IIJmio(みおふぉん)の格安SIMのメリットとデメリットは?料金プランを速度と評判で比較
格安SIMを選ぶ際には、各サービスのメリットとデメリットを比較検討することがとても重要となります。
そこで今回は、IIJmio(みおふぉん)の格安SIMの料金プランのメリットとデメリットをまとめてみました。幅広いユーザーから指示されているIIJmio(みおふぉん)とは、どのような特徴を持った格安SIMなのでしょうか。
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IIJmio(みおふぉん)の運営会社ってどんなSIM会社?
IIJmio(みおふぉん)を運営しているのは、どのようなISM会社なのでしょうか。まずは運営会社から知っていきましょう。
IIJmio(みおふぉん)はインターネットイニシアティブ(IIJ)が運営
IIJmio(みおふぉん)はインターネットイニシアティブ(IIJ)という企業が運営している格安SIMです。
東証1部、米NASDAQにおいて株式公開を行っており、外資を除いて日本で最初に商用サービスを開始したインターネットサービスプロバイダ(ISP)でもあります。
設立20年以上の日本を代表する通信会社であり、IIJmio(みおふぉん)は信頼に足る格安SIMと言えます。
回線はドコモとauで選べる
多くの格安SIMは、通信網をNTTドコモかKDDIのauのどちらかで運営しています。
しかしIIJmio(みおふぉん)は、ドコモとau両方の回線を利用して格安SIMを運営しており、プランによって回線を選ぶことができます。
手持ちのスマーフォンに合わせて回線を選ぶことも、利用するエリア範囲に対応している回線を選ぶこともできるため、多くの人を満足させる格安SIMとなっています。
IIJmio(みおふぉん)の格安SIMの料金プラン
IIJmio(みおふぉん)の料金プランはどのようになっているのか。ドコモ系の「タイプD」とau系の「タイプA」に分かれており、さらにオプションもあるためひとつずつ見ていきましょう。
IIJmio(みおふぉん)の料金プラン「タイプD」
3GB ミニマムスタートプラン |
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パッケージ価格/ 初期費用 |
3,000円(税抜) |
データ通信専用SIM 月額料金 |
900円~(税抜) |
SMS機能付きSIM 月額料金 |
1,040円~(税抜) (月額料金:900円+SMS機能付帯料:140円) |
音声通話機能付きSIM (みおふぉん) 月額料金 |
1,600円~(税抜) (月額料金:900円+音声通話機能付帯料:700円) |
6GB ライトスタートプラン |
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パッケージ価格/ 初期費用 |
3,000円(税抜) |
データ通信専用SIM 月額料金 |
1,520円~(税抜) |
SMS機能付きSIM 月額料金 |
1,660円~(税抜) (月額料金:1,520円+SMS機能付帯料:140円) |
音声通話機能付きSIM (みおふぉん) 月額料金 |
2,220円~(税抜) (月額料金:1,520円+音声通話機能付帯料:700円) |
10GB ファミリーシェアプラン |
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パッケージ価格/ 初期費用 |
3,000円(税抜) |
データ通信専用SIM 月額料金 |
2,560円~(税抜) |
SMS機能付きSIM 月額料金 |
2,700円~(税抜) (月額料金:2,560円+SMS機能付帯料:140円/枚) |
音声通話機能付きSIM (みおふぉん) 月額料金 |
3,260円~(税抜) (月額料金:2,560円+音声通話機能付帯料:700円/枚) |
タイプDは、ドコモ系の回線を利用した格安SIMの料金プラン。多くのiPhone、iPadに対応しておりテザリングも可能です。
タイプDでは、データ通信専用SIM、SMS機能付きSIM、音声通話機能付きSIM (みおふぉん)の3種類が提供されています。またデータ通信容量に応じて3GB、6GB、10GBのプランが用意されています。
エリア範囲が広く安定しているドコモ回線を利用した格安SIMとしては、データ通信容量あたりの料金は低く設定されています。
IIJmio(みおふぉん)の料金プラン「タイプA」
3GB ミニマムスタートプラン |
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パッケージ価格/ 初期費用 |
3,000円(税抜) |
データ通信専用SIM 月額料金 |
タイプAでは提供しておりません。 |
SMS機能付きSIM 月額料金 |
900円~(税抜) |
音声通話機能付きSIM (みおふぉん) 月額料金 |
1,600円~(税抜) (月額料金:900円+音声通話機能付帯料:700円) |
6GB ライトスタートプラン |
