インデックス投資から高配当株投資に切り替える必要がない5つの理由とは?配当の不労所得で配当金生活するには?

   

数字とチャートとデジタルなところで考えるメガネをかけた男性

高配当株に投資して、配当金によって不労所得を得て配当金生活を送りたいと考えている人は少なくありません。

しかし高配当株への投資でまとまった配当金を毎年受け取れるようにするには、大きな資金を投資しなければいけません。

生活費として配当金で400万円を手に入れたいと思っていても、配当利回りが5%であっても税金などを考えると1億円ほどの投資額が必要となります。

そこで考えることが、インデックス投資で効率的に資産を積み上げてから高配当株投資に切り替えるという戦略です。配当がなく余計な税金がかからないため高配当株投資よりもインデックス投資の方が効率よく資産を築くことができ、効率的に築いた資産を高配当株投資へと切り替えることが非常に有効なようにも思えます。

しかしこの投資方法は、さまざまな部分でデメリットを抱えています。

今回は、配当金生活を目指す人がインデックス投資から高配当株投資に切り替える必要がない5つの理由をご紹介します。




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1.インデックス投資から高配当株投資に切り替えるときに税金がかかる

高配当株投資よりもインデックス投資の方が税金がかからないため効率がよいと考えている人は大間違いです。なぜならインデックス投資でも、高配当株投信に切り替えるタイミングで税金がかかるためです。

インデックス投資を高配当株投資に切り替えるタイミングで大きな税金がかかる

多くの人が考える最終的に高配当株へ投資して配当金で生活費を賄うという戦略。まとまったお金を高配当株へ投資するために、効率的にインデックス投資で大きなお金を作りたいという戦略です。

ところがこの戦略は、それほど価値のあるものではありません。

なぜなら インデックス投資用高配当株投資に切り替えるタイミングで大きな税金を支払う必要があるためです。

高配当株投資のための資金は、インデックス投資を売却することで生み出します。そのためインデックス投資を売却したタイミングで大きな税金がかかることになります。

日本株への投資なら約20%、米国株への投資なら約30%の税金が利益に対してかかります。

もちろん高配当株投資であっても、配当金を再投資するときには配当金にインデックス投資と同じだけの税金がかかっているため税金がかかっており、また投資前の早い段階で税金がかかるため高配当株投資よりもインデックス投資の方が効率は良いですが、最終的に大きな税金がかかるため思っているほどの効果は生まれません。

インデックス投資から高配当株投信に切り替えるには大きな税金がかかることを理解していれば、わざわざインデックス投資をしてから高配当株投資をするということには、あまり意味がないことが分かるはずです。

投資期間が長ければ税金が大きくなる

インデックス投資の税金を考える場合、投資期間が長くなると税金が大きくなることにも留意しておく必要があります。

株式投資に対する税金は、株式投資で得た利益に対する税金となります。

つまり投資期間が長くなれば、資産のうちの利益の割合が大きくなっていきます。複利効果で利益が膨らんでいくためです。

そのため長いと投資期間の末に築き上げたインデックス投資を売却する場合、その資産の大部分が利益となっているためかかる税金の割合も増えます。

インデックス投資を長期間行えば、税金が大きくなることも分かっておきましょう。

結局、どこかで税金がかかるためインデックス投資にこだわる必要がない

インデックス投資から高配当株投資に切り替える戦略を考えている人は、高配当株投資がインデックス投資に対して税金のことを考えると効率が悪いと思っていますが、実際にはインデックス投資であろうが高配当株投資であろうが税金がかかってしまうため大きな差はありません。

税金がかかるタイミングが異なるだけで、インデックス投資の場合は配当金による税金を内部留保にすることで、税金は先延ばししているだけに過ぎません。

税金は先延ばしすることで、先延ばしにできた税金を投資して利回りを高めることができるため効率的ではありますが、想像よりも効果は薄いものです。

もちろんインデックス投資が効率的で優れた投資手法であることは間違いありませんが、結局のところどこかで税金がかかってしまうため、最終目標が高配当株投資ならわざわざインデックス投資を迂回させる意味はあまりありません。

