大暴落時に株価が連続して下がり続けない5つの理由とは?反動の値上がりで株を買うと大損に!

      2020/03/19

こちらをじっと見つめている黒い猫

相場格言の中には「落ちてくるナイフをつかむな」「デッド・キャット・バウンス(高いところから落とせば、死んだ猫でも跳ね返る)」という言葉があり、大暴落時には株を買うことが危険だとされています。

大暴落になって株価が下がり始めれば一気に値下がりすると考えている投資家も多いですが、実際には大暴落時に株価が連続して下がり続けることはありません。

今回は、大暴落に備えるなら絶対に知っておかなければいけない大暴落時に株価が連続して下がり続けない5つの理由を説明します。反動の値上がりで株を買うと大損します。




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1.急激な株価の値下がりの反動で上がる

株価が急激に下がると、その反動で株価は上昇することがあります。明確な理由はなく、下がれば上がるという投資家心理が反映されて株価は上昇します。

下がれば上がるという思い込み

暴落時に株価が急激に下がり始めると明確な理由もなく株価が下がっていきます。

もし市場が効率的であるなら、株価が下がるには何か理由があるはずです。そしてその理由を考慮して妥当な株価に落ち着くはずです。

ところが現実は理由もなく株価が下がります。株価が下がっているということが株価を下げる要因になります。

そして大きく株価が下がると、今度は株価が下がったことで株価の上がる要因になります。

コインを10回投げて10回とも裏が出れば、11回目には表が出るだろうと予測するのが人間です。現実には11回目のコイントスでも表と裏のどちらが出るのかはそれぞれ1/2の確率ですが、頭の中でバランスをとるために表と予想してしまいます。

株価も同じです。株価が下がれば上がるという思い込みがあるため、株価が急激に下がれば今度は上がると予想して株を買う投資家が増えることで株価が上がります。

大量に株を買う投資家が出現する

株価が急激に上がり出すときに個別の投資家が一斉に株を買っているとは限りません。大量の資金を保有していて大量に株を買う投資家も存在します。

1人の投資家が株をたくさん買えば相場は大きく変化します。株価が急激に上昇し始めれば、儲けるチャンスと思う投資家が追随して本当に株価は上昇します。

株価が上がるときには誰かが大量に株を買っていることは間違いありませんが、株を買っているのがたくさんの人間だとは限りません。

一時的に株価は上昇するも下がり続ける

暴落期には株価が急激に下がると反動で上がることはありますが、その後は再び下がっていきます。

大暴落が起こると株価は下がっては上がるを繰り返して下降トレンドで下がり続けます。

そのため株価が下がってから反動で上がったタイミングで株を買ってしまうと、その後、株価が下がっていき最終的に大きな含み損を抱えてしまうことになります。

一時的に株価は上昇するも下がり続けることを前提にすれば、下手に株を買うと大きな損失を抱えることになる可能性が高くなります。

2.状況と政策が変化する

状況と政策が変化すれば、それは直ちに株価には織り込まれます。新しい情報が正しく株価に織り込まれるかは分かりませんが、とにかく株価に反映されます。その結果、投資家が右往左往して株価が下がったり上がったりします。

暴落の引き金を引いた状況の変化

暴落の引き金を引いた状況が変化すれば、そのまま株価の変化となって表れます。

状況が悪化するような変化が起これば株価は下がり、状況が改善するような変化が起これば株価は上がります。

暴落の引き金を引いた状況の変化は時間が経つとさまざまな問題を引き起こすため、問題が複雑化していきます。

例えば金融の問題が原因で暴落が発生した場合、時間が経つと実体経済に波及して実体経済でも問題を引き起こすようになります。そして実体経済の問題が株価に影響を与えるような状況となります。

状況は常に変化しているため、変化に応じて投資家が過剰反応することで株価も大きく乱高下することになります。

国や金融機関の政策

株価に大きな影響を与えるのが国や金融機関の政策です。

国や金融機関は暴落期になるとさまざまな政策を打ち出して暴落を止めようとします。金融危機を阻止して景気後退を防ぐために、金利を引き下げたり大規模な財政出動をすることもあります。

