株式相場の大暴落が予想できない5つの理由とは?暴落を予想できれば暴落しないパラドックス!

   

頭を抱えて悩み込んでいる男性

株式相場の大暴落を虎視眈々と狙っている投資家は少なくありません。多くの投資家は株式相場の大暴落を予想して、どのタイミングで投資しようか考えています。

大暴落は間違いなく起こりますが、そのタイミングを見計らうことができないのが大暴落です。

今回は株式相場の大暴落が予想できない5つの理由をご紹介します。暴落を予想できれば暴落しないパラドックスが起こります。




Amazonが送料無料になる秘密の裏技とは?

1.大暴落は隠れたリスクによって発生するから

大暴落は誰にでも分かるような理由では発生しません。多くの人が見落としているリスクが原因となっており、リスクが軽視されてリターンを求めることで許容できない範囲までリスクが増大することで大暴落が発生します。

大暴落のきっかけを見つけることは困難

大暴落は何かしらのきっかけが原因で発生します。多くの人は過去を振り返り、大暴落のきっかけを知って次の大暴落では前の大暴落のきっかけに備えようとします。

ところが大暴落のたびに大暴落のきっかけは違ったものになります。過去の大暴落のきっかけとは異なるきっかけによって大暴落が発生します。

誰もが大暴落のきっかけを見落とさずに備えていれば大暴落が起こることはなく、見落としてしまったきっかけこそが大暴落を引き起こすためです。

そのため過去の大暴落のきっかけは簡単に分かりますが、未来の大暴落のきっかけを予見することは困難です。

隠れたリスクは見つかったときには隠れたリスクではない

大暴落の原因となるリスクを見つけることこそが大暴落を予想するためには必要不可欠ですが、隠れたリスクが見つかったときには隠れたリスクではなくなってしまうため大暴落は発生しません。

大暴落を予想するための努力こそが大暴落を防ぐ要因となります。

多くの投資家が大暴落に備えようとして徹底的に隠れたリスクを探し出すことで、誰にも見つからないリスクが着実に生み出されることになります。

そして隠れたリスクを見つけるたびに投資家は大暴落に備えます。しかし大暴落が起こることはありません。

最後には、隠れたリスクをすべて見つけ出したと思って投資家が安堵したときに大暴落が発生します。

リスクによってリスクが変化する

隠れたリスクは、それ自体が自明的になることで別のリスクを生み出します。つまりリスクによってリスクが変化してしまうということです。

たとえば綱渡りをするときには、リスクを抑えるために命綱を装着します。しかしリスクに備えて命綱を装着することが新たなリスクとなります。

命綱を装着せずに綱渡りをするときには、失敗することはありません。綱渡りをする人は、間違いなく綱渡りを成功させるだけの技量を持っているだけでなく、綱渡りに集中するからです。そして綱渡りに少しでも自信がなければ挑戦はしません。

ところが命綱を装着して綱渡りをするときこそ失敗が発生します。綱渡りをする人が増大するだけでなく、命綱に安心しているため技量不足の人も綱渡りに挑戦します。命綱があるため、多くの人が失敗することに楽観的です。

失敗しても命綱で助かっている人を見れば、誰もが綱渡りに挑戦するようになります。そして最後には、綱渡りに殺到した人の重さに耐えられなくなった綱が切れてしまい、命綱もたくさんの人がぶら下がることを想定していないため一緒に切れて全員が落下してしまいます。

リスクに備えることでリスクを軽視する人が増えれば、リスクに備えることがリスクを増大させる可能性さえあります。

大暴落のリスクも同じで、大暴落のリスクに備えないことで大暴落を引き起こすのと同じように大暴落のリスクに備えることで最終的には大暴落を引き起こすことになります。

2.多くの人が大暴落を予想できれば株価が上がらないから

多くの人が大暴落を予想できるということは、誰も株価が落ちるであろう株を買いたがらないということです。つまり株価は上がりません。

大暴落直後の心理

多くの人が大暴落を予想している状態は、大暴落の直後の心理です。つまり大多数の人が株価が落ちたことに打ちのめされて株を信じられなくなっている状態です。

大暴落が発生するとさらに株が下がると思い込み、狼狽売りが殺到します。その結果、どこまでも株価が下落していき、どこに底があるのか分からなくなってしまいます。

そんな状態に陥ると大多数の人がさらなる大暴落を予想して株価は上がることがありません。

株価が上がるのは大多数の人が大暴落を忘れるから

相場の上昇局面では、大多数の投資家は大暴落から立ち直り株価が上がることを信じ始めます。株価が上がることを信じる人が増えれば市場に参加する人が増えるため株価は上昇します。

