株価変動の傾向が異なる株の6つの分類とは?急成長株や市況株の違いを見極めろ!

   

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株には企業の状態によっていくつかの種類があり、分類しようすれば数えきれないほど分類することができますが、大まかに分類すれば6種類に分類することができます。

人間にライフステージがあるように企業にもライフステージがあり、その状況によって株価の変動の傾向も大きく異なります。株価の変動の傾向を理解しておけば、株を買うときに今後の株価の変動の目安にすることができます。

今回は、株価変動の傾向が異なる株の6つの分類をご紹介します。急成長株や市況株の違いを見極めることができれば、財務状況の見方も変わってきます。




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1.低成長株

株価変動の傾向が異なる株の6つの分類は、低成長株、優良株、急成長株、市況関連株、業績回復株、資産株です。

まずは低成長株について説明していきます。

低成長株は、成長が遅く国内総生産(GDP)とそれほど変わらない速度で成長している企業です。

成長を終えた老舗企業

古い企業の多くは、成長を終えて完全にビジネスモデルを構築した状態となっています。新しい分野へと積極的に投資することもなく、既存の事業を粛々と経営しています。

安定したビジネスを展開している一方で急激に成長することもありません。

過去には成長産業で急激に成長していた企業であっても、最終的には低成長株になります。

大企業やインフラ関連の企業が多い

低成長株は、大企業やインフラ関連の企業が多くなっています。

古くからある産業で発展してきた企業が成長を終えることで低成長株となるため、古くて大きい企業ということになります。またインフラ企業も同じような理由で低成長株になりやすくなっています。

高配当株が多い

低成長株は、急激に利益を拡大することはなくても着実に利益を積み上げるような堅実な経営をします。そのためしっかりと利益を生み出しています。

成長途中の企業なら利益を成長分野に投資してさらに成長スピードを加速させるところですが、低成長株はもはや投資先が残っておらずお金を会社に残さずに株主に還元しようとします。

そのため配当金が増えていき、高配当株となっていることも少なくありません。

低成長株は株価が上下しにくい

低成長株は、ほとんど成長しないため株価も成長に合わせてあまり上昇しません。

一方で安定したビジネスを展開することが多いため、下がることもそれほど多くありません。

高配当株という特性もあり、低成長株に投資する投資家の多くは配当金を目当てにしています。そのため配当金さえしっかりと支払われれば無理に売ろうとはしません。

インカムゲインの配当金を狙うときには有効な株である一方、株価の上昇によってキャピタルゲインを狙うときにはあまり選ばれない株です。

2.優良株

優良株は誰もが知っているような人気のブランドを持ち、しっかりと成長している企業です。大企業が多いため急激には成長しませんが、堅実にGDPを上回るスピードで成長しています。

誰もが知っている有名企業が多い

大企業の中でも比較的新しく最近になって定着してきた企業が優良株となります。

ブランドが多くの人に知られている企業も多く、一般的に大企業をイメージすると優良株ということになります。

誰もが商品やサービスを利用している可能性は高く、馴染み深い企業が優良株となります。

堅実に成長していく

優良株は、ヒット商品を出して業績が大きく上向くことはあっても急激に成長することはありません。

企業の規模が大きくなっていることが多く、いくつかの商品やサービスが大人気になったくらいでは短期間で会社が大きく変貌してしまうほど成長することは難しいためです。

一方でしっかりと稼いで潤沢な資金を再投資することで堅実に成長していきます。誰が見ても将来安泰と思えるような成長を続ける企業です。

株価も堅実に成長する

企業自体が堅実に成長するため株価も堅実に成長していきます。

また優良株は小額ながら配当金を出すことが多く、優良株に投資することで配当金を得ることができる場合もあります。

ただし急激な株価上昇は見込めないためキャピタルゲインで大きく儲けることができず、配当金もそれほど多くは得ることができないためインカムゲイン狙いの配当金狙いの株にも不向きです。

