消費者独占型企業を見分ける5つのポイントとは?圧倒的な競争力とブランドで高収益!

   

夏の砂浜に埋まっているコカ・コーラの瓶

長期投資で個別銘柄を選定するときには、熾烈な競争を余儀なくされるコモディティ型企業ではなく激しい競争をしていない消費者独占型企業を選ぶことが重要になります。

ところがどの企業がコモディティ型企業でどの企業が消費者独占型企業なのかは、株式投資家が独自に判断しなくてはいけません。

そこで今回は、株式投資をしているなら絶対に知っておきたい消費者独占型企業を見分ける5つのポイントをご紹介します。消費者独占型企業を自分で見つけられるようになれば、莫大な利益を手にすることも夢ではありません。




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1.商品やサービスを選ぶときに選択の余地がない

消費者独占型企業は陳腐化した商品やサービスを提供しているコモディティ型企業とは異なり商品やサービスを選ぶときに選択の余地がありません。つまり消費者は消費者独占型企業の商品やサービスしか選ぶことができない状態に陥っています。

代替できるほかの商品やサービスがない

消費者独占型企業の商品やサービスは、非常に特殊な状況にあるため代替できるほかの商品やサービスを選ぶことができない状態になっています。

消費者独占型企業の商品やサービスが消費者独占型企業の商品やサービスになっていることにはさまざまな理由がありますが、とにかく代わりを見つけることができない商品やサービスを提供しています。

イメージとしては、砂漠の真ん中でポツンと売られている水のようなものです。砂漠でさまよっているならどのような水でも選ばざるを得ません。

もし代替できない商品やサービスを提供している会社があるなら、それは間違いなく消費者独占型企業です。

圧倒的なブランドを持っている

消費者独占型企業の特徴のひとつがブランドです。圧倒的なブランドが消費者独占型企業を消費者独占型企業にしています。

代表的なのがマクドナルドのハンバーガーやコカ・コーラのコカ・コーラなどです。ブランド力が強すぎるため、マクドナルドがハンバーガーの代名詞になっており、コカ・コーラがコーラの代名詞になっています。

マクドナルドのハンバーガーを食べたいときにはマクドナルドでハンバーガーを買うしかありません。ほかのハンバーガーショップではマクドナルドのハンバーガーは食べることができません。

またコカ・コーラも同様です。コカ・コーラを飲みたいときには、コカ・コーラを買うしかありません。

圧倒的なブランドを持っている企業は、ブランドによって消費者独占型企業となっています。

地域を独占している

大したブランドがなくても消費者独占型企業になることは可能です。地域を独占すれば消費者独占型企業になることができます。

ある地域にスーパーマーケットが1つしかなければ、その地域で暮らす人はそのスーパーマーケットで買い物をせざるを得ません。1つしかないスーパーマーケットは市場を独占できます。

通常はビジネスチャンスがあると同業他社が参入してくるものですが、市場が小さかったり特殊だったり消費者独占型企業が地域になじんでいたりすると、同業他社が大きな資本を投下しても得られる利益が小さいため採算が合わないということもあります。すると同業他社がわざわざ参入することもありません。

地方に行くと、その地域では当たり前になっているものの全国的には知られていない企業も少なくありません。その地域だけで有名な企業は、地域を独占している消費者独占型企業の可能性が非常に高いです。

2.設備ではなくブランドに頼っている

消費者独占型企業は設備ではなくブランドに頼っているのが大きな特徴のひとつです。有形資産である設備ではなく無形資産であるブランドに頼っていることが消費者独占型企業の強さでもあります。

設備に頼らないビジネスができる

商品やサービスを売ろうとしたとき設備に頼らざるを得ない状況では悲惨です。商品やサービスが信頼されていないため常に消費者にチェックされてしまうだけでなく、同業他社に対して優位性がない激しい競争にさらされます。

また設備に絶え間なく投資しなければ商品やサービスが向上しないため売れなくなってしまいます。

一方でブランドに頼る消費者独占型企業は全く違います。消費者は商品やサービスではなくブランドで選ぶため、設備投資をせずに既存の商品やサービスを提供していても売れ続けます。同業他社も優位性がなくかなわないことが分かっているため、わざわざ参入してくることもありません。