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パッケージ価格/ 初期費用 |
3,000円(税抜) |
データ通信専用SIM 月額料金 |
タイプAでは提供しておりません。 |
SMS機能付きSIM 月額料金 |
1,520円~(税抜) |
音声通話機能付きSIM (みおふぉん) 月額料金 |
2,220円~(税抜) (月額料金:1,520円+音声通話機能付帯料:700円) |
10GB ファミリーシェアプラン |
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パッケージ価格/ 初期費用 |
3,000円(税抜) |
データ通信専用SIM 月額料金 |
タイプAでは提供しておりません。 |
SMS機能付きSIM 月額料金 |
2,560円~(税抜) |
音声通話機能付きSIM (みおふぉん) 月額料金 |
3,260円~(税抜) (月額料金:2,560円+音声通話機能付帯料:700円/枚) |
タイプAは、au系の回線を利用した格安SIMの料金プラン。一部のiPhoneにしか対応しておらず、iPhone、iPadのテザリングができません。iPhone、iPadを利用している人はできる限り対応しているタイプDを選びましょう。
タイプAでは、SMS機能付きSIMと音声通話機能付きSIM (みおふぉん)の2種類が提供されており、タイプDにあったデータ通信専用SIMはありません。それぞれデータ通信容量に応じて3GB、6GB、10GBのプランが用意されています。
タイプAのSMS機能付きSIMの月額料金は、タイプDのデータ通信専用SIMと同じであり、SMS機能付きSIMを比較するとタイプDよりタイプAの方が140円安くなっているのが特徴です。
データオプション20GB、30GB、50GBがある
料金プランでは、データ通信容量が最大でも10GBまでしかありませんが、データ通信容量を補うためのデータオプション20GB、データオプション30GBがあります。
データオプション20GBは月額3100円で20GB、データオプション30GBは月額5000円で30GBのデータ通信容量を上乗せできるというものです。
データオプション20GBとデータオプション30GBを同時に追加することも可能なため、最大50GBの上乗せが可能で、50GB(データオプション20GB+30GB)の料金は月額8100円となります。
タイプD、タイプA関係なくどの料金プランにもデータオプションは付けることができるため、例えばミニマムスタートプランの3GBにデータオプション30GBを付けて合計33GBにするということも可能です。
データオプションの組み合わせ次第で自由に大容量のデータ通信容量のプランを作り出すことができます。
データ通信容量あたりの料金については、業界でもトップクラスの低価格を実現しており、オプションのデータ通信容量は割安となっています。
みおふぉんダイアルで通話料が半額
月額料金0円の通話アプリ「みおふぉんダイアル」を利用することで、通話料を10円/30秒と通常の半額で通話することが可能です。
電話番号そのままに誰にでも電話をかえることができるアプリで電話回線を利用しているため途切れる心配もありません。国内通話だけでなく海外通話も32ヶ国一律10円/30秒となっているため、通話料を抑えることができます。
通話定額オプション
1回の通話が長い人向け | 1回の通話が短い人向け | |
月額料金 | 830円 (税抜) | 600円 (税抜) |
国内通話 | 10分以内の通話無料、超過時は10円/30秒 | 3分以内の通話無料、超過時は10円/30秒 |
同一契約間通話 (mioID) |
30分以内の通話無料、超過時は8円/30秒 | 10分以内の通話無料、超過時は8円/30秒 |
IIJmio(みおふぉん)には、2つの通話オプション「通話定額オプション」が用意されており、「みおふぉんダイアル」を利用することでそれぞれ決まった通話時間内なら月額料金を支払うだけで回数無制限で通話料が無料となります。
また家族間での通話では、無料通話できる時間が最大30分まで延長します。
月額600円で3分の通話が無料
600円/月
ひとつが月額600円で3分の通話が無料となるオプションで、回数無制限で誰とでも通話することができます。
さらに家族との通話では、無料通話の時間が10分まで延長されます。
月額830円で10分の通話が無料
830円/月
もうひとつが月額830円で10分の通話が無料となるオプションで、回数無制限で誰とでも通話することができます。
さらに家族との通話では、無料通話の時間が30分まで延長されます。
ファミリーシェアプラン
データ通信専用SIM
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SMS機能付きSIM
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音声通話機能付きSIM