株価が変動しにくいことや堅実な成長を見込んで、景気後退局面では資産の減少を抑える役割を果たしてくれます。

3.急成長株

株式投資で大儲けしたいなら絶対に掴まなくてはいけないのが急成長株です。急成長株を多くの投資家が見つける前の早い段階で手に入れることができれば、大化けして10倍株(テンバガー)となる可能性は十分にあります。

新興の中小企業

急成長株となるのは、新興の中小企業であり小型株に分類されるようなベンチャー企業です。

まず振興の中小企業は多くの投資家に知られていない無名企業が多く、新しいビジネスでこれまでにない成長を実現する可能性があります。

1つのヒット商品やヒットサービスを生み出せば利益がそのまま企業規模の拡大へとつながり、十分に展開していないため成長の余地もたっぷりと残されています。

小型株に分類されるような斬新でまだ誰にも知られていない企業こそが急成長株となります。

あらゆる分野に存在する

急成長株は革新的な企業であることに間違いありませんが、必ずしてもハイテク産業のような急成長産業にしか存在しないというわけではありません。

既存の産業の中にも急成長株は存在します。

既存の産業の中で陳腐化したビジネスモデルを打ち破ることができる企業は、ほかの企業のシェアを奪って成長することができるため急成長株となる可能性は十分にあります。

株価は急激に上昇する

急成長株は、急成長する企業ととも株価も大きく跳ね上がります。

数年で株価が10倍になることもあり、急成長株を早い段階で手に入れることができれば大儲けすることができます。

一方で株価が上昇しやすいだけでなく下降しやすいのが急成長株。不安定な株であるため、売り時を間違えれば十分なリターンを得ることができない可能性もあります。

また配当金を出すことがほとんどないため、配当金によるインカムゲインには期待することができません。

少ない資金で大きな資産を築きたい個人投資家は、急成長株がもっとも効率よく資産を増やすことができる株ということになります。

4.市況関連株

景気は好景気と不景気を循環していますが、景気循環に合わせて成長したり縮小したりするのが市況関連株です。

景気循環に対応した利益

景気が良いときには売れて、景気が悪いときには売れないものを提供している企業は市況関連株となります。

一般的に市況関連株に分類されるのが、自動車、航空、タイヤ、鉄鋼、化学などで、景気が良いときには消費される傾向にあります。

その多くが大企業で、平均すると大きく成長することはありません。景気循環に左右されるため短期間だけ見ると急成長しているように見えたり急激に衰退しているように見えますが、長期的に見ると一定のリズムで上下しています。

有名企業が多く優良株に似ている

市況関連株は、有名企業が多く企業の規模も大きいため優良株に非常に似ています。短期間を部分的に見ると優良株のように思えますが、優良株と異なり大きく落ち込むタイミングがあります。

そのため優良株と思って市況関連株を買ってしまうと、景気後退局面に株価が大きく下がってしまうことになります。

初心者の投資家が間違えやすく、バブル期に市況関連株を買って値下がりして大きな損失を出しやすいのが市況関連株です。

株価は循環しながら上昇する

市況関連株は、景気動向に大きく左右されやすいため買うタイミングを間違えると大きな損失を発生させる原因となります。

株価の変動に一定のリズムがあるため、不景気で株価が下がったタイミングで買っておくと景気が良くなったときに急激に株価が上昇して大きな利益を得ることができます。

市況関連株は、優良株と間違えやすいものの、タイミングさえ間違えなければ大きなリターンを得ることができます。

5.業績回復株

低成長株や優良株の中には、業績が悪化して倒産間近まで追い込まれてしまう企業があります。しかしどうにか倒産せずに業績を回復させることができれば業績回復株となります。

マイナス成長する企業

業績回復株の特徴は、成長しないどころかマイナス成長することにあります。

業績が低迷して大きな赤字を出したり身売りをする企業で、負債が深刻な場合には倒産の危機にまで追い込まれます。

業績回復株は、業績が悪化しているときには見放されて売られることになるため株価は業績と同じように大きく下落します。

大きな問題を抱えている

企業の個別の問題であるのか、それとも業種自体の問題なのかは別として、業績回復株は何かしらの問題を抱えています。

業績が悪化する原因はたくさんありますが、分かりやすく数字として示されると株価は急激に下がります。

大きな問題は最終的に大きな負債や売り上げの低迷として表れることになります。

V時回復する

業績が悪化したまま衰退していけば、それは業績回復株にはなりません。業績回復株である以上、どこかで業績が回復します。

業績が悪化しても問題を解決することで再び成長力を取り戻し、株価を業績悪化前の水準まで戻すことになります。さらにそのまま以前の水準を超えた業績を達成することになります。