もし株価が上昇しているなら多くの人が大暴落を忘れている証拠。いつか大暴落が起こることが分かっている人も今ではないと思っているはずです。

多くの人が大暴落を忘れると株価は上昇し始めます。

隣で儲ける人を見て我慢できなくなる

大暴落が起こることが分かり、危険な水準になっても投資を続けてしまうのは、隣で儲ける人を見て我慢できなくなってしまうからです。

投資家はロボットではなく人間であるため、どうしても周囲と比較したくなるものです。自分が暴落に恐れている間に投資に踏み切った人は利益を積み上げているのを見ると、まるで損をしているような気持ちになります。

普通なら1年間に20%のリターンを得られれば満足できる人も、ほかの人が100%のリターンを得ていれば心中穏やかではいられません。まるで損をしたように感じるはずです。

そして大暴落が起こることは知っていても、投資額を増やして危険な投資に足を踏み入れてしまうことになります。

3.誰もが暴落は起こらないと信じたときに暴落が起こるから

当たり前のことですが、株価が上昇している局面で大暴落を予想できる人が多ければ株価が下がることはありません。なぜならまだ株を買う人が残っているからです。

大多数の人が株に資金を投入して余剰資金が枯渇し次の買い手が失われると需要が落ちてしまうことで暴落することになります。

暴落が起こると思っている間は起こらない

誰もが暴落が起こると思っている間には暴落が起こることはありません。

暴落が起こると思っている間は、株への投資を控えて資金を増やす人が増えます。つまりまだまだ株を買うだけの余力が残っているということです。

株を買うだけの余力があるなら、当然ながら少量ずつでも株を買うことになります。するとずるずると株価は上昇していくことになります。

株価が上昇を続ける限りは暴落が起こることはありません。

暴落が起きるのは多くの投資家が株を売却したとき

当たり前のことですが、暴落は株を買うのを止めるのではなく株を売り始めたときに発生します。つまり暴落が起こると思っていても株を売却していなければ暴落は起きません。

株を買い控えることと株を売ることの間には大きな隔たりがあります。大暴落が間近に迫っていると思っているなら、本来なら株をすべて売却するのが正解ですが、株価の上昇局面で株をすべて売却するような投資家はほとんどいません。

株価が急激に上昇しているときに株を手放すことは機会損失になるためです。

そのためどれだけ暴落を恐れて警戒していても、多くの投資家が株を買い控えている間は暴落は起こりません。

株を買う人がいなくなれば株を売るしかなくなる

大暴落を警戒していた投資家も、株をいつまでも買い控えることはできません。株価の上昇局面では株を売ることが機会損失になるように買い控えることも機会損失になるためです。

そして懐疑的だった投資家たちもついに株を買うようになります。

暴落を恐れていた臆病な投資家が株を買うようになれば最終局面です。ほかの投資家はすでに限界まで株を買っているため、それ以上買い増すことはできなくなっています。

するとついには利益を確定する人が増え始め、株価の上昇が止まり下降へと移り変わります。そして株を買える人が少ないのに売りたい人が多いため連作的に株が売却されて大暴落になります。

つまり株の大暴落は、暴落を警戒していた最後の1人の投資家が諦めて株を買ったタイミングで発生するため、暴落を予測することができないというよりかは、暴落を予測する人がいなくなったときに暴落が始まります。

4.大暴落を引き起こす最後の一撃は予測不可能

大暴落が起こる条件がすべて整っても大暴落は起こりません。なぜならどう考えても高すぎる株価も、投資家たちが妥当な株価だと信じている限るは妥当な株価だからです。夢の中では夢の中にいることに気付かないのと同じです。

