株を安値で買うことが重要な5つの理由とは?株の買値が投資の成果を決定する!

   

相手の足元を見て安い値段で買い叩いている経営者(雇用主)のイラスト

株式投資では、できるだけ安く買って高く売ることがリターンを最大化するためには重要ですが、多くの人が安く買うことよりも高く売ることを意識してしまうものです。

そのため多くの投資家が値下がりしてから買うのではなく、値上がりする前に買おうとします。値下がりしている株はそれだけで買うことが不安になり、値上がりしている株は安心して買うことができるためです。その結果、割高で株を買ってしまうことになります。

今回は、割高で株を買ってしまうリスクについてよく分かる株を安値で買うことが重要な5つの理由をご紹介します。株の買値が投資の成果を決定することを理解しましょう。




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1.株の買値がリターンに大きな影響を及ぼすから

リターンを考えるときには株の買値は売値以上に重要になります。なぜなら売値が利回りを大きく左右するからです。

株を安値で買えば小さな値幅で大きなリターンを得られる

利回りについて考えるとき重要になるのがいくら値段が下がったのかではなくどれくらいの割合で下がったのかということです。

値段だけを見ると足し算と引き算での計算になりますが、割合を考えると掛け算と割り算での計算になります。

たとえば100円の株の値段が50円変動したとき、株価が上がれば1株150円、株価が下がれば1株50円になります。

株価が上がったときには株価は1.5倍になりますが、株価が下がったときには1/2になります。つまり株価が上がった状態から見ると株価は33%変動したことになりますが、株価が下がった状態から見ると株価が50%変動したことになります。

この割合の変化は小学生でも分かる当たり前のことですが、違いに気付かない人は少なくありません。

同じ50円の株価の変動でも、株価が100円のタイミングで株を買ってから株価が150円になれば資産は1.5倍にしかなりませんが、株価が50円になったタイミングで株を買って株価が100円まで戻れば資産は2倍になります。同じ50円の値動きでも大きな違いとなります。

割安の株を買うことができれば、値幅が小さくてもリターンには大きなインパクトを与えることができます。

株価が下がれば小さな値動きでも大きなリターンになる

株価が極端に下がった場合には、小さな値動きが投資効率を劇的に高めることになります。

1株100円の株が90円値下がりして10円に下がったとき、株価は1/10になっています。このとき株を買うことができれば100円に戻した時点で資産は10倍になります。

しかし株価が100円のときに株を買ってしまうと、資産を10倍にするためには株価が1000円まで値上がりしなくてはいけません。

資産を同じように10倍にする場合、10円で買えば90円の値動きで資産を10倍にできますが、100円で買えば900円の値動きがなければ資産を10倍にできません。

株価が下がれば小さな値動きでも大きなリターンになりますが、株価が下がれば下がるほど少しの値動きでもリターンに大きく響いてきます。

利回りで考える

株式投資で大きなリターンを狙うときには、利回りの特性をしっかりと理解しておかなくてはいけません。

たとえば、100万円を想定利回り10%で30年間運用した場合、運用結果は約1745万円になります。一方で100万円を想定利回り11%で30年間運用した場合、運用結果は約2289万円になります。その差は544万円にもなります。

たった1%の利回りの違いですが、利回りを少しでも上げること時間の経過とともに圧倒的な差が生まれてきます。そして投資期間がさらに伸びれば、1%の利回りの差が雲泥の差へと広がっていきます。

利回りを少しでも上げることを考えるなら、株はできる限り安値で買わなくてはいけません。

2.リスクを最小限に抑えることができるから

ある程度の規模がある会社なら、簡単に倒産するようなことはありません。しっかりとしたビジネスモデルなら極端に下がった株価は回復します。

しかし極端に上がった株価の場合、それ以上に上がるどころか一度下がってしまうと再び同じ水準まで上がることも難しいため、損失を取り戻すことが難しくなります。

極端に落ちた株価はそれ以上は下がらない

極端に上がった株価がそれ以上は上がらないように極端に下がった株価もそれ以上に下がることはありません。

株価が企業の業績と乖離して高値になることもあれば安値になることもありますが、人間は楽観よりも悲観する傾向の方が強くあります。楽観して高値になるよりも悲観して安値になる方が多く、その度合いも激しいということです。

