具体的に行動するために重要な5つのポイントとは?やる気スイッチを押して行動しないと何も始まらない!
成果を出すためには、頭の中で考えているだけでなく実際に具体的な行動に移さなければいけません。頭の中で考えて何か良いアイデアを思い付いたものの行動に移せないなら、それは何も考えず良いアイデアを思い付いていないのと同じどころか、良いアイデアがあるのに実行に移さなかっただけ悪いということにさえなります。
一方で具体的に行動することが重要なことは多くの人が理解していますが、なかなか行動に移せないのが人間です。
そこで今回は、具体的に行動するために重要な5つのポイントをご説明していきます。どれだけ良いアイデアがあってもやる気スイッチを押して行動しないと何も始まりません。
1.とにかくやる
具体的に行動するために重要なのが、とにかくやるといううことです。気持ちを無視して無理やりにでもやる強引さも重要です。
具体的に行動することでやる気が出る
やる気が出るやる気スイッチを押す方法は、具体的な行動をするしかありません。
本末転倒ですが、やる気が出るから行動するのではなく、行動するからやる気が出るというのが本当の順番です。
そのためやる気が出るのをいつまで待っていても意味がありません。やる気は行動しない限り出ないためです。
寝起きはなかなか布団から出られないものですが、布団から出て動き出すと眠気が吹き飛ぶのと同じです。
そのため基本としては、具体的に行動するために必要なやる気というものは具体的に行動することで生まれるということを覚えておきましょう。
自分を追い込む
具体的に行動できないときに利用できるのが自分追い込むという方法です。ピンチをチャンスに変えるといえば聞こえはいいですが、まさに諸刃の剣の方法です。
実践方法は非常に簡単で、行動しなければ破滅する状態に自分を置くだけです。夏休みの最終日に夏休みの宿題が終わっていない小学生のような状態です。
具体的には、起業のために仕事を辞める、仕事に専念するために友人の連絡先を消す、自転車通勤で運動するために移動手段の自動車を捨てるなどの方法があります。
荒療治ですが非常に効果があり、背水の陣で挑むことで否応なしに行動を始めることができます。
本気で行動したいなら自分を徹底的に追い込むことも重要です。
怒りや憎しみの負の感情を原動力にする
多くの人は夢や希望で行動を開始しようとしますが、夢や希望で行動できるほど人間は美しい生き物ではありません。もっと業の深い生き物です。
夢や希望でモチベーションを維持するのは非常に難しいですが、怒りや憎しみを原動力にすればモチベーションを長く維持することができます。
怒りや憎しみを忘れないように自分自身に刻み込み、悔しい気持ちを反芻することで行動を開始できるようになります。
ただし負の感情は、目標が近づくにつれて薄れていきます。怒りや憎しみは自分が満たされてしまうと保ちにくくなるためです。
例えば冷蔵庫のプリンを食べられたことに対する怒りは、お腹が減っているときには根強く残るものですが、お腹がいっぱいになってしまうとどうでもよくなってしまいます。
負の感情は、目標に近づくまでは行動を起こす動機になるものの、目標に近づくと徐々に薄れていくため行動のトリガーを別のものにシフトさせておく必要があります。
体を動かす
やるべきことがあるのになかなかやれない場合には、とりあえず体を動かしてみましょう。
立ち上がってストレッチや屈伸をするだけでも問題ありません。体を動かすことでとにかく行動している状態を作り出し、やる気を出すことができます。
体を動かした勢いでそのままやるべきことに取り掛かれば具体的な行動を始めることができます。
最初から行動を開始するのではなく、体を動かすことから具体的な行動に移していきましょう。
2.簡単なことからやる
仕事や運動などやろうと考えている具体的な行動が複雑な場合には、まずは簡単なことやできることから始めてみましょう。最初から完璧を目指して行動を開始すると途中で嫌になって投げ出してしまい最終的に挫折することになります。
見た目から入らない
何かに挑戦しようとするときには、万全の準備を整えてから挑戦したくなるものです。しかし準備を整えている暇があるなら、手っ取り早く始めてしまった方が成功する可能性は高まります。