業績を回復させることができれば、そこからは低成長株や優良株となります。

業績回復株を底値で買えば大きな利益を得られる

業績回復株は、本質的には低成長株や優良株が一時的に業績悪化することで生まれる株です。そのため買うタイミングと銘柄を間違えなければ大きな利益を得ることができます。

業績を回復させられるかがポイントとなり、問題を解決して業績回復を見込むことができるなら底値で業績回復株を買っておくことで業績の回復とともに株価の上昇の恩恵にあずかることができます。

また低成長株や優良株であるため、株価が上昇するだけでなく配当金が増加する可能性もあります。配当金を狙うときにも非常に有効な投資先となります。

6.資産株

資産株とは、企業の資産が時価総額を上回っている株のことです。企業の持つ資産が多ければ時価総額を上回る場合も発生します。

古い企業の持つ資産が過小評価されている

単純に資産をたくさん持っているのにビジネスで問題が発生したため株価が下落して資産株となることもありますが、資産株の多くは企業が保有する資産が過小評価されることで資産株となります。

土地の値段は大きく変化するにもかかわらず、取得時の額面がそのまま資産として計上されていることがあります。その後、土地が値上がりすれば保有資産が増加することになり、知らないうちに資産株となっていることがあります。

また貴金属、顧客データ、ブランドなど数字にすることが難しい資産がいつの間にか価値を持つことで資産株となる場合もあります。

資産株は、企業の持つ保有資産が無視されてしまうことで発生します。

想像以上に資産が減っていることもある

計上されている企業の持つ資産が時価総額を上回っているからといって必ずしも資産株になるとは限りません。

資産の価値は大きく変動することがあるため、取得時の資産の価値が現在では下がっていることも少なくありません。

問題になりやすのがブランド価値。ブランド価値を資産として計上していたのに、実際に調べてみるとブランド自体に大した価値がなく資産が大きく減ってしまうということがあります。

また保有している土地や不動産が値下がりしたり、専用の製造機械が特殊すぎて売れずに鉄くずになれば資産は大きく目減りします。

資産株だと思っていたのに、実は資産が思った以上になかったということも発生します。

多くの投資家に発見されれば株価は上昇する

資産株は、保有資産に対して明らかに株価が低い状態の株であり、多くの投資家に資産株が発見されることで株価は上昇することになります。

資産株は、分かりやすくいえば1万円が入った財布が5000円で売られている状態です。5000円を支払って財布を買えば1万円が手に入るため、少なくても財布の価値は1万円まで上昇することになります。

資産株も同じで、安く見積もられていた株もいつかは上昇します。理論的には保有している資産を含んだ価値まで上昇することになります。

ノーリスクで利益を得られるネットネット投資

資産株に投資して資産価値以上に株価が上昇するのを待つ投資手法をネットネット投資といいます。

理論的には資産よりも安く株を買うことができれば会社を解散しても資産を売ることで利益を得ることができるはずです。つまりノーリスクで利益を得られることになります。

ただし必ずしも利益を得られるとは限りません。多くの投資家が資産の価値に気付けなければ株価は上昇しないためです。

それでもリスクを抑えながら投資をできるのが資産株への投資となります。

まとめ

企業にもステージがあるため、同じように見える株でも異なる傾向で株価が変動することになります。

株式投資で成功するためには、投資手法や目的に合わせて最適な株を見つけることが非常に重要ですが、そのときに株式の分類が非常に役立ちます。

株を買うときには、低成長株、優良株、急成長株、市況関連株、業績回復株、資産株のどの株に分類されるのかを見極めてから投資するように心がけましょう。

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