そのため極端に落ちた株価が業績と乖離していれば、それ以上に株価が落ちることはありません。

時間が経てば企業の業績が見直されて適正な株価へと推移していきます。つまり株価は下がらず回復するということです。

極端に落ちた株価はすぐに回復する

いくつかの悪条件が重なって株価が極端に落ちた場合、株価は悪条件が消えることで回復へと向かいます。

時間が経つと市場や相場の状況が改善したり業績を持ち直したりするため、投資家は冷静さを取り戻して割安な株に飛びつきます。すると株価は上昇に転じます。

株価が上昇し始めれば投資家が殺到するため株価はすぐに回復します。

株価が下落する前にしっかりとした業績を維持していた企業は特に株価の回復が早くなります。

割安で買った株は売却するチャンスが多い

株価が極端に落ちた場合には、会社がしっかりしているなら株価はすぐに回復します。

株価が回復すれば株を売却するタイミングを自由に決めることができます。株を売るチャンスが非常に長くなります。

ところが株価が極端に上昇している場合には株の売却は難しくなります。株価が上昇している期間は株価が下落している期間と同じくらい短いため、一瞬の判断ミスで株の売却が遅れるとリターンを取り逃すことになります。

それどころか買ったときの株価の水準まで戻らない株も多く利益を逃すだけでなく損失が発生することもあります。

割安で買った株を売却する場合と割高で買った株を売却する場合では、株を売却できるチャンスの数に大きな差があります。

会社は簡単には倒産しない

経済状況が悪化して株価が下落すれば会社が倒産するかもしれないと思うものです。もちろん会社が倒産することもありますが、ある程度の規模があれば簡単には会社は潰れません。

会社の倒産リスクを過度に見積もってしまうことで株価は大きく下落します。

株価が下落していると会社が潰れて株式が紙クズにならないか心配になりますが、しっかりと会社を分析して自信を持って買うことができる財務状況を維持しているなら心配は不要です。

会社の倒産に気を付ける必要はありますが、会社の倒産に怯えていても利益を得ることはできません。

3.安値の株は割高である可能性が低いから

安値圏にある株は割高である可能性が低い場合が多いため、安値の株を選ぶだけで割高の株を避けることができます。

高値の株でリターンを得るには期待を超える成果が必要

業績と比較して高値になっている株価がさらに上昇を続けている場合、今すぐに株を買っても株価が上がり続けるなら損はありません。

しかし株式投資はそれほど簡単ではありません。

高値の株を買った場合には、その株には投資家からの大きな期待が集まっています。将来が約束された業界や分野であっても期待値が大きすぎれば有効な投資になることはありません。

多くの人の期待を超えるような成果が実現できなければ、株価だけが先行していることになりリターンは冴えないものになります。

競馬で一番人気の馬券を買ってしまうようなものです。間違いなく勝つであろう馬であっても、馬券を買った人が多すぎれば払戻金の倍率が上がらず大して得をしません。

ところが一番人気の馬であっても当然ながら負けてしまう場合があります。買ったときのリターンは小さいのに負けたときのリスクがあるなら勝負をする意味がありません。

高値の株でリターンを得るには期待を超える成果が必要ですが、楽観主義者が群がる高値の株の場合は頭がお花畑になっている人々の夢想を超える成果を達成することは容易ではありません。

安値の株は期待を裏切るのが簡単

楽観主義者が求める高値の株は期待を超えた成果を出すことが難しいですが、悲観主義者が手放す安値の株の場合は期待を裏切るのが簡単です。

潰れると思っていた会社が潰れないだけで大成功。ちょっとした問題点を改善するだけで期待を裏切り予想よりも良い成果を残せる場合も少なくありません。

良いことが続けばそのまま良いことが続くように思われるのと同じで、悪いことが続けばそのまま悪いことが続くように思われますが、現実には良いことが永遠に続くこともなければ悪いことが永遠に続くこともありません。

高値の株が楽観主義者の期待に応え続けることが難しいように、安値の株も悲観主義者の失望に応え続けることは難しく、どこかで必ず好転します。

安値の株を買えば割高は避けることができる

割高の株とは、企業の業績を上回る株価となっている株のことです。

高値の株と安値の株を比べた場合、割高になっている可能性が高いのは高値の株が多く、多くの場合が業績以上に株価が上がっているか下がっているかになります。

業績が良いのに株価が低い株は少なく、業績に連動するように株価は上昇していきます。

そのため安値の株を買っておけば、とりあえず割高の株を避けることができます。割高の株を避けるなら安値の株を探すことが効率的です。

4.業績を上げるよりも業績を戻す方が簡単だから

業績を上げ続けることは非常に難しいですが、下がってしまった業績を戻すことは比較的簡単です。そのため株価に連動する業績が一度下がってしまった安値の株を選ぶ方が最善であるという結論に至ります。