国や金融機関の政策は経済に大きな影響を与えるだけでなく政策自体も公的に発表されるため、すぐに投資家の耳に届きます。その結果、株価にも大きな影響を与えます。

国や金融機関の政策は株価の上げ下げの大きな要因となります。

すべての理由が後付け

暴落の引き金を引いた状況の変化によって株価が変動することは間違いありませんが、ニュースなどで解説されていることのほとんどは後付けであるため信用してはいけません。

株価の変動はさまざまな要素が複雑に絡み合っているため、原因を特定することは不可能です。

株価の変動を集めた情報から正確に予測できるなら大儲けできるはずですが、大儲けし続けている投資家は存在しません。

ニュースなどで株価の下落の理由を説明していることも少なくありませんが、すべての説明が後付けの理由であるため鵜呑みにしないように注意しましょう。

3.現金不足の投資家が株を売る

株価が大きく下がった後に上がるのは、株価の下落の原因が現金不足に陥った投資家の行動によるものである可能性があります。現金不足になった場合には、株価が下がっていても株を売らなくてはいけなくなるため売りが殺到して極端に株価が値下がりすることになります。

レバレッジをかけて投資した結果の追加の証拠金

レバレッジをかけて投資していると手持ちの現金以上の取引ができるようになります。

しかし元本が小さいため、株価が大きく下がったときには強制的に株を売却して資金が回収されることになります。これを強制ロスカットといいます。

強制ロスカットを避けるためには、足りない分の現金を追加で投入しなくてはいけません。一定の水準を下回ったときには、証券会社からマージンコールとも呼ばれる追加の証拠金の要求が行われます。

追加の証拠金を用意するためや追加の証拠金が要求できないことで、株を売却せざるを得ない状況に陥ってしまいます。

連鎖的に株が売られる

急激に株価が下落するとレバレッジをかけて投資していた投資家は追加の証拠金が請求されます。そして現金がない状態で追加の証拠金を請求されれば、株を売ってお金を作ったり強制ロスカットされたりして株が売却されます。

株が二束三文で売却されれば、当然ながら株価は下落します。株価が下落すればほかの投資家にも再び強制ロスカットが発生します。

つまり株価が急激に下落すると連鎖的に株の売却が行われる状況になり、株価は誰も想定していない水準まで一気に下がることになります。

さらなる株価の下落を心配して現金を確保する

株価が下落すれば大きな含み損を抱えることになります。そのため株価の暴落を予想する投資家は含み損を抱えている株を売却して損切りしようとします。

また手元に十分な現金がない投資家は、現金を確保するために株を売却します。株価が下がる前に現金を確保しようとするため、売りが殺到することになります。

株価が急激に下がれば、買い時だと考えて株を買う投資家も出現します。そのため株価が急激に下がった後に株が買われて株価は乱高下しながら下がっていくことになります。

株価は急激に下がる反動で上がりますが、株価が急激に下がるのは売りの連鎖反応が起こっているからです。

4.逃げ遅れた投資家が株を売る

株価が急激に下がれば反動によって株価は急上昇します。ところが株価はそのまま上昇することはなく再び下がっていきます。

株価が一時的に上がっても下がる理由は逃げ遅れた投資家の存在があります。

損切りのタイミングを見計らう投資家

株価が下がり始めてもどこまで下がるか誰にも分かりません。株価が急激に大きく下がってしまうと逃げ遅れる投資かが続出します。

底値で株を売ることを避けたい投資家は、株を売るチャンスを待ちます。その株を売るチャンスが反動による株価の上昇です。

損切りのタイミングを見計らっていた投資家たちは、株価が反動で上昇したタイミングで株を一斉に売ります。株価が一時的に上昇したタイミングを見逃しません。

すると上がり始めた株価は再び下落。大きく下がってしまいます。

損切りのタイミングを見計らう投資家が存在する以上、一時的に株価が上昇してもすぐに株価は下落することになります。

短期売買をしている投資家が売る

短期売買をしていた投資家の中にも利益を確定するために株を売却する人が続出します。

株価が大きく下がったときに反動で株価が上昇しますが、このとき株を買っているのが短期の投資家。株価が一時的に上昇することを見越して株を買い、株価が十分に上がったところで売ろうとします。

