても、それ以上にリスクが大きくなってしまうなら意味がありません。リスクに比べてリターンの方が大きいからこそ投資を続けることでリターンが積み重なっていくと想定できるのに、リターンに比べてリスクの方が大きければ投資を続けるだけ損をすることになります。

投資では、確実に得をする可能性が高いと判断できたときにだけ投資をすることで長期的にリターンを増やすことができますが、リスクを想定できないならリターンを想定できても妥当な投資なのか判断できません。

よく分からないものに投資をすれば、リターンに対してリスクが見合っているか判断できません。

リスクの許容範囲内で投資できない

もしリスクが顕在化しても、許容できる範囲内での出来事なら対応することができます。致命的な損失を避けて、次の投資で損失を取り戻していくこともできるからです。

ところがリスクがどこまで大きくなるか分からないなら、リスクの許容範囲内の投資になっているか分かりません。もしリスクが顕在化して致命的な損失が発生し、リスクの許容範囲を超えていれば致命的な損失を被ることになります。

何が起こっても大丈夫と思える状態で投資をして安全を確保することが重要なのに、よく分からないものに投資してしまうと投資の大前提となる安全を確保することができなくなってしまいます。

よく分からないものに投資をすれば、リスクの許容範囲内で投資できないことになってしまうため、どれだけ大きなリターンに期待できても投資するという判断は下すべきではありません。

2.リターンを計算できない

リスクを定義できないなら、リスクに応じたリターンも定義できなくなります。どれほど大きなリターンを期待できたとしても、それ以上のリスクがあるなら優れた投資機会とはいえません。

リスクとリターンの兼ね合いが重要

株式投資では、リスクとリターンのバランスが非常に重要です。リスクをとらずにリターンだけを得ることはできませんが、リスク以上のリターンに期待できないなら投資をする意味がありません。

たとえばコイントスをしたときに、表が出れば200万円もらうことができ、裏が出れば200万円支払うというゲームなら、ゲームによって得られる期待値は0円となるため挑戦することにあまり意味がありません。

しかし表が出れば200万円をもらい、裏が出れば100万円を支払うというゲームなら、ゲームによって得られる期待値は50万円となるため、繰り返してゲームをすれば儲けることができます。

ところが表が出れば200万円をもらい、裏が出ればいくら支払わなければいけないか分からないゲームなら、ゲームによって得られる期待は測定できません。そして裏が出たときに支払うお金が200万円以上ならゲームを続けることで損失が拡大していくことになります。

株式投資ではリスクとリターンの兼ね合いが重要であるにもかかわらず、よく分からないものに投資してしまうとリスクが不明瞭であるため投資判断ができません。

リターン自体も不明瞭

よく分からない企業に投資をする投資家の多くは、膨大なリターンに期待して投資をしているものです。リターンが大きければ、リスクが大きくてもリターンの大きさで補うことができるから、リスクが明確ではなくても投資したくなるためです。

ところがよく分からない企業に投資した場合、頼みの綱である膨大なリターンも砂上の楼閣に終わる可能性は否定できません。なぜなら投資によるリターンの源泉は企業の収益であり、よく分からない企業についてはどのようにして収益を得ているのかどれくらい継続して収益を得ているのかもしっかり理解できないからです。

よく分からない企業というものの多くは事業内容が複雑であることが多く、最先端技術を利用している場合がほとんどです。コカ・コーラやマクドナルドなら、どのようなビジネスを展開しているのか分かりやすいものですが、情報産業や宇宙工学、化学やバイオテクノロジーなどを取り扱っている企業になると利益の源泉が分かりにくくなります。

リスクが不明瞭でリターンとの兼ね合いが分からないだけでなく、そもそもリターン自体も不明瞭となっています。

そもそも収益がない企業もある

よく分からない企業の株を衝動的に買うときには、株価が急上昇している将来有望と噂される企業の株であることは少なくありません。株価の上昇に乗り遅れないように、企業のことをよく調べずに買って失敗するパターンが多くあります。

そんな将来有望とされる企業の中には、そもそも収益がまだ出ていない企業もあります。

将来の成長性を織り込んだ株価となっている場合、企業はまだ事業で利益を出せていないどころか赤字を垂れ流していることもあります。企業は赤字が出てもお金が回れば倒産することはなく、損失以上に出資が多ければ赤字を出しながら経営を続けることができます。

