DTI SIMの格安SIMのメリットとデメリットは?料金プランを速度と評判で比較
格安SIMを選ぶ際には、各サービスのメリットとデメリットを比較検討することがとても重要となります。
そこで今回は、DTI SIMの格安SIMの料金プランのメリットとデメリットをまとめてみました。半年間無料になるという目を疑うサービスを提供するDTI SIMとは、どのような特徴を持った格安SIMなのでしょうか。
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DTI SIMの運営会社ってどんなSIM会社?
DTI SIMは、どのような企業が運営している格安SIMなのでしょうか。
DTI SIMはフリービットが運営
DTI SIMは、プロバイダーとして20年以上の実績があるフリービットが提供している格安SIMです。
フリービットはDTI SIM以外にもTSUTAYAを展開するCCCと共同で格安SIM「トーンモバイル」の運営にも携わっています。
安定した格安SIMの運営を行っており、DTI SIMは信頼がおける格安SIMと言えます。
回線網にはNTTドコモを採用
DTI SIMは、回線網にNTTドコモの通信網を採用しています。そのためつながる範囲が広く安定した通信が可能です。
安いだけではなく通信の信頼性もある格安SIMと言えます。
DTI SIMの格安SIMの料金プラン
それではDTI SIMは、そのような料金プランを提供しているのでしょうか。
DTI SIMの料金プラン
容量 | データプラン | データSMSプラン | 音声プラン |
---|---|---|---|
1GB | 600円 | 750円 | 1,200円 |
3GB |
840円 |
990円 |
1,490円 |
5GB | 1,220円 | 1,370円 | 1,920円 |
10GB |
2,100円 | 2,250円 | 2,800円 |
15GB | 3,600円 | 3,750円 | 4,300円 |
20GB | 4,850円 | 5,100円 | 5,550円 |
ネットつかい放題 | 2,200円 | 2,350円 | 2900円 |
DTI見放題SIM(7GB) | 2,430円 | ||
DTI見放題SIM・ルーターセット(7GB) | 3,696円 |
提供している料金プランは、データ通信専用SIM、SMS付きデータSIM、音声通話SIMの3種類です。
データ通信容量は、1GB~20GBまでが取り揃えられており、さらにネット使い放題のプランも提供されています。
データ通信の料金は他社と比較しても割安で、3GBプランや10GBプランの中には、業界最安値のプランもあります。どのプランを選んでも非常に安く業界最安値クラスの格安SIMと言えます。
そのほかにユニークなのが「DTI見放題SIM」と「DTI見放題SIM・ルーターセット」。それぞれについては以下で説明します。
DTI見放題SIM
プラン名 | 容量 | 月額基本料金 |
---|---|---|
DTI見放題SIM | 7GB YouTubeとTwitterは見放題 |
2,430円 |
DTI見放題SIM・ルーターセット | 7GB YouTubeとTwitterは見放題 |
3,696円 |
DTI見放題SIMは、データ通信専用SIMで、SMS付きSIMや音声通話SIMは選べません。またデータ通信容量は7GBとなっています。
特徴的なのが、ユーチューブとツイッターが見放題になるという点です。
ユーチューブとツイッターの通信によるデータ通信容量が、基本データ通信量(7GB)カウントされないサービスです。
また基本データ通信量を使い切ってしまった場合でも、ユーチューブとツイッターは見ることができます。
スマートフォンの利用がユーチューブでの動画閲覧やツイッターの利用に偏っている人にはお得で快適なサービスです。
ただしカウントを免れるのは公式アプリに限られるため、ブラウザなどからユーチューブやツイッターをした場合には基本データ通信量を消費するため注意が必要です。またツイッターのライブストリーミング動画なども基本データ通信量にカウントされます。
なお最低利用期間は設定されていません。
DTI見放題SIM・ルーターセット
DTI見放題SIM・ルーターセットは、データ通信専用SIMで、SMS付きSIMや音声通話SIMは選べません。またデータ通信容量は7GBとなっています。