そのため長期的に株を買って持ち続けようと考える投資家が少なくなるため、株価の値動きは大きなものになります。大きく下がって大きく上がり再び大きく下がるというサイクルを繰り返しながら暴落していくことになります。

株価が急激に下落すれば逃げ遅れる投資家も増える

もし株価が急激に下落していたなら、損切りし損なって株を売却するタイミングを見計らっている投資家が溢れていることになります。

時間をかけて株価が下落していけば、ゆっくりと考えて妥当なところで損切りできる投資家も増えますが、短期間で一気に株価が下落してしまえば株を売るタイミングを逃した投資家がたくさん生まれます。

その結果、株価が上昇しても損切りしたい投資家が株を売ってしまうため株価の上昇トレンドは続かず、乱高下しながら下がり続けることになります。

株価が大きく下がったときには一時的に上昇することはありますが、株を売りたいと考えている投資家がたくさんいると考えれば断続的に下がり続けることは簡単に想像できます。

5.株価の下落を無理に止める仕組みがある

株価がひたすら下がり続けることなく上がり下がりを繰り返しながら下がっていくのは、ストップ安やサーキットブレーカーという仕組みがあるからです。

本来なら一度に株価が下がるような場面でも無理やり株価の下落を止めるため、断続的に下がるような状態になります。

ストップ安とサーキットブレーカー

短期間のうちに株価が大幅に下落するとストップ安とサーキットブレーカーという仕組みが働きます。

ストップ安とは株価が暴落したときの値幅制限のことで、株価が急激に上昇したり下降したときに株の売買が停止する仕組みです。この仕組みによって株価の異常な冒頭や暴落を防ぎます。

サーキットブレーカーは、株式市場や先物取引において価格が一定以上の変動を起こした場合に、強制的に取引を停止させるなどの措置を行う制度のことで、基本的には値幅制限と同じです。

急激に株価が下がった場合でもストップ安やサーキットブレーカーが発動することによって相場は冷静さを取り戻し、一度に株価が下落せずに断続的に株価が下落していくことになります。

土曜日と日曜日

株式の取引は土曜日と日曜日には行われません。この土曜日と日曜日がストップ安やサーキットブレーカーのような役割を果たします。

毎日のように株価が下落していれば、投資家たちも焦って株を売り浴びせることになります。パニックのように株が暴落していきます。

ところが土曜日と日曜日に取引は行われないため、この2日間で投資家たちは冷静さを取り戻すことができます。

ただし下落トレンドが完全に断ち切られることはないため、一時的に株価の下落が止まっても断続的に株価が下がり続けることには変わりがありません。

株価の下落を止められるのは一時的なもの

株価の冒頭や暴落を防ぐために、無理やりにでも株価の下落を止める仕組みや制度は存在していますが、株価の下落を止められるのは一時的なものになります。

暴落期には株価の下落トレンドが続くため、株価が下がり続けることは止めることができません。

冷静さを取り戻した投資家たちも、すぐに株価が下落し始めれば恐怖心に襲われて株を投げ売りすることになります。

株価の下落を止められるのは一時的なものであるため、株価が下がってから反動で上がっても、やはり下がり続けることになります。

まとめ

株価は一方的に上がったり下がったりするものではなく乱高下しながら大局的に上がったり下がったりすることを理解しておきましょう。

特に暴落期には注意が必要で、株価が底を打ったと思って株を買ってしまうとその後の株価の下落で含み損を抱えるだけでなく割安で株を買うチャンスを逃してしまうことになります。

株価が乱高下していてボラティリティが高い場合には、無理に手を出す必要はありません。落ちてきたナイフは床で跳ねて完全に止まってから拾うようにしましょう。

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