引っ越しの失敗例から学ぶ後悔しない物件選びのポイントとは?

   

後悔・失敗して頭を抱える女性

しっかり内覧まで済ませて引っ越しを行い新居で新生活をスタートさせたのに、いざ住んでみると思わぬ問題が発生したというのは、引っ越しをたくさんしている人なら経験していることです。中にはせっかく引っ越したのに、すぐに退去しなくてはいけない深刻なケースもあります。

そこで今回は、引っ越しの失敗例から学ぶ後悔しない物件選びのポイントをご紹介します。

後悔しない物件選びの周辺環境の注目ポイント

物件を選ぶ際には、物件そのものと物件の周辺環境の2つを考慮する必要があります。まずは周辺環境で失敗しやすい注目ポイントを見ていきましょう。

近くに商店がある

マンションの1階にコンビニがあれば便利ですが、暮らしてみると問題点にも気付きます。

コンビニをはじめとした24時間営業の店や深夜まで賑わっている店は、人の出入りが多く騒音問題を引き起こすことが多々あります。深夜ということもあり、客たちにはお酒が入っており、大きな音を立てたり声を出すことも少なくありません。

また居酒屋やスナックが近所にある場合には、漏れ出たカラオケの音や配送のためにやってきたタクシーの音で深夜までうるさいことがあります。

そのほかにも、焼く肉屋やカレー屋といった匂いの強い食品店は、匂いが問題なることもあります。不衛生な店があれば、ゴキブリやハエといった害虫が大量に発生して家に侵入する場合もあります。

駅が近い

駅が近いことは物件選びで最も重視されるべきことですが、近すぎるのも問題です。

商店同様に駅は人通りが多く騒音の問題を抱えています。昼間には気にならない音でも夜になるとよく聞こえることがありますが、電車が走る音も響くため眠りの妨げになることがあります。

近くに公園がある

近くに公園があれば子供たちを安全に遊ばせることができますが、近すぎると問題を起こします。

公園で遊ぶ子供たちの声は大きく昼間には騒音に悩まされることがあります。また夜には不審者が出没する最高のスポットになってしまうことがあります。

公園には見知らぬ人が集まってくることを考えると、公園の周囲は不審者に気付きにくい環境であると言えます。

また砂地があり植物の多い公園では、砂ぼこりが舞い上がり家に押し寄せることがあります。そのほかにも公園の虫が家にやってきて悩まされることも少なくありません。

近くに学校がある

子供たちを通わせる学校が近くにあれば便利なように思えますが、実際に暮らしてみるとさまざまな問題が起こります。

一つは騒音問題。「子供たちの声がうるさいんでしょ?」と思う人も多いでしょうが、子供たちの声はそれほどうるさくありません。それよりも問題なのが、チャイムの音とイベントで流される音楽です。

チャイムの音は定期的に起こり、学校の隅々まで聞こえるボリュームで流されるため近隣の家にも十分に届きます。起床時間が遅ければ、眠っているときにチャイムで起こされることも少なくありません。

また校内放送の音も非常に大きく、不定期に流されるためストレスになる場合があります。さらに運動会や文化祭があれば、一日中、大ボリュームで音楽が流され続けることもあり、家にいればかなりの苦痛を強いられます。

二つ目の問題が、学校の周辺を徘徊する子供たちです。

学校の風紀にもよりますが、問題児の多い学校が近くにあれば、子供たちから被害を受ける場合があります。

また自動車に乗っていれば、子供たちの登下校時間には道路を埋め尽くした子供たちに通行を邪魔されることもあります。

三つ目の問題は、学校のグラウンドの砂です。公園と同様に風で舞い上がった砂ぼこりで家や洗濯物を汚す被害が出ますが、公園よりも校庭は広いため飛んでくる砂の量もハンパではありません。