このサービスでは、データ通信専用SIMカードに加えてWi-Fiルーターもセットになっています。
DTI見放題SIMと同様にユーチューブとツイッターのデータ通信容量は消費しないサービスです。
なお最低利用期間は24カ月に設定されており、契約解除料は最低利用期間の残月数×950円となっています。解約する場合には注意が必要です。
DTI SIMのお試しプラン
プラン名 | 1カ月目~6カ月目 | 7カ月目以降 |
---|---|---|
でんわ定額プラン 3GB | 1,480円 | 2,270円 |
データ半年お試しプラン 3GB | 0円 | 840円 |
データSMS半年お試しプラン 3GB | 0円 | 990円 |
初めてDTI SIMを利用する人向けのお試しプランが用意されており、特定のプランを利用すれば半年分の月額料金が割引されたり無料になったりします。
最大約1000円の割引を受けることができ、総合的には1000円 × 6カ月分 = 6000円程度の割引となります。
初めて利用する場合には、お試しプランから積極的に選びましょう。
おとくコールオプション
0円/月
月額料金0円で利用できる通話オプション。専用アプリ「おとくコール アプリ」を利用するか、0063を発信先電話番号の先頭に付けて発信することで、通話料が10円/30秒と通常の半額になります。
制限なく通話料を半額にできるため非常にお得なオプションとなっています。
おとくコール10オプション
820円/月
おとくコール10は、専用アプリを使った10分以内の国内通話であれば回数無制限で何度でも無料になるという月額820円のオプションです。
10分を超過した通話料に関しても、通常の半額である10円/30秒と非常にお得です。
他社と比較しても通話時間が長い割に料金が安いため非常にお得な通話オプションとなっています。
music.jpが使える
500円/月
日本最大級のエンタメ総合配信サイト「music.jp」を月額料金500円で利用できるサービスです。
初月が無料だったり、DTI SIM限定で2000円分のポイントがプレゼントされたり、月額500円で毎月640円分使えたり、毎月1500円分の動画ポイントがプレゼントされたりとお得に利用できます。
音楽、映画、動画、小説、マンガなどを楽しむことができるため、エンタメ好きな人はDTI SIMを利用するだけでエンタメをお得に楽しむことができます。
DTI SIM スマホレンタルオプションでiPhoneが使える
DTI SIMでは、月額料金を支払って端末をレンタルで利用することが可能です。
1年後には、新しい端末への変更、買取料金を支払って購入、もう1年間レンタル継続のいずれを選択することがでます。
新しい端末に変更して常に最新端末を利用するもよし、端末が気に入れば買い取って自分の端末にするもよし、様子を見るためレンタルを継続するもよしのオプションです。
動作確認済み端末
動作確認済み端末については、公式サイトの上部メニューの「サポート」の「動作確認済み端末」からご確認ください。
DTI SIMのメリット
DTI SIMには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
料金プランがシンプルで分かりやすい
DTI SIMの料金プランは非常にシンプルな構成になっています。
データ通信容量も1GB~20GBまで幅広く取り揃えられており、自分の状況に合ったデータ通信容量を選べるようになっています。
データ通信容量が細かく刻まれて設定されているため、無駄なく選ぶことができます。
データ通信料金が業界最安値
DTI SIMは、データ通信容量が業界最安値クラスの格安SIMです。
主要な格安SIMと比較しても十分な安さを実現しており、さらに一部のプランにおいては業界最安値となっています。
できる限り安く格安SIMを利用したい人にとっては魅力的なサービスとなっています。
データ通信無制限プランが業界最安値
データ通信容量が業界最安値だけあり、データ通信無制限プランにおいても業界最安値となっています。
データ通信容量を気にすることなく好きなだけデータ通信できるため、大容量のデータ通信を利用する人にとっては非常に嬉しいプランです。
ただし同じプランを利用しているユーザーと比較して著しくデータ通信容量を使った場合には、制限がかかるため注意が必要となります。
それでも安い値段でネットや動画をスマホで無制限に楽しみたい人はDTI SIMを選びましょう。