利益を上げ続けることは難しい

成長分野におけるビジネスであっても安定して売り上げや利益を上げ続けることは困難です。

成長分野の株は期待が大きく割高になっているため、期待を上回るためには利益の拡大が必要不可欠です。

ところが状況の変化は目まぐるしく、特に成長分野では利益を拡大していた事業が急激に縮小することも少なくありません。

利益を維持することも難しい状況に陥ると拡大を目指すことは困難になってしまいます。

業績が絶好調だからといって、そのままの業績を維持して利益が拡大していくと考えるのは楽観的過ぎます。

下がった業績を戻すことは簡単

成功には原因がありませんが、失敗には原因があるものです。

業績が落ちる場合、何か失敗をしていることがほとんどです。余計なことをしたり、何かが足りなかったり、とにかく失敗には分かりやすい原因があります。

規模の小さな企業なら失敗が命取りになりそのまま倒産してしまうことも少なくありませんが、規模の大きな企業なら体力があるため簡単には潰れません。

財務状態がしっかりしていれば失敗を修正するだけの時間は十分にあり、失敗の原因を取り除くことで業績を戻すことができます。

業績を上げ続けることと比較すれば業績を戻すことは簡単です。

個人で考えれば分かりやすいですが、今より収入を増やすよりも、今より収入が下がっても今の収入まで戻す方が簡単なはずです。なぜなら今より収入を増やす方法を知らなければ経験もありませんが、今の収入を得る方法は知っていて経験もしているためです。

もちろん下がってしまった業績を戻すことも簡単ではありませんが、今以上に業績をアップすることに比べれば難易度は低くなります。

業績と株価は連動する

株式投資で利益を得る場合、株価が上昇したタイミングで株を売却するか、企業の配当金を得るかしなくてはいけません。どちらにしても原資は企業が得た利益となります。

そのため業績と株価は連動します。短期的には業績と株価が乖離した動きをすることはありますが、長期的には業績と株価はシンクロしていきます。

そのため業績の回復が見込めるなら株価の回復も見込めます。株価が買値よりも上昇するなら、株式投資家の利益になります。

株価が下がった株と上がっている株では、業績が上がりやすいのはどちらかを考えれば自ずと買うべきは安値の株であるということが分かるはずです。

5.小型株だけでなく大型株でも大きなリターンを狙えるから

一般的に大型株よりも小型株の方が株価が大きく変動するため、大きなリターンを狙うなら大型株よりも小型株を買う方が有効とされています。

しかし株価が下がった安値の株なら、大型株であっても株価の上昇に期待することができるため大きなリターンを狙うことができます。

株価が下がれば値動きが激しくなる

大型株であっても株価が下がれば値動きが激しくなります。

株価が下がれば値動きが小さくても株価に占める変動の割合が大きくなります。そのため株価が大きく変化します。

たとえば株価が1000円のときには10円の値動きは1%の変化にしかなりませんが、株価が100円まで下がれば同じ10円の値動きでも10%の株価の変動となります。

株価が下がれば持っている株の価値の変化も激しくなるため、大型株でも小型株のように爆発的なリターンを狙うことができます。

大きく下がれば利回りが爆発的に増える

株価が大きく下がった場合、値動きが激しくなると同時に利回りも大きく変化します。

株価が下がれば下がるほど小さな値動きでも大きな意味が生まれます。

株価の下落とともに二次関数的に利回りが増えていくため、極限まで下がったときに株を買うことができれば爆発的なリターンが生まれます。

大きく下がれば下がるほど利回りにも大きな影響を与えます。

配当金によるリターンも大きくなる

利回りが低いとされている高配当株でも配当再投資を行うことで劇的なリターンを生み出すことができますが、その理由が株価と配当金のギャップにあります。

配当金は株価ほど下がることが少なく、株価が大きく下がると配当利回りが上昇することがあります。配当利回りが上昇するということは、相対的に株価が割安になっているということです。

このとき配当金を再投資すれば、割安の株を効率的に買い増すことができるため、株価が上昇したときに大きなリターンの原動力になります。

また一時的に株価が下がった状態で株を買い、配当金が下がらなかった場合には、配当金の利回りも劇的に上昇します。

株価の下落前に配当利回りが3%の株であっても配当金がそのままに株価が1/10になったときに買えば、配当利回りは30%に上昇します。配当金だけでも十分な利益を確保し続けることができます。

株価の下落局面では配当金も強い味方になってくれます。

まとめ

株価が上がり続けているときに株を買うのは簡単であり、株価が下がり続けているときに株を買うのは困難です。株価が下がり続ければ含み損を抱えることになるため簡単に買うことはできません。

しかし多くの投資家が実践できないことだからこそ大きなリターンを狙うことができます。株価が下がったときに株を買いたくないのなら、株価が下がったときに株を買うのが正解ということになります。

理屈は分かっていても実践するのが難しいのが株を安値で買うことです。しかし恐怖を克服してでも実践するだけの価値があります。

理屈をしっかり知っておけば恐怖心も和らぐはずです。もし株価が下がっている株を見つけたらしっかりと調べてから業績に問題がないなら思い切って買ってみましょう。

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