ファスナー・チャックが外れたときの直し方とは?動画で分かる壊れても簡単に修理する方法!

   

壊れたファスナー・チャックの直し方

ファスナー・チャックが壊れて困ってしまったことは誰にでも一度はあるはず。壊れ方はさまざまで、引き手が生地を噛んだり、引き手が外れた、引き手部分以外が外れたりなどの症状があります。

そこで今回はファスナー・チャックが外れたときの直し方をご紹介します。動画を見れば、壊れても簡単に修理する方法が分かりやすいです。



Amazonが送料無料になる秘密の裏技とは?

ファスナーやチャックの基本

ファスナーやチャックの直し方を知る前に、ファスナーやチャックについて理解しておきましょう。構造などが理解できれば、直すときにも役立ちます。

ファスナー、チャック、ジッパーって何?

ファスナーとは、衣類などに用いる留め具のうち、何度でも自在に開け閉めできるもの。問題が起こりやすいのは、中でも線ファスナーです。

商標から「ジッパー」や「チャック」とも呼ばれる線ファスナーは、線上に並んだ務歯(エレメント)が引き手(スライダー)によって噛み合うことで両側を固定するものです。一般的に、ファスナーと呼ばれるものは、線ファスナーを指します。

プラスチック製と金属製のファスナー

ファスナーに使われる素材は、大きく分けてプラスチック製と金属製があります。

金属製はペンチなどを使って曲げたりこじ開けたりすることができますが、プラスチック製ファスナーな金属のように曲げることができません。そのため修理が非常に難しくなります。

ファスナーが壊れる原因の多くはスライダーの変形に原因があり、プラスチック製では自由に形を変えるのが難しくなります。プラスチック製のファスナーを直したい場合には、あまり無理をせずに修理や交換をするのが無難です。

ファスナーの壊れ方いろいろ

ファスナーは、エレメントとスライダーが働くことによって動く複雑な機構であるがゆえに、壊れ方もさまざま。壊れ方の例をご紹介します。

スライダーが生地を噛む

スライダーがエレメントだけでなく生地を噛むと引っかかって動かなくなります。防寒着などでは、生地がエレメントを覆って隙間風を防ぐように作られているため、生地を噛むことが増えます。

スライダーが動かなくなる

スライダーがエレメントに噛んでしまい、スライダーが動かなくなる状態。引っかかっているため強引に動かそうとするとスライダーやエレメントが壊れます。

エレメントがずれる

本来なら噛み合っているべきエレメントが左右でちぐはぐになり、ずれてエレメントが閉じます。最後までスライダーを動かしてエレメントを閉じると、一方のエレメントが余った状態になります。

エレメントが開く

本来ならスライダーを滑らせると閉じるはずのエレメントが、閉じずに開いた状態になります。

スライダーがエレメントから外れる

スライダーがエレメントから外れることは多く、エレメントの一方だけが外れたり、スライダーがエレメントから完全に取れてしまったりする場合があります。

ファスナーの直し方

ファスナーの壊れ方が理解できところで、それぞれの直し方をご紹介します。

スライダーが生地を噛む

最もよくファスナーが壊れるパターンが、スライダーが生地を噛む場合です。急いで閉じたり開いたりすると、よく起こります。

1.まずは生地を引っ張る

スライダーが生地を噛んだときには、スライダーを強引に動かさずに生地を動かしてみましょう。

この時、生地はできるだけエレメントにくっつけてスライダーの隙間を通すイメージで引っ張ります。また生地がたるんでいることも生地を噛む原因となるため、生地はピンと張った状態にします。

2.スライダーを動かす

生地を動かしても外せない場合には、スライダーを動かします。スライダーが生地を傷めないように慎重にゆっくりと確認しなが動かすのがポイントです。

3.マイナスドライバーを使う

どうしても生地がスライダーに噛んで動かない場合には、マイナスドライバーを使います。

使い方は、スライダーの隙間にマイナスドライバーの先端を突っ込んで、てこの原理で広げるだけです。広げた隙から生地を引っ張り出せば直せます。

スライダーは「コ」の字の形をしているため、マイナスドライバーを使えば簡単に広げることができます。またマイナスドライバー以外にも先端が鋭くて硬ければ代用することが可能。スライダーが硬い場合には、ドライヤーなどで少し温めると動かしやすくなります。

生地を外した後には、広がったスライダーの隙間はペンチなどで挟んで元通りに戻しておきましょう。広がったままだと、再び生地を噛む可能性が高ります。

スライダーが動かなくなる

スライダーが動かなくなるのもよくあるファスナーの故障。無理に動かさずに対処法を試していきましょう。

1.元に戻す

スライダーがそれ以上動かない場合には、生地を噛みそうになっている可能性があります。さらに進めると生地を噛む可能性があるため、とりあえず元に戻してみましょう。

2.生地を引っ張る

生地がたるんでいる場合には、上手くエレメントがかみ合わずにスライダーが進まなくなることがあります。スライダーがエレメントを捉えやすいように、生地を引っ張ってピンと張った状態で動かしてみましょう。