最新鋭の設備や工場を自慢している会社はコモディティ型企業である可能性が高く、ブランドを自慢している会社は消費者独占型企業である可能性が高くなります。

会社の設備がなくなっても事業を再開できるか

消費者独占型企業かコモディティ型企業かを見極めるときには、設備ではなくブランドに頼っているか否かで判断できます。

もし会社の設備がすべて失われたとき、その会社が事業を再開できるかを想像してみましょう。

たとえばコカ・コーラの工場が潰れたとき、コカ・コーラは復活できるでしょうか。

コカ・コーラのレシピや認知度さえあれば、再び工場を建設して販売すれば以前と同じように利益を出すことができそうです。

一方で東芝の工場が潰れたとき、東芝は復活できるでしょうか。

東芝の冷蔵庫や洗濯機でなくても消費者は満足しています。パナソニックやシャープや三菱や日立の冷蔵庫や洗濯機でも問題がないため、東芝の復活を待ち望んでいる人はほとんどいません。再び工場を建設して冷蔵庫や洗濯機を販売しても、わざわざ東芝の製品を選ぶ人はいないでしょう。

おそらくコカ・コーラのレシピと商標を使うことができれば、無一文でも銀行はお金を貸してくれるため事業を起こすことができます。しかし設備に頼っている東芝の場合、東芝ブランドを使うことに価値がないため銀行はお金を貸してくれないでしょう。

3.ほかの企業が参入しても太刀打ちできない

消費者独占型企業は、独占的な地位を確保しているため他の企業と圧倒的な差があります。そのため同業他社は消費者独占型企業に打ち勝つために莫大な資本を必要とするため、わざわざ勝負しようとはしません。

比べる商品やサービスがないほどの独壇場

消費者独占型企業の商品やサービスは比較できるものがないような独壇場となっています。ほかの企業とは大きな差が開いています。

たとえばチョコレートといえば、森永、明治、ロッテなどが有名です。しかしどの会社のチョコレートも大差がありません。

一方でコーラといえばコカ・コーラかペプシコーラくらいしかありません。しかもコーラと言われてイメージするのは基本的にコカ・コーラであり、ペプシコーラをイメージするのは変人か奇人くらいのものです。

消費者独占型企業の商品やサービスは、その会社が商品やサービスの代名詞になるくらい圧倒的に強いため、2位以下の企業が消費者独占型企業の商品やサービスを超えるためには大きな資本を投下する必要があります。

大きな資本を投下する意味がない

ブランド力のある消費者独占型企業の商品やサービスを超えるためには、ブランド力のない企業ができることは大規模な資本の投下です。とにかく質と量を上げることでブランド力に対抗しなくてはいけません。

ところが消費者独占型企業は、基本的に2位以下の企業に比べて大きな資本を持っています。値下げ競争をすれば先に負けるのは、消費者独占型企業ではなくブランド力のない企業です。

コカ・コーラに打ち勝つために同じようなコーラを売って勝負することを想定すれば絶望的な状態であることが分かります。コカ・コーラと同じような味と値段のコーラを売っても絶対にコカ・コーラには勝てません。しかしコカ・コーラよりも値段を下げたり味を上げたりすることは困難です。

そしてどうにかしてもコカ・コーラに打ち勝っても、コカ・コーラから奪い取ったシェアで得られる利益は投下した資本には見合いません。それなら最初からコカ・コーラを買収する方が安くて簡単です。

つまり勝負をして勝つことが非常に難しいのに、得られる利益は小さいため、消費者独占型企業の商品やサービスに勝つために大きな資本を投下することには意味がなくなってしまいます。

新規参入を返り討ちにしているのが消費者独占型企業

数多くある企業の中には、消費者独占型企業の地位を脅かそうとする無謀な企業も存在します。当然ながら消費者独占型企業は新規参入した企業を返り討ちにしてしまいます。

新規参入が続いているのに返り討ちにしている企業があれば、それは高い確率で消費者独占型企業です。

たとえばコカ・コーラ以外にもコーラを販売する会社もあればソフトドリンクを販売する会社はあります。しかし長年にわたってコカ・コーラはトップシェアを守り続けています。

ハンバーガーを売っているファーストフード店は数多く存在しますが、やはりハンバーガーといえばマクドナルドです。

コンピュータのOSといえばマイクロソフト、スマートフォンといえばアップルといった具合に、新規参入が多い分野においても独自のブランドと地位を堅持しているなら、それは消費者独占型企業ということになります。