2.高配当株投資の利回りは必ずしもインデックス投資に劣っていない

多くの人が高配当株投資よりもインデックス投資の方が優れていると思っていますが、高配当株投資は必ずしもインデックス投資に劣った投資手法ではありません。状況によってはインデックス投資よりも高配当株投資の方が効率が良い場合も少なくありません。

ダウの犬投資法

ダウの犬投資法とは、NYダウを構成する優良な高配当利回り銘柄だけでポートフォリオを組む投資方法のことです。

このダウの犬投資法には、メリットもあればデメリットもありますが、株価指数にも勝る成績を残している事実があります。

つまり高配当株投資がインデックス投資に劣るというのは必ずしも正しいことではなく、状況次第ではインデックス投資よりも高配当株投資の方が優れている場合もあります。

効率的に資産を積み上げたいと考えているときインデックス投資を選択することは間違いではありませんが、もし最終目標が高配当株投資なら、インデックス投資にも負けない高配当株投資があることを知っていれば、直接的に高配当株投資を選択するべきです。

配当金が企業に与える影響

投資家が株式投資で利益を得る主な方法は2つ。株価の上昇によるキャピタルゲインを得るか、配当金によるインカムゲインを得るかのどちらかです。

企業による配当金の支払いは税金がかかってしまうため、企業が成長分野にしたり投資して株価を上昇させる方がムダがないように思いますが、実は配当金には大きな意味があります。

それは経営陣の引き締めです。

企業が利益を上げた場合、利益は内部留保して成長分野に投資するか、それとも配当金として支払うかのどちらかとなります。

最も効率的なのは成長分野への投資ですが、経営陣も人間であるためお金に余裕があれば真剣に使い道を考えずいい加減な使い方をしてしまいます。効率的な投資を行わなければ株価が上昇することはありません。

また企業が利益を上げるときには、お金があればいいというものではありません。お金があれば成長分野を開拓して企業利益を上げられるなら、大企業がさらに大企業になっているはずです。しかし現実には、お金のないベンチャー企業が大きな利益を上げて大企業に打ち勝つことは少なくありません。

つまり投資額は成長性に直結するわけではなく、お金に余裕があるため適当な判断をしてしまう経営者が経営しているならなおさら投資に対する効果は弱まります。

一方で配当金を支払うということは、経営陣が株主のことを考えているということでもあります。株主のことを真剣に考えているため、経営に対しても真摯に向き合っていることが期待できます。

つまり企業が配当金を投資家に支払うということは、決して合理的ではないものの現実的ではあるということです。

高配当が優れた株式投資を実現する理由

配当金に対して株価が下がっている場合に高配当株となります。つまり割安な株を見つける判断材料のひとつになります。

そして支払われた配当金は税金が引かれるものの、再投資することで複利効果を生み出します。

この配当金の再投資が高配当株投資の効率を劇的に高めています。

株価が下がって配当金が多く支払われている場合には、配当金を再投資することで割安な株をたくさん買うことができます。配当金は株価ほど簡単には下がらないため、株価が下がるほど配当金による再投資の効率は高まっていきます。

また配当金による再投資で株価の低下による資産の目減り分を補うことができます。

そして株価が上昇すれば、今度は凄まじい勢いで資産が増大します。株価が下がっているときに相対的に増えた配当金で再投資したことで持株数が増えているため、株価の上昇と持ち株の増加が噛み合って大きなリターンを生み出します。

つまり高配当株投資は、インデックス投資に比べて割安な株を購入することができるだけでなく、株価が下がったときに株を買い増すことができるため大きなリターンを生み出すことになります。

インデックス投資に比べて高配当株投資の効率が悪いという声も多いですが、それは短期的なリターンの場合です。大暴落を何度も繰り返すような長期の投資においては、インデックス投資を超える成果を出すことも可能なのが高配当株投資です。

3.インデックス投資とは別に高配当株投資をすればいい

これまでインデックス投資をしてきた人が、途中から配当の不労所得で配当金生活をするために高配当株投資を始めたいと思ったときには、インデックス投資はそのままに高配当株投資を開始すれば問題がありません。

