ドルコスト平均法(定額購入法)を分かりやすく徹底解説!インデックス投資の投資信託やメリットとデメリットとは?

      2020/02/09

空に向かって大金の札束(1万円札)が積み上げられているイラスト

株式投資を始めようと思っている人なら聞いたことがあるドルコスト平均法という投資手法。定額購入法とも呼ばれるドルコスト平均法は非常に優秀な投資手法である一方、どのような投資手法なのか分かりにくくメリットやデメリットが分からない場合も少なくありません。

また個別の銘柄に投資する個別株投資においてもドルコスト平均法が有効なのかやNISAやつみたてNISAのことを考えれば投資信託との組み合わせも気になるところです。

そこで今回は、投資の初心者でも分かるようにドルコスト平均法(定額購入法)を分かりやすく徹底解説していきます。投資信託やメリットとデメリットについても説明します。




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1.定期的に一定額の株式を購入する方法

ドルコスト平均法というと難しそうですが、実践方法は非常に簡単です。定期的に一定額の株式を購入するだけです。

決まった金額を決まったタイミングで買う

ドルコスト平均法は定額購入法ともいい読んで字のごとく定額の株式を購入していく方法です。

積立投資の設定ができる場合には1カ月ごとに一定額の株式を購入するのが一般的ですが、期間に関しては1カ月ごとでなくても問題はありません。2カ月ごと、3カ月ごと、6カ月ごとなど好きな間隔で購入すれば問題ありません。

購入するタイミングが短くなれば、より高い精度でドルコスト平均法を実践できるためリターンのムラを抑えることができます。一方で株式の購入に手数料がかかる場合には、投資回数が増えると手数料による損失が増えるため投資回数を減らす方が効果を高められる場合があります。

ドルコスト平均法を実践する場合には、株式の購入に手数料がかからないノーロードの投資信託が選ばれる

ただし大切なのが決まった金額を決まったタイミングで買うことです。途中で投資額を変えたり投資期間を変えたりするとドルコスト平均法の有効性が失われてしまいます。

とにかく決まった金額を決まったタイミングで買えばドルコスト平均法が実現します。

ドルコスト平均法の原理を分かりやすく解説

なぜ決まった金額を決まったタイミングで買えば優秀な投資手法になるのか分かりにくいため、ここからはドルコスト平均法の原理を分かりやすく解説します。

株を定期的に買うときには2つの方法があります。株を定量ずつ買う定量購入法と株を定額ずつ買うドルコスト平均法(定額購入法)です。

平均的な株価が1000円の株を4カ月間、毎月10株ずつ買う場合と1万円ずつ買う場合を比較してみましょう。

4カ月の間には、株価は次のように推移します。1カ月目1000円、2カ月目1500円、3カ月目500円、4カ月目1000円です。

このとき定量購入法で購入すると、4カ月間の合計は購入株数が40株で購入額は4万円になります。1株あたり1000円で購入したことになります。

ドルコスト平均法(定額購入法)で購入すると、4カ月目の合計は購入株数が46.7株で購入額は4万円になります。1株あたり856.5円で購入したことになります。

このような差が発生するのは、ドルコスト平均法で購入することで株価が高いときには買う株の量を控え、株価が安いときには買う株の量を増やすことができるためです。

もちろん株価がもっとも下がったタイミングで全額投入すればドルコスト平均法よりも高いリターンを得られますが、株価がもっとも下がったタイミングを見極めることは困難です。プロの投資家でも失敗することも多く株式投資の初心者が見極めることはできません。

ドルコスト平均法は最高のリターンを得られないものの最適なリターンを得ることができる投資手法です。100点は取れないものの30点を取ることもなく常に80点を取ることができるような投資手法だと考えましょう。

2.ドルコスト平均法(定額購入法)のメリット

ドルコスト平均法にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ドルコスト平均法のメリットを見ていきましょう。

誰でも優秀な投資成績を実現できる

ドルコスト平均法で投資する最大のメリットは、誰でも優秀な投資成績を実現できることにあります。

株式投資においては銘柄の選定と同じくらい株の購入タイミングが重要になります。どれだけ優れた会社であっても株価が高いときに株を買ってしまうと冴えないリターンした実現できないためです。