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ファミリーシェアプラン 10GB |
2,560円(税抜)
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2,700円(税抜)~
(月額料金:2,560円+ SMS機能付帯料:140円/枚) |
3,260円(税抜)~
(月額料金:2,560円+ 音声通話機能付帯料:700円/枚) |
4~10枚目の SIMカード利用料 |
SIMカード1枚につき、400円(税抜)
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ファミリーシェアプランとは、1つのプランのデータ通信容量を最大10枚の格安SIMで分け合うというプラン。家族で契約することで、通信料金を非常に安く抑えることができます。
家族全員が初めてIIJmio(みおふぉん)を利用する場合には、ファミリーシェアプランで申し込むことで利用できます。
一方ですでに家族の一部もしくは全員がIIJmio(みおふぉん)を利用している場合には、会員専用ページの「プラン変更」から手続きすることで変更できます。
動作確認済み端末
動作確認済み端末については、公式サイトの上部「端末・セット」の動作確認済み端末からご確認ください。
IIJmio(みおふぉん)のメリット
魅力的な料金プランを取り揃えているIIJmio(みおふぉん)ですが、そのメリットはどのような部分なのでしょうか。
業界トップシェアの格安SIM
魅力的な料金プランを提供しているIIJmio(みおふぉん)は、常に格安SIM業界のトップシェア争いをしている格安SIM。多くの人に利用されています。
過去には「お客様満足度 No.1」を獲得しており、ユーザー数とアンケート結果がIIJmio(みおふぉん)のポテンシャルの高さを裏付けています。
料金が割安
IIJmio(みおふぉん)のデータ通信容量1GBあたりの料金設定は、他の格安SIMと比較しても割安となっています。業界トップクラスの安さを維持しており、総合的な料金は割安と言えます。
ユーザー数の多さは料金の安さが大きく影響しています。
通話料が安い
データ通信が安い格安SIMは通話料が高くなりがちですが、IIJmio(みおふぉん)では通話料も安く抑えることができる格安SIMです。
通常の通話は無料アプリ「みおふぉんダイアル」を利用することで半額にすることが可能となっています。
さらに「通話定額オプション」を利用することで、段階的に時間制限の無料通話を行うことができるようになっています。
多くの場合、通話は3分以内に終わるとされているため、長電話する場合を除けば通話利用が中心のユーザーのほとんどのニーズを「通話定額オプション」で補うことができます。
求める通話時間に合わせて細かくオプションを変えることができるため月額料金を抑えることができます。
ドコモとauの通信網を選べる
通信会社として20年以上の実績があるIIJmio(みおふぉん)は、ドコモ回線とau回線の両方を選ぶことができる数少ない格安SIM会社です。
ドコモ回線、au回線のどちらかの場合には、手持ちのスマートフォンによっては格安SIMが利用できないことも起こりますが、IIJmio(みおふぉん)は多くのスマートフォンに対応しています。
データ通信容量を翌月に繰り越せる
IIJmio(みおふぉん)では、今月使い切れなかったデータ通信容量を翌月に繰り越せるようになっています。
データ通信容量を翌月に繰り越すことで、無駄のないデータ通信ができます。
バースト転送機能を搭載している
低速通信でも、データ通信の開始から数秒間は高速通信となる「バースト転送機能」。情報量の少ないウェブサイトやSNSなどの利用なら、バースト転送機能でほとんどのデータをダウンロードするため、ネットが快適に利用できます。
IIJmio(みおふぉん)には、バースト転送機能が搭載されているため、データ通信容量を使い切って高速通信が使えなくなってもウェブサイトやSNSの閲覧はストレスなく行うことができます。
MNP(ナンバーポータビリティ)に対応
今使っているスマートフォンや携帯電話の番号をそのまま格安SIMでも利用できるMNPですが、IIJmio(みおふぉん)でも利用することができます。
電話番号を変えることなく格安SIMに乗り換えることができます。
スマホ端末とセットで購入すると安くなる
IIJmio(みおふぉん)では、格安SIMと一緒にスマホ端末を発売する格安スマホが提供されています。
格安SIMとセットで端末を購入することで通常より安く端末を手に入れることができます。
販売されている端末も最新の製品から人気の製品まで幅広く、選べる端末が多いことも嬉しいポイントです。
最低利用期間が短い
最低利用期間とは、期間内に契約を解除すると手数料や解約金が発生する制度。大手キャリアは2年縛りと呼ばれる2年間の最低利用期間が設定されていますが、IIJmio(みおふぉん)は最低利用期間が短くなっています。
IIJmio(みおふぉん)の場合は、データ通信専用SIMにおいては最低利用期間がありません。