ユーチューブやツイッターが使い放題
データ通信容量の安さを生かしたサービスを展開しているDTI SIM。ユーチューブやツイッターがデータ通信容量にカウントされないユニークなプランを提供しています。
SNSのデータ通信容量をカウントしないサービスは他にもありますが、ユーチューブとツイッターだけながらプランの料金が安いのが魅力です。
今後、使い放題になるサービスも増える予定となっており、ますます注目を集めるプランと言えます。
専用アプリで通話料が半額になる
DTI SIMには、通話料が半額になる専用アプリがあります。
通話オプションに入るほど電話をしない人でも、月額0円で通話料を半額にできるため嬉しいサービスです。
オプションで10分間のかけ放題になる
データ通信に無類の強みを発揮するDTI SIMですが、通話においても健闘しています。
オプションの中には、月額820円で使えるかけ放題オプションがあり、このオプションを利用すれば10分以内の通話なら無料で回数無制限となります。
多くの通話は3分以内に終わるとされているため、5分という制限時間で十分に連絡することが可能です。
超過分に関しても通常の半額で通話できるため非常にお得です。
一部プランでは半年間の料金が無料になる
DTI SIMで提供されているお試しプランを利用すれば、月額料金が半年間にわたって割引になったり無料になったりします。
最大6000円分の割引となり非常に魅力的なプランであるため、初めてDTI SIMを利用する人にはお得なプランです。
通信速度が速い
気になるDTI SIMの通信速度ですが、格安SIMの中では比較的速い通信速度を維持しています。
データ通信料が安いことに加えて通信速度も十分に早いため、ストレスなくデータ通信を利用することができます。
速度制限を通知してくれる
データ通信を使いすぎると速度制限がかかるのが格安SIMですが、DTI SIMでは速度制限がかかる前にメールアドレス宛に通知がきます。
通知してくれることで利用者が制限前に使い方を改めることができます。
ナンバーポータビリティ(MNP)の不通期間がない
電話番号そのままに他社に乗り換えることができるMNPを利用すると、通常は切り替えが終了するまでに空白期間ができます。この空白期間は数日に及ぶこともあり、携帯電話が一切使えなくなります。
しかしDTI SIMでは、MNPの切り替え設定が可能となり即日切り替えに対応しているため携帯電話の不通期間がほとんど存在しません。スムーズに乗り換えることができるため、不便なく安心して乗り換えることが可能です。
余ったデータ通信容量が翌月に繰り越せる
DTI SIMでは、余ったデータ通信容量が翌月に自動的に繰り越しとなります。
そのためデータ通信容量に無駄がなく、総合的に安く格安SIMを利用することができます。
最低利用期間が短い
大手キャリアには、2年縛りなどの最低利用期間が設定されていますが、DTI SIMには音声通話SIMにのみ1年間の最低利用期間が設定されています。
利用開始月から12カ月を経過した月の末日までに解約または音声プラン以外にプラン変更した場合に、9800円の契約解除料が発生します。
ただし最低利用期間内に他の音声プランにデータ容量の変更を行った場合、契約期間は合算して計算し変更前プランの契約解除料はかかりません。
スマホ端末のレンタルサービスがある
DTI SIM スマホレンタルオプションを使うことで月額料金を支払うことで1年間のスマホのレンタルが可能です。
1年後には、レンタルしたスマホの変更、買取、レンタル継続などを選ぶことができ、自由度が高くなっています。
提供されているスマホは「iPhone 6s 16GB スペースグレイ」で、格安SIMであってもiPhoneを使うことができます。
DTI光とセットでお得になる
プロバイダーであるDTIの光回線サービス「DTI 光」と「DTI SIM」をまとめて契約すると、月額料金が割引となります。
DTIならではのお得なサービスとなっています。
DTI SIMのデメリット
データ通信料が非常に安いDTI SIMですが、どのような部分がデメリットとなっているのでしょうか。
通話し放題プランが弱い
でんわかけ放題オプションがあるため10分間の無料通話ができますが、10分を超える長時間の通話には対応していません。
アプリを利用することで通話料自体が半額となり、超過分に関しても半額になりますが、通話し放題オプションに幅がないため自分に合った時間のオプションを選べません。