そのため多くの投資家が株の購入タイミングを見計らいますが、世界中の投資家が購入タイミングを見計らっているためプロの投資家を上回ることは困難です。

ところがドルコスト平均法なら株を割安で購入することが可能。購入価格を抑えることで最適な投資タイミングで株を購入したのと同じ効果を得ることができます。

またドルコスト平均法の実践は非常に簡単で投資に関する知識や経験も不要。積み立て設定ができるなら子どもでも実践できます。

株式投資の初心者でもプロの投資家を打ち負かすことができる成績を実現できるのがドルコスト平均法の最大のメリットです。

何も考えずに安心して投資できる

ドルコスト平均法は非常にシンプルで簡単。原理は少しややこしいですが理解するのも難しくありません。

そのためドルコスト平均法を実践することを決意すれば、あとは何も考えずに機械的に投資していくだけで実現します。

株式投資をしていると資産が減らないか不安になってしまうこともありますが、ドルコスト平均法を利用すれば投資していることを忘れてしまうこともできます。ただただ淡々と投資していくため安心して投資することができます。

ドルコスト平均法の特性を理解して利用すれば、ドルコスト平均法での安心感は凄まじいものです。

投資に手間も時間もかからない

仕事をしているなら株式投資に手間や時間をかけることはできません。しかしドルコスト平均法なら手間も時間もかけることなく投資することができます。

専業の投資家のような成績を片手間で実現できるのがドルコスト平均法。片手間どころか積み立て設定をしておけば、最初の設定以外にやることはありません。

ドルコスト平均法はとにかく手間や時間がかからず簡単です。この驚くほどの手軽さが株式投資の初心者に推奨されている理由でもあります。

定量売却法の出口戦略でリターンをさらに積み上げられる

株の購入時にはドルコスト平均法を利用し、株の売却時にはドルコスト平均法と逆のアプローチを利用することでリターンをさらに積み上げることができるのもドルコスト平均法の魅力です。

株式投資では株を買うときよりも売るときの方が難しく、どのタイミングで株を売ればいいのかなかなか判断できません。

株価が高いときに売りたいものの、売った後にさらに株価が上がれば機会損失となります。株価の上昇を見込んで現金化を遅らせていると、いざお金が必要なときに現金化できておらず、株価が下がっているときに株を売らざるを得ない状況に追い込まれることもあります。

しかしドルコスト平均法の逆の定量売却法を実践すれば、まさにドルコスト平均法とは逆の原理によって比較的高く株を売却することができます。

3.ドルコスト平均法(定額購入法)のデメリット

ドルコスト平均法にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。ドルコスト平均法のデメリットも確認しておきましょう。

株価が右肩下がりなら損をする

ドルコスト平均法は、株価が一時的に値下がりしても最終的に値上がりする場合にはリターンが大きくなります。しかし株価が右肩下がりを続けるなら、結局は損をすることになります。

ドルコスト平均法に限らず、株価が値下がりを続けるなら投資した時点で損をすることになりますが、それはドルコスト平均法でも同じです。

ただし歴史的に見ても長期的には株価は右肩上がりを続けており、利回りは多少異なるものの株価の右肩上がりは世界中の市場で共通していることです。

爆発的なリターンは望めない

ドルコスト平均法は長期投資を前提にした投資手法であり、大きなリターンを捨てることでリスクを抑えて確実に利益を得る投資手法です。そのため着実に儲けることができるものの爆発的に儲けることはできません。

あまりにも堅実すぎる投資手法であるため夢を見ることができないのがデメリットかもしれません。

リスクを抑えるということはリターンを抑えるということでもあり、ドルコスト平均法を実践してもギャンブルのように資産を短期間で何十倍にすることはできません。

長期投資が前提となる

ドルコスト平均法はコツコツと定期的に一定額の株式を購入していく方法です。当たり前ですが、投資するのに時間がかかります。

短期投資をする人には不向きな投資手法であり、デイトレードなどでは利用することができません。

また今ある大金を一度に投資することもできず、大金を投資する場合にもリスクを抑えるために期間を分散して投資することになります。そのため手持ちの資金をすぐに投資できず投資効率が落ちてしまいます。

