株価の変動にはサイクルがあり振り子のように変化する5つの理由とは?株価変動サイクルの行方を見通せ!

   

時計が振り子のように揺れている様子

株式投資では「安く買って高く売る」ことが儲けを出すための基本となりますが、特にできる限り株を安く買うことが重要になります。

そして株を安く買うためには株価の変動のサイクルを理解することが必須。株か変動のサイクルは振り子を連想することで非常に分かりやすくなります。

今回は、株価の変動にはサイクルがあり振り子のように変化する5つの理由をご紹介します。株価変動サイクルの行方を見通せば株の買い時と売り時も分かります。




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1.好況と不況を繰り返すサイクルがある

好景気もあれば不景気もあることは誰もが知っていることですが、好況と不況はサイクルとなって繰り返されています。ひたすら好況になったり不況になったりすることはありません。

らせん構造で上昇していく

相場の状況を想像するときにはらせん構造で上昇していくイメージを持つと非常に分かりやすくなります。

好況と不況のサイクルが繰り返されているため同じことが繰り返されているように思えますが少しずつ上昇しています。

株価は平均して年間7%で上昇していますが、急激に株価が上昇するタイミングもあれば急激に株価が下降するタイミングもあります。

同じことを繰り返しているようで少しずつ上昇しているのが株式相場です。

振り子のように好況と不況の間を揺れている

好況と不況のサイクルは振り子にも非常に近い動きをしています。

揺れる振り子の両端が好況と不況の頂点となっており、錘が揺れるように現状は好況と不況の間を揺れています。

そして好況や不況に近づくとスピードは減速し、どこかのタイミングで反転して状況の逆転が起こります。好況の場合はバブルの崩壊によって不況に突き進むことで株価は大きく下落し、不況の場合は株価は底を打って上昇に転じます。

重要なのは、多くの人が想像している平均的でまともな状態は両端の中心点であり、振り子のスピードが最速になっているタイミングでもあります。つまりまともな状態は一瞬で過ぎ去り、長期間にわたって好況か不況の状況が維持されることになります。

好況と不況はいつまでも続くことはなく、いつかどこかで逆転に転じます。

好況と不況のサイクルの平均期間は10年

過去のバブルや大暴落を確認すれば分かりますが、好況と不況のサイクルは平均的に10年ほどとなっています。

10年が経過すると好況と不況のサイクルは循環します。そのため10年間で好況と不況の両方を通り抜けることになります。

好況と不況のサイクルは必ず10年ごとに起こることはなく、長くなったり短くなったりしますが、目安として10年ほどで好況と不況のサイクルが起こることを分かっておきましょう。