自力で夢から覚めることは難しいため、大暴落を引き起こす最後の一撃は予想外の出来事が発端となります。

価値を信じている間は価格が維持される

どれほど荒唐無稽な価格であっても、その価値を信じている人が多ければ価格は維持されます。

たとえば芸術作品の中には、明らかに制作に要した時間や労力からは考えられないような値段となる高額な作品が存在します。

多くの芸術愛好家は、芸術作品の価値を時間や労力では説明せず芸術性という物質的に根拠のない精神的な感覚で説明します。

ところがどれだけ根拠のない説明でも信じる人が多ければ価格に反映されます。明らかに価値を超えていても需要があれば価格は上がっていきます。

株についても同じで、現在の会社の実力に関係のない将来性に価値を頼っていても、信じる人が多ければ価格は上昇します。

世の中の仕組みを大きく変えるとされる技術などが顕著で、ハイテク企業の株は大暴落直前のバブルでは高騰することが少なくありません。

夢から覚める一撃は予測不可能

多くの人が価格に納得するのは、多くの人がその価格に納得している場合も少なくありません。つまり多数の人が根拠がなくても周囲に合わせて納得してしまえば、多数の人が納得していることを理由に多数の人が納得してしまいます。

ところが多数のうちの1人が何かの原因で価格に異議を唱えて株を売ってしまえば状況は変わります。1人が逃げ出せば、ほかにも逃げ出す人が現れて連鎖反応が起こります。そして誰もがいち早く逃げるため株を売却して大暴落が起こります。

このとき最初に逃げ出す人がなぜ逃げ出すかは誰にも分かりません。誰がどのタイミングで逃げ出してもおかしくない状況なら、何がきっかけになるのか分からないためです。

どれだけ条件が整っていても最後の一撃が分からなければ、大暴落がいつか起こるという予測以外には正確な時期など予測することは困難です。

大暴落では明確なきっかけがあるものだけでなく、明確なきっかけがないものも存在します。明確なきっかけなければなんとなく株価が下がり始めてズルズルと長期間かけて下落し続けます。

5.暴落は後になってから暴落だったと分かるから

暴落は、暴落中にはなかなか気付けないものです。暴落後にチャートを見て暴落だったことは簡単に理解できますが、暴落中には暴落であることさえ分かりません。

株価が下がり始めたときに暴落と判断することはできない

たとえば株価が急激に下落したとき、その株価の下落が一時的なものなのか継続的なものなのか判断することはできません。

一時的な株価下落だと判断されるなら逆張りで株を買う人が増えるため株価の下落は止まり、継続的な株価下落だと判断されれば継続的に株価は下落することになり、多くの投資家の思惑が錯綜するため複雑な状況すぎて明確な見通しが立たないためです。

また株価が下落後、一時的に止まってから再び下落するようなことも珍しくありません。株価が下がっているときには下落の予測は困難です。

株価が急激に下がったことだけで暴落は判断できません。

どこまで下がるかも分からない

暴落が起こっているときに暴落だと分からない理由は、暴落がどこまで進むか分からないからです。

株価が大きく下がって大暴落が落ち着いたと思っても、さらに株価が下落する場合もあります。急激に株価が下がらず、ずるずるとゆっくりと株価が下がることもあります。

株価が下がっているときには、どこまでも株価が下がり続けるように思えるもので、疑心暗鬼になってしまって本当に底値になっていても底値になっていると気付けないこともあります。

大暴落を予測するということは底値を見極める必要もありますが、底値を見極めることができなければ実質的に大暴落を予測することはできないということになります。

まとめ

大暴落に備えることは禅問答のようなもので、大暴落は必ず起こるため備える必要はあるものの、予測はできないものと考えておかなくてはいけません。

そのため大暴落が起こりそうだと思ったときには、自分なりの投資ルールを作って順守することが大切です。感情に振り回されてしまうと大チャンスの大暴落が大ピンチを招くことになります。

大暴落は予測不可能であるものの大暴落には常に備えながら投資をしましょう。

 - ライフハック・ノウハウ, 資産運用, 株式投資, お金, 悩み , , , , , , , , ,