カシモの格安SIMのメリットとデメリットは?料金プランを速度と評判で比較チェック!
格安SIMを選ぶ際には、各サービスのメリットとデメリットを比較検討することがとても重要となります。
そこで今回は、カシモの格安SIMの料金プランのメリットとデメリットをまとめてみました。リユース端末と格安SIMを組み合わせることで低価格の格安スマホを提供しているカシモとは、どのような特徴を持った格安SIMなのでしょうか。
カシモの運営会社ってどんなSIM会社?
カシモを運営しているのは、いったいどのような会社なのでしょうか。
カシモは株式会社MEモバイルが運営
カシモを運営しているのは、株式会社MEモバイルというベンチャー企業。2016年に設立されたばかりの会社です。
ただしMEモバイルには株式会社マーケットエンタープライズという親会社があります。マーケットエンタープライズは2006年に設立されたネット型リユース事業を展開している東証マザーズに上場している大企業です。
カシモはユニークでこれまでにないサービスを展開しているベンチャー企業でありながら、しっかりとした親会社を後ろ盾にしている安心感のある格安SIMの運営会社といえます。
カシモの通信網はNTTドコモ回線を利用
格安SIMのカシモですが、安定した品質とつながるエリアが広いことで知られるNTTドコモの回線を利用して運営が行われています。
ドコモ回線を利用しているためつながりやすく、安定した通信を実現。安心して任せられる格安SIMといえます。
カシモの格安SIMの料金プラン
カシモでは、どのような格安SIMの料金プランを提供しているのでしょうか。
カシモの料金プラン
料金プラン | データ通信専用SIM | SMS付きデータSIM | 音声通話SIM |
1GB/月 | 980円 | 1,300円 | 1,800円 |
3GB/月 | 1,680円 | 1,880円 | 2,380円 |
5GB/月 | 1,980円 | 2,180円 | 2,680円 |
7GB/月 | 2,280円 | 2,480円 | 2,980円 |
10GB/月 | 2,780円 | 2,980円 | 3,480円 |
カシモの料金プランは、データ通信専用SIM、SMS付きデータSIM、音声通話SIMの3種類から選べるようになっています。
料金プランのデータ通信容量は、1GB、3GB、5GB、7GB、10GBの5段階が用意されており、好きなデータ通信容量を選ぶことができます。
オプションはほとんどない
カシモの料金プランには、ほとんどオプションが存在していません。
留守番電話とキャッチホン程度しかオプションが用意されておらず、通話料を劇的に下げることができる時間内定額無料通話などは存在しません。
基本的には、料金プランで選んだプランをそのまま利用することになります。
リユース格安スマホが充実
料金プランやオプションとは少し異なりますが、カシモはリユースの端末を格安SIMとセットで販売する格安スマホを強みとしています。
選べる格安スマホは非常に多く、最大200種類程度の中から好きな格安スマホを選ぶことができるようになっています。
選べる端末の中には、アップルのiPhoneやiPad、そのほか人気のアンドロイド端末も取り揃えられています。
カシモのメリット
リユースの格安スマホを提供しているユニークなカシモですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
料金プランがシンプルで分かりやすい
複雑なオプションがなく非常にシンプルで分かりやすい料金体系をしているため、選ぶ側からすれば分かりやすく納得した上で選ぶことができます。
データ通信容量の幅も1GB~10GBと広く、一般的な利用のニーズは完璧に押さえています。
格安スマホの選択肢が広い
ネット型リユース事業を展開しているマーケットエンタープライズが親会社ということもあり、リユース端末と格安SIMをセットで提供しているカシモ。そのため他社が提供している格安スマホとは、選べる幅の桁が違います。
格安SIM会社の多くは10種類ほどの端末を提供しているのが一般的ですが、カシモでは最大200種類の端末を販売しています。リユース端末ではあるものの、しっかりクリーニングしているため新品同然となっています。
これほど多くの選択肢がある格安SIM会社は他になく、カシモの強みといえる部分です。
リユースで端末代が安い
リユース端末を提供しているため、価格は一般的な新品と異なり抑えられています。
しっかりとクリーニングされているため安心して使うこともでき、お得に利用できる端末といえます。
格安SIMと端末の総合的な値段を下げられる
端末の中には月額料金にして200円以下で提供されているものもあります。
安い端末を選ぶことで、格安SIMの代金と端末の代金を合わせた総合的な価格をかなり下げることができます。
それほどスマホの機能にこだわらず、中古品でも気にしないという人なら非常に安い値段で格安スマホを始めることができます。
格安スマホを購入すると初期設定しなくてよい
