運の影響力を考慮しながら株式投資すべき5つの理由とは?運は実力のうちじゃない!

   

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株式投資では資産価値が簡単に数字で分かるため、資産価値を見て一喜一憂する投資家が少なくありません。また数字で結果が判断できるため、株価が上昇すれば自分の投資手腕に酔いしれ、株価が下降すれば見通しの甘さを嘆くものです。

しかし株式投資では運が大きな役割を果たすため、株式投資の成果だけで株式投資の実力を測ることはできません。

今回は、運の影響力を考慮しながら株式投資すべき5つの理由をご説明します。運は実力のうちではないことをしっかり頭に叩き込んでおきましょう。




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1.投資の結果が投資の実力とは限らない

投資によって大きな利益を得たり大きな損失を抱えたりしたからといって、その結果がそのまま株式投資の実力とは限りません。なぜなら株式投資には運という要素が強く関係しているからです。

株式投資は確率論のゲーム

株式投資は確率論のゲームであり、リスクまで考慮してできるだけ大きなリターンを得られる確率の高い選択をすることが優れた投資ということになります。

そのため株式投資では、正しい選択をしても確率が高いだけで必ずリターンが得られるという保証はありません。それどころか正しい選択をしていても予想外の出来事によって損失が発生してしまう可能性さえあります。

また間違った選択をしたからといって損失が発生するとは限りません。予想外の出来事で損失が発生するように、予想外の出来事で利益が発生することさえあります。

あらゆることは運によって大きく左右されますが、不確実性の高い株式投資は運の要素がどうしても大きくなる投資となります。

投資家が多ければ想像を超える幸運も生まれる

投資家の中には、驚くほど大きなリターンを得られる人も出現します。またその投資手法がリスクを無視したようなものであれば、他の投資家はその投資手腕を称賛することもあります。

しかし大きなリターンを得たからといって、必ずしも優れた投資手腕を持つ切れ者であるとは限りません。

たとえばコイントスゲームで考えてみましょう。

コイントスでは、表と裏はそれぞれ1/2の確率で出るため、表が連続して出る可能性は非常に低くなります。

表が連続して10回出る確率は1/1024となり、表が連続して20回出る確率は約1/100万となります。コイントスで20回連続表が出る確率は非常に低くなります。

ところが1億人がコイントスを20回行えば、20回連続で表になる人が100人は出現することになります。

この100人はコイントスの名人でもなければ超能力者でもなく、ただ運が良かっただけの人ということになります。

株式投資でも同じで、無謀とも思える投資であってもただ運が良いというだけで大きなリターンを得られる人が出現します。

株式投資は運の要素が大きい

株式投資の成果は運に大きく左右されます。

投資家ができるのは、どのタイミングにどの株をどれだけ売買するのかということだけです。

株価が上がるか下がるかは、企業の業績や投資家心理に左右されます。企業の業績や投資家心理は予想することがほとんど不可能なほど複雑です。

企業の業績は経営者や労働者のやる気、消費者のトレンドの変化、新技術の誕生、天変地異などの不確定要素に大きく揺さぶられ、投資家心理は理性的な判断だけでなく、思い付き、気まぐれ、失望などの影響を大きく受けます。経営者や投資家の「何となくそう思った」という推測不可能な心の動きでさえも株価に影響を与えます。

どれだけ優れた投資家であっても、株式投資をしている以上は運の要素から逃れることはできません。

2.高いリターンは直近の相場に適合しているだけの場合がある

高いリターンを獲得していると切れ者でやり手の投資家のように思えてきますが、ただ単純に直近の相場と投資方針が適合しているだけの場合は十分にあります。

優れたパフォーマンスの多くの投資家がパフォーマンスが下がる

優れたパフォーマンスを実現した機関投資家のその後のパフォーマンスについて調査したところ、優れたパフォーマンスは一時的なもので数年後には平均的なパフォーマンスどころか低いパフォーマンスしか発揮できていないことが分かっています。

これは優れたパフォーマンスはポートフォリオの偏りによって引き起こされるためです。

優れたパフォーマンスを発揮する偏ったポートフォリオは大きなリスクを抱えているとも言える状態で、直近の状況に対応して優れたパフォーマンスを発揮していれば状況が変化してしまうとパフォーマンスが低下するのは当然のことです。