入念に練習したり必要な機材を揃えたりせずに、とりあえずやってみることが大切です。本番を繰り返しながら練習するくらいのつもりで挑戦しましょう。
例えば運動をしたいなら、運動用のジャージを買ったりジムを選んだりせずに、とりあえず動きやすそうな服で近所を歩いたり走ったりしてみましょう。モノを売るビジネスを始めたいなら、店舗を構えたり仕入れをせずに持っているものを知り合いやフリーマーケットで売るくらいから始めてみましょう。
見た目にこだわる人は、準備を整えた時点でやり切った気持ちになってしまい具体的な行動に移す前に満足してしまうものです。そのため見た目から入らず、とにかく中身から入りましょう。
できる範囲からやる
突然難しいことを始めようとすると絶対に途中で挫折してしまいます。そのため誰でもできるような範囲から始めることが大切です。
例えば運動をするときには、専門的でハードなトレーニングから始める必要はありません。どれほど効果のあるトレーニングもできなければ意味がありません。
ジムでハードなトレーニングをするのは難しくても走るくらいなら誰でもできます。しかし走ることすら辛いなら歩くくらいの難易度から始めても構いません。
誰でも最初は初めてです。無理をする必要はありません。できる範囲から愚直にコツコツ進めていくことが大切です。
疲れたらすぐにやめるが継続する
具体的に行動してやってみたものの長い時間続けることができないことは少なくありません。そんなときにはすぐにやめてしまっても問題はありません。
大切なのは具体的に行動を起こしたという事実です。
具体的に行動を起こすことが苦にならなければ、継続的に続けることができます。
しかし具体的に行動を起こすことが苦しくなってしまうと、どこかで止めてしまうことになり継続的に続けることができなくなってしまいます。
例えば運動をしたいと思っているなら、毎日、5分でいいから運動を続けることが大切です。1時間などの無理なノルマを設定すると続けられなくなってしまいます。
毎日、5分のノルマを設定して続けていれば、時間を少しずつ伸ばしていくこともできます。最終的には1時間の運動を無理なく続けられるようになります。
行動を起こすことにネガティブな印象を残さないように心がけることも継続的に行動し続けるには大切なことです。
3.習慣化する
人間は意思決定をすることに大きなパワーを使います。そのため意思決定しない状態になってしまえば無理なく行動を起こすことができるようになります。
1日に意思決定できる回数は決まっている
行動を習慣化する大きな理由には、1日の意思決定には回数が決まっていることがあります。
一般的に1日にできる意思決定は3万5000回とされており、人間はさまざまな場面で意思決定を迫られます。
意思決定を繰り返していると疲れてしまうため妥当な意思決定を下さなくなります。意思決定を下さなければならない状況でも意思決定を下せなくなり、行動に移せなくななってしまいます。
この意思決定の限度を無視して行動できるようになるのが習慣化です。
繰り返すことが大切
行動を習慣化するためにはとにかく繰り返すことが大切です。しつこく繰り返すことで行動を起こすことをルーチンワークにしてしまいます。
例えば、多くの人は箸を使うときに指はどのように動かすか考えながら箸を使ってはいないはずです。何かを摘まみたいと思えば自然と箸で摘まめるはずです。
しかし箸を使い始めたころは、箸を上手に使えなかったはずです。指の使い方が分からず思い通りに箸を動かせなかったはずです。
まるで箸を使いこなすように、繰り返して行うことで難しいことを考えずに行動に移すことができるようになります。
最後には意識しなくなる
完全にルーチンワークとなって習慣化された行動は、意識をしなくてもできるようになります。
慣れてしまえば行動を起こすが非常に簡単になり、行動に移さなくてはいけないという意識さえ不要となります。
行動を意識しなくなると、その時点で完全に習慣化されており目的は達成されています。
1回の行動ではなく、意識しなくても行動できるようになることが、本当の意味で具体的に行動するということです。
4.健康を維持する
行動を起こすためには健康が必要不可欠です。健康的な状態でなければ前向きに行動を起こすことはできません。
運動
健康維持するために欠かせないのが運動です。