4.商品やサービスの特徴が際立っている

消費者独占型企業は独占的な地位を築くために商品やサービスに独自性があります。消費者独占型企業には、その企業ならではの特徴があるはずです。

優れた品質がブランドになる

消費者独占型企業に多いのが優れた品質です。徹底的に品質を高めることで消費者独占型企業となっている場合があります。

他社がマネできないような技術を品質に落とし込むことができれば、品質はそのままブランドになります。

消費者独占型企業が提供している商品やサービスは優れているというイメージを消費者に持たせれば、消費者はとりあえず消費者独占型企業の商品やサービスを選ぶことになります。

もっと簡単に言えばハズレがない商品やサービスを提供している会社ということになります。

たとえば知らない国でジュースを飲むときには、失敗したくなければコカ・コーラを選びたくなるはずです。知らない国でご飯を食べるとき、失敗したくなければマクドナルドを選びたくなるはずです。多少値段が高くても得体の知れないものよりも安心できるものを選ぶのが人間です。

そのため消費者独占型企業の中には高級路線の企業もあります。割高であっても安心して選び満足できる買い物になるなら、誰もが消費者独占型企業の商品やサービスを選びます。

尖った独自機能を兼ね備えている

消費者独占型企業が提供している製品やサービスには尖った独自機能を兼ね備えています。

消費者は代替できる商品とサービスがないため消費者独占型企業の商品やサービス選びますが、その理由のひとつには尖った独自機能があります。

消費者独占型企業が提供している商品やサービスでなければ使うことができない機能があるなら、消費者は消費者独占型企業の商品やサービスを選ばざるを得ません。

ほかの企業にはないクセの強い機能を兼ね備えているのも消費者独占型企業ならではのポイントとなっています。

唯一無二の特徴を持つ

消費者独占型企業はとにかく商品やサービスが他社とは差別化されています。唯一無二の特徴を持っているのが消費者独占型企業の商品やサービスです。

優れた品質も尖った独自機能も突き詰めれば唯一無二の特徴につながります。ただし唯一無二の特徴は、ブランド力によって優れていることだけでなく劣っていることさえも魅力になります。

通常なら常に切磋琢磨して改良することが良いこととされますが、消費者独占型企業の場合はあえて変えないことで唯一無二の特徴を打ち出します。

老舗が味を変えずに昔ながらの味にこだわるのは、本来なら改良をしていないためマイナスポイントになるはずですが、ブランド力によってプラスポイントになってしまいます。

唯一無二の特徴が希少性につながることを消費者独占型企業はよく理解しています。

5.圧倒的な利益率を実現している

消費者独占型企業は価格競争に巻き込まれることなく独自の地位を築き上げているため、無理に値下げしなくても商品やサービスがしっかりと売れます。そのため圧倒的な利益率を実現しており同業他社に比べて利益率が高いことに特徴があります。

ブランドが収益性の源泉

消費者独占型企業は優れたブランドを持っており、通常よりも高い値段で商品やサービスを売ることができます。

また設備に頼らずブランドに頼っており、設備投資をしなくても収益性を高めることができます。

その結果、消費者独占型企業は優れた収益性を実現します。

売り上げが小さくても利益率が高い企業なら消費者独占型企業の可能性が大いにあります。非効率よくビジネスを展開しているということです。

ブランドが収益性の源泉となっているため圧倒的な利益率を実現できます。

価格競争に巻き込まれていない証拠となる

価格競争に巻き込まれてしまうとどうしても利益率が下がってしまいます。売れるならどこまでも値段を上げることができますが、売れないなら値段を下げることには限界があるためです。

限界まで値段を下げれば商品やサービスを提供するためのコストと同じ値段になります。利益がなくてもビジネスは続けられるためです。

そのため価格競争になると、利益が下がるため利益率も低下していきます。

一方で値段を自由に設定できる消費者独占型企業なら、値段を上げた分だけ利益が上がります。利益率が高まっていきます。

同業他社と比べて利益率が明らかに高い場合は価格競争に巻き込まれていない証拠になります。つまり消費者が選ばざるを得ない商品やサービスを提供している消費者独占型企業ということになります。

まとめ

消費者独占型企業を見つけることはそれほど難しくありません。有名企業以外にも隠れた消費者独占型企業は存在します。

自分や周囲の人がついつい買ってしまう商品やどうしても定期的に続けたくなるサービスを提供している会社は消費者独占型企業である可能性は非常に高く、目星をつけた会社の中から消費者独占型企業の特徴に当てはまるものを選べば比較的簡単に誰も見つけていない消費者独占型企業を見つけることができます。

消費者独占型企業は力強く成長していくため一時的に不調に陥っても復活することができます。堅実な株式投資をしたいなら消費者独占型企業を見極める目を養いましょう。

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