当初の投資目標を忘れない

長期投資においては、投資目標が揺らいでしまうことが投資失敗の大きな原因になります。そのためインデックス投資をしているなら当初の投資目標を忘れてはいけません。

インデックス投資は、手間と時間をかけずに安定的に資産を最大化できることが大きなメリットとなっており、インデックス投資をしている人はメリットを最大限に生かすためにインデックス投資を選択しているはずです。

そのためインデックス投資をしているなら、高配当株投資に切り替えたくなっても簡単に切り替えるべきではありません。

当初の投資目標を忘れないという投資の鉄則を守ることを優先させましょう。

インデックス投資はそのまま続けて高配当株投資をする

もしインデックス投資をしていた人が、途中で高配当株投資をしたくなった場合には、インデックス投資は放置しておいて新たに高配当株投資を開始しましょう。

ある程度の期間、インデックス投資をしていたなら株を安値で購入できている可能性は高くなります。長期投資を前提にしているなら、放置しているだけでも十分に大きなリターンを生み出すはずです。

そのため高配当株投資を始めたいなら、インデックス投資への投資はストップして放置し、インデックス投資に投入していた資金を高配当株投資に投入するようにしましょう。

インデックス投資はそのまま続けて高配当株投資を新たに始めれば、当初の投資目標を忘れずに新たに高配当株投資を開始することもできます。

複雑なことはしない

株式投資の技術やテクニックがあれば、複雑な売買を繰り返しても大きな利益を得ることができます。

しかし長期の株式投資をしている人のほとんどが株式投資の技術やテクニックを持っておらず、株式投資の技術やテクニックに頼らず安定的に資産を増やしたいと考えているはずです。

そのため投資手法はできるだけシンプルでなくてはいけません。複雑なことをすれば、それだけ手数料は税金で損失が発生してしまいます。

つまりインデックス投資から高配当株投資へ切り替えることは複雑なこと以外に何物でもなく、できる限りシンプルな年を心掛けるなら絶対に避けなくてはいけないことです。

最初から高配当株投資をすればいい

非常に単純なことですが、高配当株投資のためにインデックス投資を開始しようとしているなら、最初から高配当株投資をしてしまえばいいということになります。

インデックス投資から高配当株投資に切り替えることには大きなリスクがつきまとうため、配当金狙いなら高配当株投資を最初からするべきです。

もし当初の目的が配当金による不労所得で配当金生活をすることなら、できる限りシンプルに高配当株投資を開始しましょう。

4.インデックス投資から高配当株投資に切り替えるのにも時間がかかる

インデックス投資で大きな資金を作ってから高配当株投資に乗り換えたいと考えてインデックス投資を開始している人は、インデックス投資から高配当株投資に乗り換えるタイミングで誤算に気付くかもしれません。

インデックス投資の現金化に時間がかかる

インデックス投資をする場合、一般的にはドルコスト平均法で継続的に投資が行われます。ドルコスト平均法は、一定額の投資を定期的に行うことで効率的に投資できる手法です。

一方で売却時には同じ口数を定期的に売却する定量売却法が有効です。同じ口数だけ売却することで株価が高値のタイミングで株を売却することができ、一括の売却に比べて投資効果を高めることができます。

当然ながら、定量売却法を実践するには株式を現金化するのに時間がかかります。

しかし時間をかけずに一度に株式を現金化すれば、安値のタイミングで株を売却してしまい機会損失になってしまう可能性があります。

つまりインデックス投資から高配当株投信に切り替えることを現実的に考えれば、株式の売却に時間がかかってしまうことになります。

現金を高配当株に投資するのにも時間がかかる

インデックス投資を現金化するときに時間がかかるように、現金を高配当株に投資するのにも時間がかかります。

高配当株ETFなどでさまざまな高配当銘柄に分散投資する場合でも、投資のタイミングをずらさなくてはいけないため時間がかかりますが、個別の高配当株株に投資しようとなるとさらに投資時期を見計らう必要があります。

高配当株投資では、できるだけ利回りを高めるために多少のリスクを負ってでも銘柄を選定したいところです。個別株を購入する場合には、しっかりと株価が下がったタイミングで投資しなければ、配当利回りを高めることができません。

つまり現金を高配当株に投資する場合にも手間と時間がかかってしまいます。

暴落が起これば数年が必要な場合もある

インデックス投資を現金化して、さらに現金を高配当株に投資する場合には長い時間がかかりますが、切り替えている最中に大暴落が発生してしまえば切り替えに長い時間がかかります。