2.バブル期と暴落期は長く正常な期間は短い

株価相場が振り子であると考えれば、両端にあたるバブル期と暴落期は長く続くことになり、バブル期と暴落期の中間にある正常な期間は非常に短いことになります。

相場の大半がバブル期と暴落期

振り子は錘のスピードがもっとも速くなったところが揺れの中心であり、錘のスピードが遅くなり止まるところが揺れの両端となります。

つまり振り子のように揺れる相場は、バブル期と暴落期が非常に長く続くことになり、相場の大半がバブル期か暴落期ということになります。

しかし経済学者の理論では、ほとんど一瞬で通り過ぎる揺れの中心点の平常時が基本として考えられており、理論と現実に齟齬が発生する原因にもなっています。

バブル期と暴落期は長く正常な期間は短いことを理解すれば、この歪な状況が投資家心理にどのような影響を与えるのかも分かってきます。

長期間のバブル期と暴落期に投資家は耐えられない

長くバブル期と暴落期が続けば、多くの投資家は現在がバブル期や暴落期であると認識できなくなってしまいます。

株価が継続的に上昇し続ける状況や下降し続ける状況が続けば、それが当たり前となりいつまでも続くように思えるからです。

その結果、投資家たちは少しずつ判断を誤っていきます。明らかに割高な状況でも投資したり、明らかに割安な状況でも投資を控えたりするようになります。

数年間に及ぶバブル期と暴落期は、多くの投資家を誤った判断に誘うには十分な期間となります。

バブル期と暴落期の反動は比例する

基本的に振り子が一方に大きく振れるともう一方にも勢いよく振れることになります。

つまりバブル期と暴落期の反動は比例することになります。

長期間にわたってバブル期が続いた場合、その反動として暴落期も長く深刻なものになる可能性は高くなります。

前回のバブル期や暴落期の長さを知ることで、現在、訪れているバブル期や暴落期がどれくらい長く深刻になりそうなのか判断する材料となります。

3.現在の状況が継続すると思ったときが転換点になる

好況と不況のサイクルは振り子のように揺れ動きます。そのため絶対にバブル期や暴落期がいつまでも継続するようなことはありません。

しかしバブル期や暴落期が長く続くと多くの投資家がそのままバブル期や暴落期が続くと考えてしまうものです。

多くの投資家が現在の状況が継続すると思ったときに振り子の揺れは逆転して状況が一変します。

長いバブル期と暴落期

振り子の両端がバブル期と暴落期になると考えれば、バブル期と暴落期が長期間にわたって続くことは理解できるはずです。この長いバブル期と暴落期は数年に及ぶことになります。

数年にわたるバブル期や暴落期は投資家心理に大きな影響を与えます。

株式投資では、リスクは2種類あります。投資することで損失が発生するリスクと投資しないことで機会損失になるリスクです。

特にバブル期では、投資しないことで機会損失になるリスクに脅かされることになります。

投資家は利益を追い求めて投資をしているため、株価が割高だと分かっていても投資しないことで機会損失になるリスクに数年間耐え続けることは非常に難しくなります。

バブル期では投資したくなる

バブル期が長く続けば、多くの投資家はバブル期がいつまでも続くような錯覚に襲われます。そして最初のうちは投資を渋っていた投資家たちも投資するようになります。

懐疑的で慎重だった投資家たちも、周囲の投資家が利益を得ているのを見ていると我慢できなくなります。そして懐疑的だった投資家たちまで投資をするようになれば、バブルが崩壊する準備が整います。

バブル期には、多くの投資家が無謀に思えるような投資をしてリターンを上げるためリスクを軽視しがちになります。リスクを恐れなくなればさらに投資する投資家が増えます。

バブル期は長く投資したくなる状況が整うため、誘惑に耐え切れなくなった投資家たちは最終的にはこぞって投資することになります。

誰もがバブル期が続くと思ったときが転換点になる

バブル期がクライマックスに突入すると、多くの投資家が許容できないリスクを抱えながらも投資をします。そして限界まで投資をしてそれ以上は投資できなくなると未来永劫続くように思われたバブル期が終了します。

株価の上昇は誰かが株を買うことでしか持続しません。もし株を買う人が株を売る人よりも少なくなれば、株価は下落に転じます。

誰もがバブル期がそのまま続くと思ったときには、すでに十分に株が買われた状態となっています。そのため転換点となり、上昇を続けていた振り子も下降に転じます。

バブル期に関しても暴落期に関しても現在の状況が継続すると思ったときが転換点になるため、現在の状況が継続すると思ったときには状況の変化に注意しましょう。

4.揺れる振り子の端ではリスクとリターンが逆相関になる

多くの投資家がリスクとリターンは相関関係にあると考えています。つまりリスクが大きい投資先はリターンも大きくなり、リスクが小さい投資先はリターンも小さくなると考えるものです。