リスクを抑える長期投資のための投資手法であるため、長期投資のデメリットがそのままドルコスト平均法のデメリットになってしまいます。

個別銘柄での利用は不向き

ドルコスト平均法は右肩上がりが前提となる投資手法であり、株価が激しく動く個別銘柄で実践するには向いていません。

個別銘柄は割安なタイミングで株を買うことがリターンの最大化に欠かせず、タイミングを見計らって買う必要があります。

また個別銘柄の場合、株式の購入には手数料がかかります。細かく株式を購入することになるドルコスト平均法では、手数料による損失が大きくなる可能性が高まります。

ドルコスト平均法は、あえてタイミングを見計らわずに買うための手法となっているため、個別銘柄との相性はあまりよくありません。

4.投資信託とドルコスト平均法をセットで利用するとリスク分散できる

ドルコスト平均法は株式の購入タイミングを分散することでリスクを抑える投資手法ですが、さらに銘柄を分散する投資信託と一緒に活用することでリスクを徹底的に分散できるようになります。

銘柄と期間の分散が完璧になる

投資信託とは、複数の株式をまとめた金融商品などのことで、株式以外にも債権や不動産投資信託などを利用したものも存在します。

株式投資では、銘柄を分散することがリスクを抑えるためには重要とされています。1社に投資していれば1社が倒産するだけで資産はなくなってしまいますが、1000社に投資していればそのうちの1社が倒産しても致命的な損失を免れることができるためです。

投資信託は複数の銘柄で構成されており、多いものでは数千社に分散投資している投資信託もあります。

この銘柄を分散した投資信託に投資期間を分散できるドルコスト平均法を組み合わせることで、徹底的にリスクを分散することができます。

株価上昇の安定感が増す投資信託はドルコスト平均法と相性が良い

投資信託の場合、複数の銘柄を組み合わせているため株価の上昇の安定感が増します。1社では激しい値動きでも、複数社が組み合わされると株価の値動きを打ち消し合ってなめらかになるためです。

そのため投資信託とドルコスト平均法は非常に相性が良く、投資信託とセットで使われることの多い投資手法となっています。

ただし投資信託の内容によってはドルコスト平均法が合わないものもあるため、投資信託だからといって全てをドルコスト平均法で運用することが最適だとは思わないようにしましょう。

5.インデックス投資と組み合わせれば投資初心者に最適な投資方法になる

投資信託の中でもずば抜けてドルコスト平均法と相性が良いのがインデックス投資です。インデックス投資とドルコスト平均法は、株式投資の最適解のひとつとされており、投資初心者なら絶対に実践すべき投資手法となります。

主要な株価指数と連動しているインデックス投資

インデックスとは主要な株価指数のことで、インデックスとは主要な株価指数に連動することを目指した投資のことです。

インデックス投資は投資信託を利用するのが一般的で、投資信託を利用することで小額投資ができるようにもなります。

小額からでも幅広い銘柄に投資できるインデックス投資は、コツコツと積み立てていくドルコスト平均法にも合っています。

また歴史的に市場全体の株価は右肩上がりを続けていますが、インデックス投資なら株価の右肩上がりをさらに強化することができます。

ノーロードの投資信託が多い

インデックス投資はドルコスト平均法を前提としているものが多く、手数料が不要となるノーロードの投資信託も多く取り揃えられています。

ドルコスト平均法では小額を細かく買っていくため手数料の問題が発生しますが、手数料が不要となるノーロードの投資信託なら1カ月ごとといった具合に細かく買い増ししていくことができるためドルコスト平均法の効果を最大限に発揮できます。

ドルコスト平均法は投資信託と組み合わせることで効果を高めることができますが、その中でもインデックス投資ができる投資信託は最適な投資先となります。

まとめ

ドルコスト平均法の原理はややこしいですが、原理を一度理解できれば安心して利用することができます。

またドルコスト平均法は初心者に最適な投資手法であると同時に、同じく初心者に最適なインデックス投資との相性も抜群です。

堅実に資産運用をしたいならインデックス投資とドルコスト平均法を組み合わせるだけで完璧です。インデックス投資とドルコスト平均法を知っているか知らないかで10年後、20年後の資産には大きな開きが発生します。

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