大暴落が発生して株価が不安定なタイミングでは、株価を切り替えるのが大変になってしまいます。特に個別の銘柄に投資をしようと考えているなら、株の購入時期を見計らう必要があります。

もちろん暴落時の高い利回りで株を購入することはできるため利回りを高めることができますが、一方でインデックス投資の売却の方では値下がりしているため利回りを下げる要因になります。

そのため目標の利回りを狙い通りに達成することができなくなってしまいます。

暴落が起こった場合には、インデックス投資から高配当株投資に切り替える期間がさらに長くなるリスクまで負うことになります。

5.インデックス投資を取り崩して疑似配当化すればいい

もしインデックス投資を効率的な投資方法だと考えながらも、インデックス投資では高配当株投資のように配当金を得られないため高配当株投資をしたいと思っているなら、無理に高配当株投資をせずにインデックス投資を取り崩して疑似的に配当化すれば問題ありません。

少しずつインデックス投資を崩して使う

インデックス投資を現金化する場合、基本的には一括で取り崩さずに少しずつ取り崩していくのが一般的です。

一度に現金化してしまえば、すぐに使わない現金の分まで現金化してしまうためムダが多く、急激な株価の変動によっては機会損失になってしまっためです。

株価が下落しているタイミングで一度に現金化すれば資産が目減りしてしまい、株価が上昇中に現金化してしまえば機会損失になります。

そのため直近で必要な分だけ現金化していくことで、できるだけ長く株式として投資を続けながら必要な現金を手に入れることができます。

安定した金額を現金化する定額売却法

もし一定金額を定期的に手に入れたい場合には、決まった金額を現金化する定額売却法を実践しましょう。

ドルコスト平均法は定額を積み立てていく投資手法ですが、その逆で定額を取り崩していけば一定額を手に入れることができます。

ただし定額売却法は、効率的な株式の売却方法ではないため金額が大きければ最終的には投資した株式が失われてしまうことになります。

疑似配当化するなら定量売却法

もしインデックス投資を高配当株投資のように扱いたいなら、定量売却法を実践しましょう。

定量売却法は、株式を売却時に同じ口数を定期的に売却する方法です。

この定量売却法を利用すれば、ドルコスト平均法と反対の効果が生まれるため、相対的に株価が上がったときにはたくさんの株を現金化できて、株価が下がったときには現金化を控えることができます。

また定額売却法なら株価の上昇率よりも少ない割合の株を売却することで資産を減らさずに安定的に現金を得ることができます。

具体的に説明すると株価が平均して利回り7%だった場合に1株100円の株100口を現金化するとします。株価は1株100のため総資産は1万円です。

このとき年間の利回りが7%であるため、1年後には1株107円となり総資産は1万700円になりますが、持ち株の7%である7株を売却すれば749円を現金化し、残りの株数は93株になるものの総資産は9951円とほとんど減りません。

もちろん株式の売却時期によって資産は変動するものの、持ち株数は減っていても株価が上昇するためおおむね総資産額は変わらずに維持することができます。

さらに現金化する持ち株の比率を株価の上昇率より下げれば、株式を売却して株数は減るものの総資産は株価の上昇によって増えていくということになり、不労所得が減らないどころか増えていくことさえあります。

わざわざインデックス投資で資産を増やしてから高配当株投資に切り替えて配当金を得なくても、定量売却法を用いることで疑似的な配当金を作り出して配当の不労所得による配当金生活と同じような状況を作り出すことができます。

まとめ

インデックス投資をしたいのに、配当金を狙って無理に高配当株投資をする必要はありません。また高配当株投資による配当金が欲しいのに、資産を増やすためにインデックス投資を選択するのも大間違いです。

インデックス投資にはインデックス投資の目的があり、高配当株投資には高配当株投資の目的があります。

インデックス投資にしても高配当株投資にしても、基本方針が定まっていなければ始めるべきではありません。

インデックス投資であっても高配当株投資と同じような効果を得る方法は存在するため、自分が実践しようとしている投資手法について勉強してしっかりと吟味してから開始するようにしましょう。

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