研究開発に成功して画期的な商品が誕生して莫大な利益を生み出せば話は別ですが、もし赤字を出していたのに大した商品を作れずに利益を確保できなければ、株価が大幅に下落するどころか倒産してしまうことさえあります。

特にベンチャー企業などでは、将来性を織り込んだ株価となることが多く、その事業内容も不明瞭で分かりにくいものも少なくありません。中には論理的に実現不可能に思えるような事業を展開している企業もあります。

一攫千金を狙って金の卵と思えるような株を買うのもいいですが、賢明な投資家ならまずは金の卵を産むにニワトリを先に買っておくべきです。

3.状況の変化に対応できない

企業を取り巻く状況の変化が発生したときには、状況の変化に対応して株を保有し続けるか、株を売却して利益確定や損切りを判断しなくてはいけません。

ところが企業について詳しくなければ状況の変化が、企業に対してどのような影響を与えるのか推測することが難しくなってしまい、状況の変化に対してどのような判断を下せばいいのか分からなくなります。

状況の変化が企業に及ぼす影響が分からない

企業について詳しく理解できなければ、状況が変化したときに起業がどのような影響を受けるのか分かりません。

経営環境は日々刻々と変化しています。企業が製品やサービスを提供している国や地域はもちろん、業種や個別の企業ごとの問題も発生します。

状況が大きく変化したときに、企業がどのような製品やサービスを提供しているのかを理解していなければ、状況の変化によって企業の売り上げがどのように変化するのかも見通すことができません。

株式投資では常に判断を迫られる状態が続きますが、判断するための材料を手に入れることができません。

株を保有する判断ができない

企業の業績が悪化することが予測されないなら、できるだけ株を保有し続けるのが最適ということになります。

ところが企業の業績がどのように推移するのか分からなければ、企業の業績が悪化するかどうかも分かりません。

株価が大きく下落しても業績の悪化が一時的なものなら業績は回復していきますが、企業について詳しくなければ分かるのは株価がどう動いたかということだけです。

株価だけを見て株の保有を判断することはできず、どのような判断が正しいのか分からなくなってしまいます。

株を売却する判断ができない

企業について詳しくなければ、株を保有するべきかどうかの判断ができないだけでなく、株を売却する判断もできません。

株を売るには何かしらの理由が必要です。理由もなく株を売るなら、それは投資ではなく投機ということになります。

株を保有する判断材料もなければ株を売却する判断材料もないため、何をすればいいのか分からなくなってしまいます。

株の売却の判断ができないことは致命的で、株価が大きく下がったときには回避不可能な含み損が発生してしまい、株が大きく上がったときにも利益確定ができなくなります。

雰囲気で株を買ってみたものの、企業のことが分からず売り時も判断できないという事態に陥ってしまいます。

4.精神的に耐えられない

よく分からない企業に投資すれば、投資後にはよく分からない状況に置かれることになります。最初のうちは大儲けができると膨らんでいた期待も、時間が経つと損をするかもしれないという不安の方が大きくなってきます。

そして最後には精神的に耐えられなくなり株を手放すことになってしまいます。

投資後の時間は長い

衝動的に詳しくない企業に投資してしまうことがありますが、待ち受けているのは想像以上に長い時間です。

投資をしたときには大儲けできる予感と期待を抱いているものですが、投資後はなかなか時間が流れません。

短期投資と長期投資では投資期間に大きな違いがあるものの、長期投資では数年間は株を保有することも珍しくありません。

よく分からない企業の株を買って数年間も保有すれば、衝動的に株を買ったときの期待は消え去っているはずです。そして期待によって気付かなかった不安が顔を覗かせることになります。

長期間にわたって不安を抱き続けるのは精神的にも苦しいものです。

不安が増大していく

投資している期間が長くなれば、小さかった不安も大きくなっていきます。

時間が経てば儲けられるという期待よりも損するかもしれないという不安の方が大きくなり、株価の変動によって心は大きく揺さぶられます。

詳しく知っている企業なら株価が変動しても本質的な価値が揺らがない限りは信じることができますが、よく知らない企業なら株価が動いただけでも信じることが難しくなってしまいます。