緑が多い

緑が多い環境は暮らしていて気分が良いものですが、臭いや虫が問題になりやすいポイントです。

植物が多い場所は基本的に害虫が発生しやすい場所です。害虫被害が増えることは覚悟しなくてはいけません。

また海や川などが近くにあると、特に暑くなる夏場には臭いがやってくることがあります。冬場などには気付きにくいため注意が必要です。

時間や季節によって環境が変化する

冬場には問題なかったのに夏場になると急に川がドブ臭くなるように、時間帯や季節によって環境が変化することがあります。

例えば、日当たりも夏場と冬場では大きく変わり、害虫も大発生するタイミングは時間や季節に大きく影響します。

そのほかにもイベント会場や観光地が近くにあれば、生活道路だった場所が定期的に大渋滞を引き起こすといったことも起こります。

時間や季節によって環境が変化することを念頭に置いて物件をチェックする必要があります。

近隣住民や大家に問題がある

どれだけ周辺環境が素晴らしくても関わらざるを得ない隣人に問題があれば最悪の環境となります。

几帳面すぎる大家さんや問題を起こしそうな近隣住民がいる場合には、引っ越しすることはオススメできません。

後悔しない物件選びの物件の注目ポイント

周辺環境で注目すべきポイントが分かったところで、今度は物件の注目ポイントを見ていきましょう。

壁が薄い

物件選びの失敗の定番である薄い壁です。壁が薄いと音が通りやすく騒音からご近所トラブルへと発展することも少なくありません。

壁が薄いとこちらの音が周囲に聞こえるだけでなく、周囲の音がこちらにも伝わってくるため双方に大きなストレスとなります。

どの程度、音が響くのかを物件選びの際にしっかりチェックしておきましょう。

水圧が弱い

水圧が弱いというのもよくある話です。

水圧は時間帯によって変わることがあり、多くの人が水を使う時間帯には水圧が弱まります。

内覧の際に水圧が強いからといって自分が生活の中で水を使うときに水圧が強いとは限りません。

通路が狭い

部屋ばかりに気を取られて、廊下やエレベーターなどの通路を見ていないと思わぬ落とし穴に落ちることがあります。

家具の搬入の際には、家具が大きすぎて通路を通らないということが起こります。また日常的に利用する通路が狭いとストレスになることもあります。

部屋だけでなく、そこに至る道もしっかりと確認しておきましょう。

設備が壊れている

しっかりとチェックせずに引っ越してから、いざ使おうと思ったら設備が壊れていたなんてことが起こると悲劇です。

基本的には、物件の設備が大家に修繕義務があるため費用を負担することはないでしょうが、真夏に引っ越してエアコンが修理されるまで使えないなんて笑えません。

引っ越し後に使うであろうあらゆる設備は、不備がないかしっかりと確かめておきましょう。

高所にある

部屋の内覧をするときには、多くが自動車で不動産業者に送迎してもらうため気付きにくいポイントです。

高所にある物件は、外出すると常に坂と格闘することになります。毎日、坂道や階段を上り下りするのは足腰に良いかもしれませんが疲れてしまいます。

実際に駅までの道のりを歩いてみるなどして、どの程度の勾配があるのかを知っておくことは大切です。

公共料金が高い

プロパンガスの物件は都市ガスの2倍程度かかります。

物件によっては公共料金も大きく変わる場合があるため、家賃が安くても相殺されてしまうことがあります。

家賃だけでなく公共料金を含めたトータルの支出を念頭に物件選びをしましょう。

事故物件だった

事故物件とは、何らかの原因で前居住者が死亡した経歴のある物件のこと。幽霊や心霊現象は科学的には証明されてはいませんが、わざわざ事故物件に住みたい人はいません。

ありえないくらい家賃が安い場合には、事故物件の可能性を疑いましょう。

事故物件は心理的瑕疵(精神的に問題や欠点のある物件)とされており、宅地建物取引業法の重要事項説明(不動産屋さんが物件を仲介する際に必ず説明する項目)で説明が義務付けられていますが、リフォームなどを経た過去の事故物件については説明する必要はありません。

そのため疑わしいときには自分で確かめる必要があります。

そのほかにも事故物件に近い事例が、家の近くにお寺や墓地がある場合。昼間には怖くなくても夜になると怖くなることがあるため苦手な人は注意しましょう。

害虫や害鳥が多い

物件自体に住み着く害虫については、ちょっと内覧しただけでは分かりません。

そこでキッチンシンク下の棚、お風呂場のシンク下の棚など、害虫がいそうな場所をチェックしましょう。押し入れの奥や棚の中などにフンなどの形跡が残されていれば注意が必要です。

またベランダに鳥のフンなどが落ちていれば、ハトやカラスが多い可能性が高いです。害虫同様に注意しなくてはいけません。

まとめ

引っ越しをしてみないと物件の欠点はなかなか見えてきませんが、イチかバチかで引っ越ししていてはギャンブルをするようなものです。

そのため新居を決めるときには、時間帯や季節をずらして何度も足を運び、問題になりそうなポイントをチェックしましょう。

「これはなんだか怪しいぞ?」と引っかかった物件は、条件が良くてもとりあえず考え直して見ることが大切です。

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