ポートフォリオが偏るのはたまたまの場合もある

意識的にポートフォリオを偏らせることによってリターンとリスクをコントロールできるなら、状況に応じてポートフォリオを変更することでリターンを増やしながらリスクを抑えることができるはずです。

しかし現実には意識的にリターンとリスクをコントロールするためにポートフォリオを変更している人は少なく、単純にたまたまポートフォリオが偏った結果、リターンが増えていることも少なくありません。

刻々と変わる状況の変化に応じてポートフォリオを変更することができれば非常に優れた投資家ですが、多くの投資家はリスクが顕在化せずにリターンだけが大きく膨らんでいる状態ではさらにリスクを無視した挑戦的なポートフォリオに変更することも少なくありません。

計算によってポートフォリオを調整しているわけではなく、たまたまポートフォリオが偏ったことでリターンが大きく膨らんでいる可能性は十分にあります。

バブル期にはリターンが増えることが多い

バブル期には、リターンが増えやすい傾向にあります。特に楽観主義に陥ってリスクを無視してリターンを最大化することを目指している投資家は、リスクが顕在化するまでは大きなリターンを手にすることができます。

そのため短期的にはリスクを無視している多くの投資家がリターンを増やすことができます。

リスクが顕在化していないのは投資家の実力ではなくただ単純に運がいいだけです。

特に運はバブル期には投資家を増長させる装置として機能します。

3.投資の結果は運が良かったのか実力があったのか分からない

投資の結果がどのようなものになったとしても、ただ単純に運が良かっただけなのか実力によってもたらされたものなのかは判断できません。

投資の結果だけで投資の実力を見極めることは不可能

どれほど優れた投手の結果を出していたとしても、それが投資の実力であるとは判断できません。

投資の結果は、実力だけでなく運が大きく影響してくるため、実力がなくても運が良ければ優れたとし結果を出すことは可能です。

そのため投資結果が優れているというだけで投資の実力があると判断してしまうと、ただ運の良い人も優れた投資家とされてしまうことになります。

もし優れた投資家だと思っている人がただ運の良い人で、その人から投資手法を学ぼうとしているならとんでもないリスクを背負い込むことになります。

間違った推測で優れた成果が出ることもある

投資結果だけで投資家の実力が分からない理由は、間違った政策で優れた成果が出る場合もあるためです。

さまざまな情報を基にした推論によって投資したとき、推論自体は間違っていても優れた投資結果が出ることがあります。

企業の業績が好調になるという推論で投資をした結果、企業の業績が悪化してもほかの投資家も同じような推論で投資していれば株価は上昇するためです。

帳尻が合ってしまえば過程が間違っていても結果は出ますが、いつまでも帳尻が合う可能性はそれほど高くはありません。

短期的な投資結果は判断が難しい

株式投資は長期的に成果を出し続けることで優れた投資手法と洞察力があることが判明します。どれだけ運が良くても試行回数が増えれば運が尽きる可能性が高まるためです。

一方で短期的な投資結果は判断が非常に難しくなります。投資期間が短くなれば運の要素が高まるため、運が良いだけで大きなリターンを得られる可能性が高まるためです。

また投資の実力があっても、短期的な投資結果では運の要素に左右されてリターンが低下することも十分に考えられます。

短期間しかは投資していないなら、その投資手法が優れたものかどうかは判断することができません。

4.優れた投資か否かは投資の結果ではなく投資の判断で決まる

投資結果では投資の実力が判断できないことは明白です。どれほど優れた選択をしても投資結果には運の要素が絡むためです。

そのため優れた投資か否かは投資の結果ではなく投資の判断で決まることを肝に銘じておきましょう。

運の要素を排除した投資判断

運を織り込んで投資をするのは大きな間違いであり、考えもなく何となく投資しているなら、それは投資ではなくギャンブルということになります。

そのため投資の結果ではなく投資の判断こそが投資の実力を決定付ける要素となります。

投資する時点で現状をしっかりと理解して反映した投資判断を下すことができれば、その後の結果が運によって左右されても優れた投資判断であることは間違いありません。

運の前では投資家はどうすることもできないため、運によって左右された結果に振り回されるべきではありません。

現状を把握して納得できる投資判断を下す

投資の判断を下すときに、想定することが難しいリスクまで含んだ投資を心がければ運や不運による損失を抑えることができます。

運が良いことを想定せず、運が悪くなる可能性を考慮して投資判断を下すことで、不運に見舞われてもリスクの許容度を確保することができます。もし運が良ければ想定外のリターンを手に入れることができます。