音声通話対応SIMは最低利用期間が1年となっており、利用月数に応じて「音声通話機能解除調定金」の名目で解約金が発生する仕組みとなっています。
IIJmio(みおふぉん)のデメリット
通話もデータ通信も安く魅力的なプランが揃っているIIJmio(みおふぉん)ですが、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
料金プラン最低料金が低くない
他社の格安SIMの中には、データ通信SIMが月額300円以下で利用できる料金プランを提供しているものもあります。
一方でIIJmio(みおふぉん)は、ボリュームゾーンをしっかりと押さえているものの最も少ないデータ通信容量は3GBとなっており、音声通話機能付きSIMなら1600円からとなっています。
データ通信容量が3GGBも必要ない人にとっては、IIJmio(みおふぉん)は選びにくい格安SIMとなっています。
完全通話無料オプションがない
最長10分までは通話無料オプションを揃えているIIJmio(みおふぉん)ですが、完全に無料となる通話オプションは揃っていません。
長電話が多い通話のヘビーユーザーは満足させられません。
通信速度は速くない
しっかりとした通信設備を備えており、通信会社としても老舗のインターネットイニシアティブが運営している格安SIM「IIJmio(みおふぉん)」ですが、通信速度は決して速くありません。
ユーザー数が多いためか通信速度が遅くなることもあり、回線速度については格安SIMの中では中間程度の位置にあると言えます。
混雑時に通信速度が低下する
どんな通信サービスでも混雑すれば通信速度は低下してしまうものですが、IIJmio(みおふぉん)もユーザー数の多さが影響しているのか通信速度は大きく下がります。
特に12時~13時の昼時、19時~21時の夜時にはどうしても回線が混み合うためネットの閲覧に時間がかかる場合があります。
キャリアメールが使えない
IIJmio(みおふぉん)に限らず、ガラケーで利用されている「docomo.co.jp」「ezweb.ne.jp」「softbank.ne.jp」といったキャリアメールのアドレスは格安SIMでは利用することができません。
代替としてヤフーやグーグルが提供しているフリーメールがあるため、そちらを利用しましょう。
実店舗がほとんどない
IIJmio(みおふぉん)を実店舗で取り扱っているのは一部の大手家電量販店にとどまっており、ネット上での契約が基本となっています。
そのためネットが苦手な人や実機を利用してから契約したい人には実店舗がないことが不便となります。
IIJmio(みおふぉん)がオススメの人
IIJmio(みおふぉん)を利用すべき人は、どのような人なのでしょうか。
通信料金を抑えたいライトユーザー
通信料金が安く魅力的なプランが取り揃えられているため、ライトユーザーにはピッタリの格安SIMです。
3GBの「ミニマムスタートプラン」なら月額料金も1600円と安く許容範囲内。データ通信容量が3GBあり、ライトユーザーには十分なデータ通信容量が確保されています。
さらにアプリを使えば通話料を通常の半額にできるため、ちょっとした通話の料金も抑えることができます。
データ通信容量がさらに下がる代わりに数百円安い他社の格安SIMの料金プランも存在しますが、数百円をケチるくらいなら通話料を抑えることができてデータ通信容量を3GBを確保して1600円に抑えているIIJmio(みおふぉん)の方が、使い勝手などを考慮するとコストパフォーマンスが高いかもしれません。
大容量のデータ通信容量を確保したいヘビーユーザー
オプションを加えるとデータ通信容量を最大60GBまで増やせるIIJmio(みおふぉん)。これだけのデータ通信容量を確保できる格安SIMは多くありません。
ライトユーザーだけでなくヘビーユーザーも満足させるのがIIJmio(みおふぉん)です。
よく通話を利用する人
通話定額オプションが揃えられているため、月に複数回にわたって長電話をするユーザー以外なら満足できる格安SIMです。
また通話定額オプションは2段階になっているため、細かなユーザーのニーズに応えることが可能。他社の通話定額オプションと比較しても価格が安く通話できる時間も長いため、通話利用のユーザーにはオススメです。
家族で利用する人
IIJmio(みおふぉん)は、多くのユーザーのニーズに応えられる格安SIMとなっているため、利用状況が多岐にわたる家族全員の要望にも応えることができます。
ファミリーシェアプランを使えば、家族全体の通信料を総合的に抑えることができ、同時に家族の利用状況に合わせてプランを組み立てることができます。
まとめ
通話にもデータ通信にも強いIIJmio(みおふぉん)。料金が安いだけでなく、老舗の通信会社が運営していることもあり安心感が違います。
コストパフォーマンスが高く多くの人を満足させられるサービスを提供していることは明白で、それが業界トップシェアとお客様満足度にもつながっています。
どの格安SIMを選ぶべきか迷っているなら、IIJmio(みおふぉん)を基準にして他の格安SIMと比較すると最適な格安SIMを見つけることができます。