端末と格安SIMが合わずすぐに使えなかったり、端末にSIMカードをセットしてAPN設定などの初期設定を行わなければならないのが格安SIMの大きな問題点です。
スマホに慣れている人でも面倒な作業で、スマホに慣れていない人や初心者にとってはとても困る問題です。
しかしカシモで格安スマホを購入すれば、格安SIMのセットからネット回線の接続設定まで無料で行ってくれるため非常に安心。使える状態のスマホが届けられます。
3日間の制限がない
格安SIMの中には、3日間に高速通信を一定量以上使うと通信速度が制限されるものがあります。
しかしカシモでは、3日間の通信制限は存在せず好きな時に好きなだけ高速通信が利用できるようになっています。
余ったデータ通信容量を翌月に繰り越すことができる
余ったデータ通信容量については、翌月に繰り越されるシステムとなっています。
データ通信容量に無駄が出ることがありません。
ただし追加したチャージ容量については繰り越されず、あくまで繰り越しできるのは基本容量のみとなっています。
カシモのデメリット
リユース端末と格安SIMをセットにした格安スマホが売りのカシモですが、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
料金が高い
他社の格安SIMの料金プランと比較すると、月々の料金は高めに設定されています。
全てのプランで割高な設定となっているため、はっきり言って格安SIMだけをカシモにする理由はほとんどありません。
通話料を下げられない
他社の格安SIMでは、オプションやアプリを利用することで通話料を下げることができますが、オプションに乏しいカシモでは通話料を下げることができません。
通話を中心に利用するユーザーなら、カシモ以外に魅力的な通話オプションを提供している格安SIMがあるため、そちらを選ぶようにしましょう。
回線速度は速くない
カシモの回線速度は他の格安SIMと比較すると速いとはいえない状態です。
使っていて不便を感じるようなレベルではありませんが、混雑時には回線が速くないことが大きな問題を引き起こします。
混雑時に通信速度が低下する
どんな通信サービスでも混雑すれば通信速度は低下してしまうものですが、カシモも通信速度は下がります。
特に12時~13時の昼時、19時~21時の夜時にはどうしても回線が混み合うためネットの閲覧に時間がかかる場合があります。
プラン変更が簡単にできない
プラン変更には事務手数料として3000円が必要となっており、変更の申し込みはカスタマーサポートまで問い合わせる必要があります。
変更するのが面倒なうえに手数料まで取られてしまいます。
高速通信の切り替えができない
高速通信を利用するとデータ通信容量を消耗するため、高速通信が不要な場合には低速通信を使うことでデータ通信容量を節約することが賢くスマホを使うコツです。
ところがカシモでは高速通信と低速通信の切り替えができないため、データ通信容量を節約することができません。
最低利用期間が長い
カシモの最低利用期間は、大手キャリアと同じく24カ月と設定されています。
他の格安SIMでは1年程度となっているため、格安SIMの中でも長い最低利用期間と言わざるを得ません。
最低利用期間内に契約を解除した場合には、契約解除料9500円が発生するため注意が必要です。
キャリアメールが使えない
カシモに限らず、ガラケーで利用されている「docomo.co.jp」「ezweb.ne.jp」「softbank.ne.jp」といったキャリアメールのアドレスは格安SIMでは利用することができません。
代替としてヤフーやグーグルが提供しているフリーメールを利用しましょう。
カシモがオススメの人
格安スマホに強みがあるカシモは、こんな人にオススメです。
格安SIMではなく格安スマホを購入したい人
リユース端末を豊富に取り揃えているカシモは、格安スマホにこそ強みがあります。
格安SIMだけを見ると価格は比較的高く使い勝手が悪いと言わざるを得ませんが、端末を含めるとトータルコストを下げることができ選択肢に入ってきます。
また選べる端末の幅が非常に広く値段もリユースであるため低く設定されています。
格安スマホを購入したい人にはオススメできる格安SIMです。
スマホの初期設定がしたくない人
格安SIMを購入すると煩わしい初期設定を行わなければなりませんが、格安スマホをカシモで購入すれば無料で全ての初期設定を行ってくれます。
面倒な作業がどうしても避けたい人やよく分からない人は、あれこれ調べるよりも全てをカシモに任せた方が安心かもしれません。
まとめ
格安SIM単体だけを見ると全くと言ってほど魅力がないカシモですが、格安スマホになると魅力的な格安SIMとなります。
選べる端末と端末価格が低いため選択肢が広く、中には月額料金200円以下で買える端末もあります。
端末の選び方次第では、格安SIMの月額料金を十分に補うことができます。格安SIMだけを購入するのはオススメできませんが、格安スマホなら候補に入れてもよい格安SIMでした。