そのためにも現状を把握して納得できる投資判断を下すことが必要不可欠になります。

損失が出ても投資判断が間違っていなければ優れた投資

多くの投資家は投資の結果で投資を判断しますが、長期的に株式投資で利益を得ようと考えているなら素質が出ていても投資判断が間違っていなければ優れた投資と考えるべきです。

投資結果については運の要素が大きく関係してくるため投資家にはコントロールすることができません。投資家にコントロールできるのは、現状認識して投資判断するところまでです。

もし投資判断をしたタイミングで最良だと思えるなら、その結果が無残なものになっても間違った投資とはいえません。

ドライに投資を続けるためにも、損失が出たとしても投資判断が間違っていなければ優れた投資であると考えましょう。

5.長期的には運ではなく実力を反映した結果となる

短期的には投資結果は運が反映されているのか実力が反映されているのか判断することはできませんが、長期的な投資になると運の要素が抑えられて投資の実力が反映された結果となります。

短期の結果に一喜一憂しない

多くの投資家が短期的な投資結果で投資の実力を判断しようとします。しかし運の要素が大きく反映される短期的な投資結果では、投資家の実力を判断することはできません。

そのため短期的な投資結果に一喜一憂しても意味がありません。短期間で大きくリターンを得ることができても投資の実力が伴っていなければ長期的にリターンが落ち込むどころか損失が発生する可能性は十分にあります。

そして短期的な投資結果から自分の投資の実力を見誤ってしまうと、リスクを無視した投資をして痛い目を見ることも考えられます。

短期的な投資結果がどれだけ優れたものであっても、過信せずにリスクをコントロールしながら投資を続けることが大切です。

長期投資をするなら運に頼らない投資が必要

もし長期的に投資をすることが前提なら、運に頼った投資をするべきではありません。

運によって一時的に稼ぐことができても、投資期間が長くなれば運によって隠されていた投資の実力が結果に反映されるようになります。最終的には投資の実力に見合った結果した得ることができません。

また短期的なら不運によって実力以下の結果しか出せない投資家も、長期的に投資を続けることで不運が幸運に相殺されて本来の実力が反映された投資結果を得ることができます。

投資を始めてすぐに結果が出たからといって結果を実力と思い込まず、慎重に投資を継続するようにしましょう。

良くも悪くも株式投資では運要素が大きい

幸運によってリターンが大きく膨らむか、不運によって損失が大きく拡大するかは分かりませんが、株式投資を考えるときには運の要素を絶対に考慮しなくてはいけません。

ある程度までリターンやリスクをコントロールすることはできても、運によってリターンやリスクは簡単に吹き飛んでしまいます。

このとき重視すべきなのが幸運ではなく不運。幸運を織り込んで投資をすれば楽観的になってしまうため、リスクを最小限に抑えたいなら不運を大きく織り込んでポートフォリオを構築しましょう。

大きなリターンを手に入れたときにも大きな損失が発生したときにも、実力だけでなく運が影響していることを認識しておきましょう。運を考慮することで増長を防いで気を引き締めて投資することができます。

まとめ

幸運が舞い降りることもあれば不運に出くわしてしまうこともあるのが株式投資の世界です。株式投資をする以上は運を無視することはできません。

運の影響力は非常に大きく、投資家の中には運だけで大きな利益を得られた人もいます。

しかし多くの投資家は運を実力と勘違いしてしまうため、状況が変化することでリターンが急激にしぼんでしばうこともよくあります。

現状認識して運の影響を考慮してポートフォリオを柔軟に変えることができれば、運に頼らなくても長期的にリターンを増やすことができます。

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