ところがリスクとリターンが相関関係にあるのは振り子が中心点にある場合で、両端ではリスクとリターンは必ずしも相関関係になるとは限りません。

バブル期にはリスクが高くても投資したくなる

長いバブル期に投資の誘惑に耐えられる人はほとんどおらず、多くの投資家がリスクが高くても投資したくなるものです。

そして多くの投資家はリスクを嫌うどころか積極的にリスクを取ろうとします。なぜならリスクはリターンにつながると信じ込んでいるからです。

多くの投資家がリスクの高い投資先に投資すれば、当然ながらリスクは増大するもののリターンは低下します。

リターンが少ない投資先が増えると、投資家はさらに積極的にリスクを取ってリターンを増やそうとします。

その結果、投資家たちがリスクが大きくリターンが小さいと投資先に喜んで投資することでリスクとリターンは逆相関の関係になってしまいます。

暴落期にはリスクが低くても投資を控えたくなる

暴落期にはバブル期とは逆にリスクが低くても投資を控えたくなります。

バブル期には好材料に溢れていますが、暴落期には悪材料に溢れています。相場だけでなく景気も悪くなって不景気になるため、実際に倒産する会社も増えます。

そのためバブル期の反動として株を割安で投げ売りする投資家も続出し、明らかに割安の株があっても買われずに放置されることになります。

そのためリスクが小さくリターンが大きい株が増加し、やはりリスクとリターンは逆相関の関係になります。

リスクとリターンの逆相関が大きな損失と大きな利益を生み出す

リスクが大きいことがリターンが大きいことの裏付けと考えていると、バブル期には大きなリスクと小さなリターンを取ることになり、暴落期には小さなリスクと大きなリターンを取ることになります。

バブル期に投資をして失敗する投資家が多いのは、リスクが大きいのにリターンが小さい投資先に投資するからです。もちろん株価が値上がりしている間に株を売り抜けることができれば利益を出すことはできますが、いつ爆発するか分からない爆弾回しをしているだけで運が良かったというだけの話です。

一方で暴落期に投資をして成功する投資家が多いのは、リスクに対してリターンが大きくなっているからです。リスクを抱えているように思える投資先でも十分に価格が安ければリスクに対するリターンは大きくなります。

リスクとリターンの逆相関が理解できているかできていないかで、大きな損失を被るか大きな利益を手に入れるかが変わります。

5.人間が介在する以上は株価変動のサイクルはなくならない

新しいビジネスが登場するたびに、過去の法則が当てはまらないと考える投資家が出現してバブルを加速させてきました。特にハイテク株関連のバブルでは、これまでの経済観念ではとらえられないと主張する投資家や専門家が多く出現します。

しかし株価変動のサイクルは人間が介在する以上はなくなることはありません。

株価変動のサイクルは人間の心理の表れ

経済活動をすべて機械が行うようになれば、機械的に物事が進むためサイクルが発生することもなくなるでしょう。

しかし株価変動のサイクルは、人間が介在する以上は必ず繰り返します。なぜなら株価変動のサイクルは人間の心理の表れだからです。

人間は時間が経つと状況に慣れてしまい、恐怖したり慢心したりするものです。そして同調圧力にも弱く、根拠がなくても多数派に従ってしまう性質があります。

そのため人間が投資にかかわっている以上は株価変動のサイクルは人間の心理に引っ張られるため消えることはありません。

株価変動のサイクルが消えたという声が出れば要注意

バブル期や暴落期には極端な意見が正当性を帯びます。その多くが現状がそのまま維持されるというものです。

バブル期には、そのままどこまでも株価が上昇するという意見や株価が割高であってもさらに上がるという意見が出てきます。

暴落期には、このまま株価がさらに下落して金融システムが崩壊するという意見やいくつもの銀行や金融機関が破綻するという意見が出てきます。

もちろんどのような意見でも可能性はありますが、極端すぎる状態になることはほとんどありません。あまりにも良くなることも悪くなることもありません。

もし極端な意見が登場し、その意見が究極的には株価変動のサイクルが消えたという声ならば、振り子の動きが止まる寸前であり、すぐそこに転換点が迫っていると考えましょう。

振り子の動きは誰にも分からない

振り子が揺れ続けることは間違いなく株か変動のサイクルは今後も続いていきます。しかし振り子の挙動については確かなことは分かりません。

振り子がどこまで揺れ動くのか、何が原因で振り子の揺れが止まって反転するのか、いつ反転するのか、反転してどこまで揺れるのかといったことを判断することはできません。振り子の揺れは投資家の総意が大きく影響し、投資家の意思を変える要素はたくさんあるからです。

そのため振り子をイメージすることは重要ですが、振り子の動きまで完全に理解できているとは考えるべきではありません。

まとめ

株価の相場にはサイクルが存在しており、サイクルを振り子と重ねることでより相場が分かりやすくなります。

そして振り子の両極端では、常識で考えればおかしな価値観が蔓延し、常識こそがおかしな価値観だと思われてしまいます。

株価の相場と振り子を重ねることができれば、少しは奇妙な常識から逃れて賢明な判断ができるようになるはずです。

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