投資期間が長ければ長いほど、株価が大きく変動するほど不安は増大していきます。

最後には狼狽売り

精神的に不安な状態が続けば、最終的には狼狽売りをしてしまうことになります。

最終的に株価が上昇して利益を得られる見通しがあっても、精神的に不安な状態から抜け出したいという気持ちが強くなってしまい、損失が発生しても株を売ってしまうことになります。

狼狽売りを避けるためには鋼のメンタルか揺れ動く感情に負けない論理的な思考が必要になりますが、下心で儲かりそうなよく分からない株に飛びついてしまった場合には鋼のメンタルも論理的な思考も持ち合わせていないため狼狽売りに追い込まれることになります。

思い付きで投資をしていると最後には狼狽売りをして損失を発生させる可能性が非常に高くなります。

5.人気を集めるほどの成果に期待できない

よく分からない株を買うときに多いのが、大人気になっていて株価がうなぎ登りとなっているようなときに焦って株を買うというパターンです。株価が上がり切る前に急いで買ってしまおうという心理が働きます。

しかし人気を集めていて急激に株価が上昇している株は、実際には大した実力はなく時間が経つと期待を裏切ることが少なくありません。

実体のない人気と株価上昇

本来なら企業の業績に応じて株価は上昇しなくてはいけません。多くの株は、最初のうちは企業の現在の業績を反映した株価の値動きをします。

ところが途中から過度な人気が集まり出すと、業績とは乖離した株価の値動きをするようになります。

株価が上昇して人気になることで株価が上昇するというサイクルに入れば、株価の上昇が株価の上昇を誘発するような状態になります。

まさにバブルの様相を呈した状態となり、このときに投資をすればほかの投資家がバブルに気付いて手を引く前に手を引かないと損失が発生するチキンレースをしている状態となります。

これでは本質的な企業の価値を見極めて投資をする健全な投資ではありません。

企業について詳しくなければ実体のない企業に投資してしまうこともあります。

人気が先行することがほとんど

現時点では利益を出していなくても株価が上昇するということは、多くの投資家が期待している優良銘柄だと判断したくなるものですが、大した売り上げもないのに株価だけが上昇している企業の株は人気が先行しているだけということがほとんどです。

特に人気だけが先行することが多いのが最先端技術を扱っている企業で、最先端技術は理解が難しいにもかかわらず儲かりそうな雰囲気だけは漂わせているため人気が集中しやすくなります。

また実現不可能なビジネスモデルも最先端技術が融合することで可能なように思えてくるものですが、多くの投資家が騙されます。

多くの投資家が投資をしているため信頼できると思っていても、実際に株に群がっている投資家があなたと同じように企業のことを分かっていない投資家がほかの投資家に追従して投資しているのであれば、どれだけ多くの投資家が投資していても信用はできません。

期待以上の成果を出すことは困難

大きな期待を受けて株価が上昇している企業は、現在の業績ではなく未来の業績を踏まえた株価になっています。そのため投資をして利益を得るためには、株価に見合った業績を実現するだけでなく期待を超える業績を出さなくてはいけません。

期待が大きくなっている企業は、その期待を達成するだけでも難しい場合がほとんどで、期待を超えた成果を実現することはなかなかありません。

企業の業績や先行きについて調べておけば、どれだけ将来有望な企業であっても株価が割高すぎることを見抜くことができますが、企業分析をしていなければ割高であることを見抜くことはできません。

そもそもビジネスモデルを理解すること自体が難しい最先端技術を扱っている企業ともなると、分析することさえ困難です。

企業の実力を見抜いて投資をするためには、理解できる企業に対して理解できる範囲で投資をするしかありません。

まとめ

投資をしていると大儲けできそうな株を見つけることも少なくありません。まったく理解できない最先端技術を扱っている企業の株が急激に値上がりしていれば、将来の大企業を見つけたような錯覚を覚えて誰よりも早く買いたくなるものです。

しかし企業の持っている技術や展開しているビジネスモデルについて理解できず、どのような仕組みでお金を儲けているのか分からないなら株を買い控えるべきです。

どうやって儲けるのか分からない企業の株を買うことは、エンジンもタイヤもないどうやって走るのか分からない自動車を買うようなものです。買ったときには走っていても、故障したときには直し方は分かりません。

仕組みがよく分からない理解できないものに対しては投資は控えましょう。もし投資をしたいなら、株を買う前に投資したい企業の仕組みを理解することを優先すべきです。

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