運動というとハードなトレーニングをしなければならないように思えてしまいますが、そんなに本格的で難しい運動でなくても十分に健康を保つ手助けをしてくれます。
ちょっとしたストレッチや屈伸などでも効果がありますが、とりあえず毎日、ラジオ体操をしておけばある程度の運動不足はカバーできるはずです。
また運動をすることで行動力がアップするため、何かを始めるときに無理なくスムーズに始めることができます。
運動によって健康を維持して行動しやすくできるだけでなく運動自体が行動のトリガーにもなります。
食事
運動と同じくらい大切なのが食事です。
肉や野菜をしっかりと摂取することを心がければ、それだけで栄養バランスは大きく改善します。
炭水化物の摂取量が多すぎると血糖値が激しく変動して気持ちにムラが発生してしまいます。お腹がいっぱいになると眠たくなり、お腹が減るとイライラしてしまうようでは、行動を起こすことはなかなかできません。
気持ちにムラが発生してしまう人は、普段の食事を見直してみることをオススメします。
睡眠
多くの人がおろそかにしがちなのが睡眠です。睡眠の質と量を高めることで行動力がアップします。
最低でも8時間はぐっすりと眠るようにしましょう。眠りすぎて寝ていられないというくらい寝ておけば、自然とやる気がみなぎってきます。
一方で睡眠不足でありながら、何か行動を起こしたいと思っている人は、まず行動を起こす前に睡眠不足を解消しましょう。時間をコントロールして睡眠時間を確保しぐっすり眠ることを優先すれば自然と行動力がアップします。
睡眠不足になると効率的に動けなくなってしまうため、余計に生産性を下げてしまいます。質の高い睡眠をしっかりと確保することが大切です。
5.やる気が出ないなら何もやらない
行動を起こしたいのにどうしてもやる気が出ないなら、何もやらないことが大切です。何もやらないということは本当に何もやらないということです。
何かをやってしまうのが人間
行動を起こしたいのに行動を起こせない人は、簡単にできる暇つぶしに勤しんでいることが少なくありません。
例えば、テレビ、動画視聴、ゲーム、マンガ、SNSなど、なんとなくやってしまっている場合がほとんどです。
人間は何もしないということがなかなかできない動物であり、行動を起こすための気力が暇つぶしで奪われてしまっていることが大半です。
そのため起こしたい行動を本当に優先したいなら、暇つぶしを控えるようにしましょう。
やる気を出すための気力を蓄える
行動を起こすためには意思とやる気が必要不可欠です。意思とやる気がなければ何かを始めることは絶対にできません。
そして意思とやる気が出ない状態は、ほとんどが気力が萎えている状態です。簡単にいってしまえば疲れているということです。
どれだけ行動力のある人も疲れていると行動する気にはなれません。そんなときには思い切って休んでしまいましょう。
ただし休んでいるときに気力が奪われるようなことをやってはいけません。暇つぶしの多くはやる気を奪うことも多いため、暇つぶしに勤しむことでやる気が奪われて再び暇つぶしを続けるという負のループに陥ってはいけません。
本当に気力を蓄えてやる気を出したいなら、目を瞑って眠ってしまいましょう。とにかくしっかり眠れば自然とやる気が湧いてきます。
年齢を重ねると休むことが大切になる
若いころは無理をしてもどうにか頑張れるものですが、年齢を重ねると体力や気力が落ちてどうしても頑張れなくなってしまうものです。
そのため年齢を重ねて体力や気力が落ちると大切になってくるのが休むことです。
オーバーヒートしてしまう前に意識的に休息して限界を超えないように調整しなくてはいけません。
生活のリズムを整えてシステマチックに休息や行動ができるようになれば最良です。
何かをすること以上に難しいのが何もしないことかもしれません。
まとめ
新しいことにチャレンジしたいという人はたくさんいますが、多くの人が続かず挫折をしてしまうものです。一方で成功している人の多くがコツコツと積み重ねていくことでほかの人が到達できない場所にまで上り詰めています。
継続できる人の多くは意思が強いものですが、意思だけで継続しているわけでありません。継続するためのコツを掴み、自分自身をコントロールすることで無理なく継続しています。
具体的に行動を起こしたいなら、まずは自分自身を理解して上手にコントロールできるようになりましょう。