ネットつかい放題プランなのに制限がある
気兼ねなくデータ通信ができるネットつかい放題プランですが、平均的な利用に比べて短時間に大量のデータ通信を利用すると制限をかけられる場合があります。
制限があるため、あまり無茶苦茶な使い方をしていると不便になる可能性があります。
なお通信制限がかかった場合には、通信速度が一時的に上下200kpbs以下に制限され、翌日の0:00に解除されます。
高速通信の切り替えができない
多くの格安SIMは高速通信を切り替えて低速通信を利用できる機能が付いており、この機能を使うことでデータ通信容量を節約することができます。
ところがDTI SIMには、高速通信と低速通信を切り替える機能が付いておらず、使いたくない場面でもデータ通信容量を使うことになり節約することができません。
高速通信と低速通信を切り替えられないことで速度制限に引っかかりやすくなってしまいます。
格安スマホがない
格安SIMを販売している会社の多くが同時にスマホ端末も発売しており、セット売りをして格安スマホとして販売しています。
格安スマホなら端末を別に購入するよりも割安で端末を手に入れることができるほか、月賦払いすることで初期費用を抑えることができます。
しかしDTI SIMでは、格安スマホが発売されていないため格安スマホの恩恵を受けることができません。
ただしスマホ端末のレンタルサービスが行われているため、格安スマホがないデメリットはレンタルサービスで補うことができます。
混雑時に通信速度が低下する
どんな通信サービスでも混雑すれば通信速度は低下してしまうものですが、DTI SIMも通信速度は下がります。
特に12時~13時の昼時、19時~21時の夜時にはどうしても回線が混み合うためネットの閲覧に時間がかかる場合があります。
キャリアメールが使えない
DTI SIMに限らず、ガラケーで利用されている「docomo.co.jp」「ezweb.ne.jp」「softbank.ne.jp」といったキャリアメールのアドレスは格安SIMでは利用することができません。
代替としてヤフーやグーグルが提供しているフリーメールを利用しましょう。
実店舗がない
申し込みは基本的にネット上で行う必要があり、実店舗を訪れてサポートを受けるといったことはできません。
ネット上での手続きが苦手な人にとってはマイナスの部分となります。
DTI SIMがオススメの人
次のような人には、DTI SIMがオススメです。
通話を中心に利用するユーザー
DTI SIMでは、通話料が半額になるアプリを提供しているほか、10分間のかけ放題オプションまで取り揃えられています。
価格設定も他社に負けておらず、10分という長い通話時間は多くの人を満足させられるものです。
通話を中心に利用するユーザーにとってピッタリな格安SIMといえます。
できるだけ安く格安SIMを手に入れたい人
業界最安値の水準を維持している格安SIMであるため、できるだけ安い値段で格安SIMを手に入れたい人にはオススメです。
料金プランによっては、半年間の割引も受けることができるためさらにお得に利用できます。
データ通信を気兼ねなく利用したい人
データ通信に強みがあるDTI SIM。値段が安いだけでなく通信速度は速くストレスなく利用できます。
特に大量のデータ通信を利用する人にとっては速度は非常に重要となり、データ通信の値段と速さを両立しているDTI SIMはその点において優れた格安SIMと言えます。
ユーチューブやツイッターをよく使う人
ユーチューブやツイッターのデータ通信容量がカウントされないユニークなプランを打ち出しており、ユーチューブやツイッターを多用する人はデータ通信容量を抑えることができます。
特にユーチューブは動画であるため大きなデータ通信容量を使いますが、その部分がカウントされないとなるとデータ通信容量を大幅に節約することができます。
まとめ
データ通信と値段が魅力的な格安SIMであるDTI SIM。通話オプションにも優れており、10分間のかけ放題オプションは多くの人が納得できるものです。
通話オプションが優れているだけでなく、データ通信に関しても業界最安値の水準を達成しており、安定した通信と安い値段を両立している数少ない格安SIMと言えます。
通話を中心に利用しているユーザーにとっても、大量のデータ通信を求めるユーザーにも最適な格安SIMといえます。