3.潤滑油を使う

スライダーが動かなくなる原因はさまざまですが、滑りを良くすることで解決することができます。生地が噛んだ場合にも有効な手段です。

潤滑油となるのは、鉛筆、固形石けん、ワセリン、リップクリームなどで、スライダーとエレメントに塗ることで動くようになる場合があります。

動く限界のポイントまでスライダーを動かしたら、エレメントに潤滑油を塗ります。少し戻したら濡れていないポイントにも潤滑油を塗り、再びスライダーを動かして潤滑油を塗り、これを繰り返していきます。少しずつ動く範囲が広がり、最後は全てがスムーズに動くようになります。

ただしこの方法には注意点があり、潤滑油が生地を傷めないことを確認することが大切です。またファスナーが直った後に、素早く洗濯するのも大切なポイントです。

エレメントがずれる

エレメントがずれてしまい、開いたり閉まったりするものの生地が余ることが起こります。

1.余っている生地を引っ張る

まずはエレメントが余っている片方だけの生地だけを引っ張り、両方のエレメントの位置を直します。

エレメントがずれるのは、スライダーが開いたり摩耗したりして緩くなっているため起こることで、一方のエレメントだけが空回りするとずれます。そのため引っ張ることでエレメントとスライダーを正しい位置に置きます。

2.エレメントが動かないならスライダーを開く

生地を引っ張っても動かず、長さを調節できない場合にはスライダーをマイナスドライバーなどで開きましょう。

スライダーの開き方は、「コ」の字型となっているスライダーの隙間にマイナスドライバーを突っ込んで、てこの原理で隙間を大きくするだけです。隙間が広がればエレメントは動きます。

もし隙間を広げてもエレメントが動かない場合には、さらに隙間を広げてスライダーを完全に外してしまいましょう。

3.スライダーを直す

エレメントとスライダーの位置が直り、完全にずれが解消されたら、最後にペンチでスライダーを挟んで隙間を狭め、スライダーが空回りしないようにしましょう。

スライダーが直れば、エレメントがずれてしまうことを防ぐことができます。

エレメントが開く

閉じたはずの部分が開いてしまい全く閉まらなくなってしまったファスナーは、どのようにして直せばいいのでしょうか。

1.スライダーをペンチで挟む

エレメントが開くのは、摩耗や変形によってスライダーが緩くなっていることでエレメントを噛み合わせられなくなることが大きな原因です。

そこで、ペンチを使ってスライダーを挟み、「コ」の字型のスライダーの隙間を締めるだけで簡単に直すことができます。

2・エレメントを整える

多くの場合はスライダーに原因がありますが、エレメントに原因がある場合もあります。

エレメントが曲がっていたり、外れていたりするとスライダーに問題がなくても噛み合わせが悪くなり、問題点に力がかかるとその部分から外れてしまうことがあります。

この場合には、エレメントを確認して問題のある部分をペンチなどで整えることで噛み合わせを良くしてエレメントが開くのを防ぐことができます。

スライダーが片方のエレメントから外れる

エレメントから片方だけスライダーが外れ戻せなくなる場合があります。

1.エレメントを折り曲げて強引にスライダーを入れる

まずはエレメントを生地ごと折り曲げます。生地を折り曲げるとエレメントの金具の隙間を広げることができます。

この隙間部分にスライダーを押し込み、強引にスライダーとエレメントを噛み合わせます。

2.スライダーを広げる・外す

エレメントの金具の隙間にスライダーが入らない場合には、スライダー側の隙間を広げてエレメントにはめ込みましょう。はめ込んだ後は、スライダーをペンチで挟んで隙間を狭めます。

またそれでも上手くいかない場合には、スライダーを完全に外してしまう方法もあります。スライダーの隙間をマイナスドライバーなどで大きく広げれば可能。完全に外れたら、エレメントを合わせて両方のエレメントが噛みあうようにスライダーをはめ込みペンチで挟んで固定します。

3.エレメントの留め金を外す

スライダー側ではなくエレメント側に手を加える方法です。

エレメントは留め金などでスライダーが外れないようになっていますが、この留め金を外すことでスライダーを入れ込む隙間を作ります。

エレメントの留め金を外してスライダーを復帰させて噛み合わさるようにしたら、再び留め金を付けて外れないようにします。

この方法では、留め金を外すだけでなく生地に手を加える必要性も出てくる場合があり、縫製技術が必要になるケースもあります。縫製技術がなければ、エレメント側ではなくスライダー側を開く方が無難です。

スライダーがエレメントから完全に外れる

エレメントからスライダーが完全に外れてしまった場合には、どうすればいいのでしょうか。

1.スライダーをはめる

スライダーとエレメントが完全に外れた場合には、スライダーの「コ」の字型の部分を大きく広げ、エレメントにはめ込みます。そしてペンチでスライダーを締めれば直ります。

最も直すのが難しそうですが、完全に外れた方が小細工が不要で案外、簡単に直すことができます。

エレメントの留め金を外して直す方法もありますが、スライダー側から直す方が簡単なためオススメしません。

まとめ

ファスナーが壊れることはよくありますが、ファスナーが壊れるといってもさまざまなパターンがあり、対処法が異なることが分かりました。

スライダー側とエレメント側では、圧倒的にスライダー側を工夫する方が楽なため、第一にスライダー側から直す方法を模索しましょう。

またファスナーの素材は金属だけでなくプラスチックがあり、プラスチックは変形に弱いため直すのには苦労します。スライダーやエレメントを変形させる方法はプラスチック製ファスナーでは使うのが難しいため注意しましょう。

 - ライフハック・ノウハウ, 修理 , , , , , , , , ,